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コリアン情報ウィークリーNo:38(2004.06.21)

行政首都移転をめぐって与・野党攻防

北東アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
北東アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calenderカレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
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 Calenderカレンダー 

 

6月14日()

 金大中氏「対北送金の捜査すべきでなかった」

6月15日()

 竹島に初の定期遊覧船-韓国

6月16日()

 23−26日の北京開催発表 6カ国協議で中国

6月17日()

 多国間のエネルギー支援提示も=北朝鮮の核放棄が前提−米高官

6月18日()

 ウリ党「イラク追加派兵に同意」で意見まとめる

6月19日()

 在韓米軍削減で合意目指す 9月末に米韓国防相会談

 


Government
政府、政党

 
行政首都移転をめぐって与・野党攻防


盧武鉉大統領が18日記者懇談会で、国民投票の実施可否を国会の決定にしたがうと明らかにしたことによって、国会、厳密に言えば、ハンナラ党に難しい「宿題」を投げたことになった。

盧大統領のこの日の発言にはいろいろな布石が敷かれているものと見られる。

まず、国民投票の実施が事実上不可能だという点を迂迴的に明言したことである。

盧大統領は、この日、国会が国民投票を決定するためには、「行政首都特別法」を廃棄する等の法的拘束力ある手順を踏むべきだとの点を強調した。

国会が国民投票を決定するためには既存の特別法の廃止案や修正案を議決するか、与野が政治的に合意し、国民投票要求の決議案を出す等の方法がある。

だが、ウリ党が国会の過半数を占めている状況で、特殊な状況が生まれない限り、現実的には不可能だ。

大統領府の高位関係者は「国会に任せるという大統領の発言は、国会が積極的に国民投票の実施可否を議論してくれという趣旨ではない」とし、「既に 法が通過された状況で、国民投票の実施が難しいという点を明確にしたこと」だと話した。



「8月初、ザイトン先発隊9百人イラク派兵、本隊は8月中旬頃」


政府は18日、イラク派兵韓国軍である ザイトン先発隊を8月上旬に派兵することを決定して、本隊は8月下旬から9月初の間に派兵することを決定した。

国防部スポークスマンは、この日、「派兵部隊の装備、物資輸送及び現地の駐屯施設準備に必要な期間などを考慮し、このように決定した」としながら、「後発隊は本隊が定着した後に出発する計画」だと話した。

イラク南部のナシリアで再建活動を行なっている徐煕部隊は、7月中旬、ザイトン部隊の派兵地である北部クルト族 自治地域であるアルヒルに移動、敷地 整理、警戒施設設置、宿営地建設任務などを担う。

8月上旬に派兵される先発隊は、総9百余名の規模で、運転兵、警戒要員、統制のための指揮人員で構成され、本隊は1千百余名規模で、ザイトン部隊の師団本部が設置されるアルビル空港近隣 のラシキに駐屯し、都市再建活動を支援して、一部兵力は北西側のスワラシの方に移動し,ザイトン部隊の派兵を準備する計画だ。


金大中氏「対北送金の捜査すべきでなかった」


金大中(キム・デジュン)前大統領は「対北送金に対する特別検事捜査は、それ自体やってはならないことだった」とし、現政権の特検受け入れが誤っていると強く指摘した。

金前大統領は今月12日、金大中図書館でMBCの時事番組『PD手帳』と行ったインタビューで、「国政を遂行していれば、外部には知らせられない多数の問題がある」とし、「これを一々特別検事が捜査し、問題視すれば、国政は難しくなる」としながら、このように述べたと、同番組の制作陣が14日明らかにした。

金前大統領は特に、特検捜査の結果明らかになった政府支援の1億ドルの性格について、「1億ドルを提供しようとしたのは事実だが、実定法では難しい部分があり、政府レベルでは提供できなかった」とし、「現代(ヒョンデ)が通信に関する権利を北朝鮮側から提供される対価として支払ったと聞いている」と説明した。





Mass
世論、市民運動

「派兵は親米事大主義的行為」、韓総連(大学生連合)ウリ党代表室の前で示威


韓総連の「占拠篭城代表団」は、19日、「派兵党論の撤回のためのウリ党議長の事務所占拠座り込みへの突入」という題目の声明書100余枚を配り、「ウリ党は派兵党論を撤回しろ」などのスローガンを叫んだ。

彼らは声明書で「国民の意思に反する イラク派兵を党論に決定したウリ党に 憤慨する」としながら、「ウリ党が派兵党論を撤回するまで、党論確定のもっとも大きい責任を負っているシン=ギナム議長の事務所で無期限占拠座り込みに突入する」と占拠座り込みの理由を明らかにした。

彼らは特に、「名分と実益はおろか、 自国民の生命だけを威嚇する戦争で、各国が手を引いているこの時、唯一に韓国政府だけが派兵方針を曲げない理由は何か」と反問しながら、「韓米同盟のために派兵を強行してしまうということは親米事大主義的な屈従行為だ」として抗議した。




保健医療労組ストライキ、十一日目続く


保健医療労組の合法的なストライキが 十一日間続いている中で、労使両側が 20日午後、中央労働委員会で終盤の意見調律にたつことで、病院ストライキ事態が最大の坂を迎えている。

病院労使は、午後2時、中労委で週5日勤務制と非正規職問題などに対して集中交渉を行なう計画だ。

また、生理休暇の有給化と年・月次休暇の金銭補償、賃金引上げなどの細部 争点に対しても折衝を試みる予定だ。

中労委は、この日の労使両側の自律交渉を見守った後、合意点を見出されない場合、仲裁案をだす方針だ。

仲裁案が労使両側によって受入れられない場合、中労委は直ちに職権仲裁に 回附することとみられ、職権仲裁に負担を感じている労使両側が終盤の別途の妥協を引出す可能性も考えられている。

これに伴い、この日の交渉が今回の病院ストライキの最大分水嶺になることと観測されている。





NorthKorea朝鮮の動向

国連-北朝鮮「エネルギー・経済物資の長期支援の論議」



国連が北朝鮮にインフラ整備を含んだ 長期的支援をする方案を本格的に検討することに両側が合意したと〈共同通信〉が20日、外交消息筋の話を引用し、報道した。

消息筋によると、コフィアナン国連事務総長の特使で、先月中旬北朝鮮を訪問したモリスストロン事務次長が、金正日国防委員長と会って、国連がエネルギーと経済分野の本格的な長期支援策を検討することに原則的に合意したと伝えた。

金委員長はこの席で、国連支援の実效性を高めるために、いままで外側に公表しなかった北朝鮮の経済実像を支援履行段階で国連に公開するという意向をあきらかにしたという。



金正日委員長 「竜川を21世紀の見本に」



金正日国防委員長は、去る4月22日、平安北道竜川で起きた「思いがけない 事故」を転禍爲福にするため、竜川を最新式模範郡に建設するように指示したと伝えられた。

竜川郡の農機具工場の金ヨンチョル支配人と、平壌の金マンユ病院の李ドンチュン副院長は、19日 <中央テレビ> 放送に出演し、金委員長が「竜川で起きた思いがけない事故の報告を受けて、誰より胸痛く感じながら、竜川を21世紀の見本郡として、そして、社会主義の鮮京に建設するため、雄大な設計図をくださった」と話した。

金支配人は、「一番大きい被害を被った駅前は、一層大きく雄壮に建設されている」としながら、△3階建物だった竜川小学校を4階に建てる計画 △高等農業専門学校教師と寄宿舎はほとんど 完工段階にいて △既存の生活家は現代的アパートが建設されていると説明した。



38
号 200406月21日 行政首都移転をめぐって与・野党攻防
37号 200406月14日
 反世界経済フォーラム(WEF)アジア会議抗議、日本市民など1万余名参加
36号 200406月07日
 駐韓米軍縮小交渉公式開始
35号 200405月31
 移住労働者集会、強圧的な取締りと強制追放に抗議
34号 200405月24
 良心的兵役拒否「無罪宣告」、国防部・検察反発
33号 200405月17
 盧武鉉大統領弾劾棄却…職務復帰
32号 200405月10
 「弾劾審判」宣告切迫…憲裁「激論中」
31号 200405月03
 114周年メーデー行事、非正規的差別の撤廃声高い
30号 200404月26
 政府、まず北朝鮮に百万ドルの生必品と医薬品支援
29号 200404月19
 民主労働党、「イラク派兵撤回推進」、17代国会の初の争点として浮上
28号 200404月12日
 揺れるウリ党支持「一日1.5%ずつ下落、ソウル-嶺南接戦」
27号 200404月05
 追い風民主労働党… 社会団体関係者相次いだ支持表明
26号 200403月29
 「弾劾無効」 最後の光化門ろうそく集会、8万人参加
25号 200403月22
 「書き直した韓国民主主義の歴史」
24号 200403月15
 「弾劾無効-民主守護」デモ、全国で「ろうそく示威」行進
23号 200403月08
 2野党、大統領の弾劾推進
22号 200403月01
 首都圏で総選挙勝負
21号 200402月23
 盧大統領就任1周年世論調査、「間違った」 42.2%、「良くやった」13%
20号 200402月16
 扶安(ブアン)、核廃棄場の住民投票「反対 91.8%」
19号 200402月09
 総選挙連帯、非推薦名簿66人発表
18号 200402月02
 「働き口を創出するために社会的大妥協、2月中旬まで推進」
17号 200401月26
 国連、北への食糧救護2〜3月中に中断危機
16号 200401月19
 民主労総、新任委員長にイスホ氏選出
15号 200401月12
 民主労総次期委員長選挙、終盤の接戦
14号 20040105
 15日、「2004総選挙ムルガリ国民連帯発足」、落選運動から当選運動に発展
13号 20031229
 市民団体、政治改革案改悪非難
第12号 20031222
 19日、汝矣島で「民間人虐殺真相糾明 統合特別法争奪大会」
第11号 20031215
 盧大統領、「不法資金、ハンナラ党の10%を越えれば辞退」
第10号 20031208
 緑色連合、「盧武鉉政府の環境点数はF点」(環境専門家220人の調査結果発表)
第09号 20031201
 「イラクで韓国人2人被殺、2人負傷」、NSC緊急対策会議招集
第08号 20031124
 「全国の関心が扶安郡の反核ろうそくに集中している」
第07号 20031117
 ラムスペルド・米国防長官、「駐韓米軍、韓半島以外の地域投入も可能」
第06号 20031110
 5万人、全国労働者大会後、火炎瓶デモ 『損害賠償訴訟、仮差押さえ等の撤回要求』
第05号 20031103
 『胸には '謹弔' リボン、 手には「仮差押さえ禁止」』
第04号 20031027
 『派兵反対 7大国民行動計画、5大行動指針発表』
第03号 20031020
 『イラクに対する侵略宣言で、アメリカに対する屈従の告白』
第02号 20031013
 盧武鉉大統領、「再信任の国民投票は1215日前後実施」
第01号 20031006 ソウルの竜山米軍基地、来年初から本格的な移転推進

 

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