To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:206(2007.9.10)

民主労働党、決選投票突入


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calendarカレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1
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fax.03-5289-8223E-mailpeace-forum@jca.apc.org




 Calendarカレンダー 

 

09月03日()

 盧大統領「韓日関係には日本の歴史認識が緊要」

09月04日()

 宋外務長官が豪州と外相会談

09月05日()

 文国現前柳韓キンバリー社長、独自新党旗揚げ

09月06日()

 北朝鮮水害復旧にベトナムが5万ドルの物資支援

09月07日()

 北朝鮮の核兵器プログラム放棄で平和条約の提案も=ブッシュ大統領

09月08日()

 韓米FTAの早期発効を期待、韓悳洙首相

 


Government
政府、政党

米韓首脳会談
「平和協定署名の意思、金委員長に伝える」



盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ米大統領は7日、10月初めに行われる平壌(ピョンヤン)南北首脳会談を通じて、「北朝鮮が検証可能な非核化措置を誠実に履行した場合、韓国戦争(1950−1953)を終結させる平和協定を金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長と共同署名する用意がある」というメッセージを金委員長に伝えることで合意した。

ブッシュ大統領はこの日午後、オーストラリア・シドニーで行われた韓米首脳会談で、「9.19共同声明と2.13合意だけでなく、昨年11月のベトナム・ハノイ韓米首脳会談で明らかにした通り、われわれの目的は韓国戦争を終結させるための平和協定を金正日委員長らとともに署名すること。いまやわれわれは韓国戦争を終結させなければならない。終結できるというメッセージを(南北首脳会談で)金委員長に伝えてほしい」と盧大統領に要請したと、白鍾天(ぺク・ジョンチョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)安保室長が伝えた。

またブッシュ大統領は「このためにも北朝鮮がすでに履行中または履行することになる6カ国協議の過程が重要であり、検証可能な非核化が必ず実現されなければならない」と強調した。

ブッシュ大統領は特に南北首脳会談の開催を支持し、韓国政府の努力が6カ国協議の進展に寄与するはずだと評価した。

盧大統領はブッシュ大統領が南北首脳会談を支持する意向を明らかにしたことに謝意を表し、6カ国協議と南北関係が相互補完的に推進され、非核化が韓半島平和体制交渉開始に必要だという認識で一致した。

両首脳は、今回の南北首脳会談が時期適切で望ましく、6カ国協議進展のために必要だという認識で一致し、南北首脳会談の成功のために緊密に協議・調整していくことにした。






Mass■世論、市民運動


民主労働党、決選投票突入
クォン・ヨンギル「勝利楽観」、 シムサムジョン「逆転期待」



民主労動党の予備選挙が決選投票に入った。

1,2位候補として最終勝負に残ったクォン・ヨンギル、シムサムジョン両候補は9日、1次投票の締め切り直後、記者会見を通じて其々自分が決選勝利の主人公であると強調した。

わずか0.63%pの差で1次投票による当選が挫折されたクォン・ヨンギル候補は、「惜しというのが正直な気持ちだが、謙虚に受け止める。。。すべての状況が楽観的だと見ている。最後まで最善をつくして進歩政党らしい美しい競選にしたい」と勝利を自信した。

党内多数派の支持を受けながら成績が不振ではと言う指摘には「ノ−フェチァン、シムサムジョンの二人はこの3年間、院内活動で国民の絶対的な注目を引いた方々だ。それにもかかわらず党員たちがクォン・ヨンギルを50%近く支持してくれたのは驚きべきこと」と返事した。 そして、「クォン・ヨンギルに対する支持は、これから民主労動党が歩むべき方向を決めることである。

進歩陣営全体が一つになって大統領選挙jを準備していく過程の躍動性こそが勝利へ道だある」と考えを示した。 シムサムジョン「ノ−フェチァン支持、自分に回る。。。逆転ドラマ期待して」 薄氷の差でノ−フェチァン候補を破って決選にあがったシムサムジョン候補は「今日の結果で、私の思いが党員達の思いと同じことを確認した。。。決選投票は1次競選の延長ではない。

ノ−フェチァン候補を支持した票は、党の変化と代表選手の入れ替えを熱望する党員の気持ち。ノ−フェチァン候補を支持した思いが、シムサムジョンに回ることを確信する」と逆転勝利に期待を寄せた。「15日、感動的な大逆転ドラマが演出される。そして、民主労動党勝利の未来を立証する」と付け加えた。






NorthKorea朝鮮の動向

北、「安倍首相、戦犯裁判覆し狙う」



北朝鮮の労働(ロドン)新聞は3日、安倍晋三日本首相がインドを訪問し第2次大戦直後に行われた東京戦犯裁判で、戦犯無罪論を主張したラダ・ビノード・パール判事の息子プロシャント・パール氏(81)に会ったことを「歴史歪曲策動」と非難した。

同新聞は「軍国主義の亡霊を呼ぶ分別ない醜態」という見出しの記事で「ラダ・ビノード・パールといえば前世紀、日本の東京で行われた極東国際軍事裁判で、日帝の悪名高いA級戦犯全員の無罪を唯一主張した判事だった」とし「安倍首相の行動は東京裁判の判決を覆し、過去の悪罪を正当化しようとする破廉恥な歴史歪曲策動」と主張した。

また「安倍首相がインドにまで飛んでパール氏の息子に会い彼の父親を称える醜態を演じて東京裁判判決の悔しさを訴えたことは個人的な事情もある」とし「安倍首相は太平洋戦争中、東条戦争内閣にいたA級戦犯の外孫」と強調した。

? このほか「今後、安倍首相は日本を軍国化の道に導き、過去に実現できなかった大東亜共栄圏の昔の夢を実現しようと没頭している」と防衛庁の防衛省昇格、平和憲法改正、強制慰安婦問題に対する安倍首相の立場などを想起させた。



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第206号 2007年09月10日 民主労働党、決選投票突入
第205号 2007年09月03日 済州監視団、農協中央会の米牛肉輸入糾弾
第204号 2007年08月27日 民主労動党の予備選挙、光州全南でもクォン・ヨンギルの勝利
第203号 2007年08月20 民主労総 の「1千人先戦隊」、毎日イーランド売場を打撃
第202号 2007年08月13 済州海軍基地の誘致を主導した村会長、解任
第201号 2007年08月06 タリバン人質事件15日目、交渉妥結−軍事作戦の岐路に
第200号 2007年07月30 民教協,「即撤兵だけがアフガン事態解決する」
第199号 2007年07月23 政府、8月に末登録移住労働者の大規模な取り締まりを予告
第198号 2007年07月16 支持が広がるELAND非正規職労働者の占拠闘争
第197号 2007年07月09 済州島、軍基地撤回を超えて平和と軍縮の拠点で
第196号 2007年07月02
 イーランド売場 20箇所、オールストップ
第195号 2007年06月25日 金属労組、反FTA全国循環ストライキ進行
第194号 2007年06月18日 民主労働党、「進歩大連合実現のための連席会議」提案
第193号 2007年06月11日 民主労総、6月総力闘争宣布
第192号 2007年06月04日 ホセウク烈士死亡49日追悼式、韓米FTA全面無效総決起大会
第191号 2007年05月28日 済州道自治体、海軍基地建設計画の収容を決定
第190号 2007年05月21日 京義・東海線、歴史的試運転
第189号 2007年05月14日 李明博前市長が譲歩、ハンナラ内紛収拾局面
第188号 2007年05月07日 民主労総、メーデー集会で対政府5大要求発表
第187号 2007年04月30日 済州軍事基地対策委,住民投票実施促求
第186号 2007年04月23日 韓米FTA、米側要求77%貫徹,韓国は8%
第185号 2007年04月16日 15日間死闘したホセウック組合員、死亡
第184号 2007年04月09日 韓米FTA交渉源泉無効を求める対国民行進
第183号 2007年04月02日 労働者焼身の中、「米韓FTA反対キャンドル夜間集会」
第182号 2007年03月26日 民主労動党大統領選挙方針,「進歩陣営単一候補」 決定


第181号 2007年03月19日 3.17イラク侵略 4年糾弾国際反転
共同行動「イラク占領終熄!直ちに撤兵!」

第180号 2007年03月12日 ヨスウ惨事共同対策委員会記者会見,全面再捜査促求
第179号 2007年03月05日 世界女性の日99周年、「非正規職女性労動者」問題が中心
第178号 2007年02月26日 アプガニスタンでユンザング兵長死亡に撤兵要求の声
第177号 2007年02月19日 麗水(ヨスウ)出入国事務所内の火災事件で移住労働者9名死亡
第176号 2007年02月12日 全経連経済教科書発行に労動界反発
第175号 2007年02月05日 平沢テチュリ住民、政府と移住に合意
第174号 2007年01月29日 民主労働党創党7年「庶民政党として生まれ変わる」
第173号 2007年01月22日 民主労総イ・ソクヘン委員長当選者記者会見
第172号 2007年01月15日 現代自動車ー労組、「成果給」支給で妥結
第171号 2007年01月08日 教育省、全教祖の2千余人の行政処分
第170号 2007年01月01日 盧大統領「大統領4年連任制に憲法改正」


コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27
 金正日「南侵威嚇はない」

 

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