To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:102(2005.9.12)

イキョンヘ烈士精神継承、WTO反対、コメ守り全国農民大会

東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calendarカレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1
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 Calendarカレンダー 

 

月05日()

 国防部、「有給志願兵士制度」を検討...国防改革の案

月06日()

 <韓国>シルミド事件を調査、国防省の過去史真相究明委

月07日()

 <盧武鉉大統領>ハンナラ党に大連立構想提案、トップ会談へ

月08日()

 <韓国>大統領が「連立」提案、野党は拒絶=トップ会談物別れ

月09日()

 <米大統領特使>人権問題で北朝鮮との直接対話に意欲

月10日()

 <6カ国協議>13日から再開 共同文書採択は微妙な情勢

 


Government
政府、政党

 
<マッカーサー銅像撤去を巡る議論>民労党除いては「撤去ダメ」



マッカーサー銅像の撤去をめぐる議論が政界へ広まっている。撤去を主張する側と反対する側が11日、仁川(インチョン)の自由公園で衝突した後、野党は政府に厳しい対応を求めた。野党ハンナラ党・朴槿恵(パク・クンヘ)代表は、12日、常任運営委員会の会議で「銅像は韓国戦争(1950〜53)を経験した市民が、感謝の気持ちを示すため寄付金を集めて設けたもの」とし「政府は法秩序を無視し韓米同盟を揺るがす行為に対し、断固とした措置を取るべき」だと注文した。

新千年民主党の柳鍾泌(ユ・ジョンピル)スポークスマンも「マッカーサー将軍は、韓国の自由民主主義を守った象徴的な人物」とし「銅像撤去は、韓米友好のレベルからも望ましくない」と話した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の崔仁昊(チェ・インホ)副スポークスマンは12日、李炳浣(イ・ビョンワン)秘書室長が出席する懸案点検会議を終えた後「銅像撤去の運動が暴力事態に進んだことについて、深い懸念の意を示す」とした。

崔副スポークスマンは「銅像撤去への試みは韓米友好関係にもプラスにならないだけでなく、韓国社会の成熟した歴史意識にも背く行動」とし「今後、こうしたことが再発しないことを願っている」と付け加えた。与党「開かれたウリ党」(ウリ党=「わが党」との意)の田炳憲(チョン・ビョンホン)スポークスマンは「適切でない時点に適切でない方式で問題化している」とし「物理的衝突よりは秩序と手続きを尊重する姿勢が求められる」と話した。

しかし、民主労働党のキム・ソンヒ副スポークスマンは「銅像の撤去は仁川地域住民が提起しつづけてきた問題」だとし「そこに平和公園を新しく造成するのが、時代にもふさわしい」と主張した。


 

 

Mass■世論、市民運動


イキョンヘ烈士精神継承、WTO反対、コメ守り全国農民大会



国会の前で行われた新自由主義世界化反対民衆行動と、全国民衆連帯が主催した「故イキョンヘ烈士精神継承、コメ交渉批准反対、サービス私有化阻止決議大会の参加者らは、以後行進して汝矣島公園に移動した。

約6千名が参加した全国農民大会は1部追悼式、2部決議大会、3部行進及び整理集会で進行した。

一方、農民大会はキャンドルとたいまつ行進の途中、警察との摩擦が起こり、警察と農民の間で一部の負傷者が発生した。





11日全農香港闘争団発足、「WTO粉砕が最高目標」



全国農民会総連盟(全農)「香港閣僚会議阻止闘争団」の発足大会がソウル大学で行われた。
10日から11日の1泊2日にかける修練会と発足式は、9.10イキョンヘ烈士の追慕全国農民大会に参加後、ソウル大学に移動し、行われた。

全農は 今回の12月、香港WTO−DDA6次 閣僚会議阻止のために1,300名余りの 会員を派遣する計画である。
今回の修練会に参加した300名余りは「反世界化闘争の現況と意義」に関連し、ジョンクァンフン全国民衆連帯共同議長の講演とアルベルト.コメズ、メキシコ農民組織 「ウノルカ」代表の「2003年クァンクン闘争の経験とメキシコ農民の状況」について講演を聞いた。 また、全農の課題と役割についてジョンソンド室長の教育と内部議論も行われた。

11日11時に開かれた発足式は、パクミンウン全農事務総長の司会で行われた。
朴事務総長は、発足式を始めるに先立ち、「世界民衆運動における香港闘争の位置、全農の組織内部的な意味など 、香港闘争を控えて最も必要なものは 集団性、組織性でないかと思う」とし、国内闘争と連結させながら個人として何をすべきかについて決議を固めるとともに全農の組織的事業として徹底した準備をする必要があると強調して 式を始めた。

修練会に参加したジャンキガプ議員は、「いまは世界化の波は韓国の防波堤 だけでなく全世界の共に生きる世界民衆を一気に処理する津波が起きている。この流れを止めることが今回の反世界化闘争で韓国農民が与えられた意味」だと発言した。

続いて、香港闘争団の旗授与式を通し、旗を渡された香港闘争参加団団長のソジョンギル全農副議長は「香港で必ず新自由主義世界化をたたき壊すという覚悟で一緒に行こう」とながら、参加団員を督励した。
その後、旗伝達式をしながら各地域連盟の参加者が参加の決意を発言した。




・現代車非正規職労組員4人、高空座り込み突入

・焼身した貨物労働者キムドンユン氏、ついに死亡



5日、現代車非正規職労組組合員のリュウキヒョク氏の自殺を受け、同じ組合員4人が現代車蔚山工場の送電塔で高空座り込みを行っている。

彼らは「不当解雇、不当懲戒、損賠仮差押さえ撤回しろ」というプラカードをもって、座り込みをしている。

彼らの要求事項は △リュウキヒョク烈士を生かしてくれ △不法派遣の即刻正規職化を実施しなさい △不当解雇、不当懲戒、損賠・仮差押さえ即刻撤回しろ △性暴行、集団殴打、ら致・監禁, 監視・査察責任者のユンヨチョルを処罰しろなどだ。



去る10日午前、釜山新鮮対埠頭前で焼身した貨物労働者金ドンユン(48)氏が ついに亡くなった。「貨物労働者金ドンユン組合員焼身対策委」は、13日午前、葬儀日程などの 今後対策を明らかにする予定だ。

 

 





NorthKorea
朝鮮の動向


北、6カ国共同文書に軽水炉建設再開の明示求める



金大中(キム・デジュン)前大統領が最近、北朝鮮に忠告した。

13日、北京と平壌(ピョンヤン)でそれぞれ開幕する第4回北核6カ国協議2段階会議と第16回長官級会談を控え、9日、東橋洞(トンギョドン)の自宅を訪れた鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官にした話だ。国家安全保障会議(NSC)常任委員長の鄭長官は南北問題を扱う重要な会議のたびに金前大統領を訪れ助言を求めてきた。

この席で金前大統領は「交渉で、受けるものがあれば与えることも必要」とし「腹を100%満たそうとすれば副作用が生じる。北朝鮮が80%目標を達成したとすればその程度の水準で妥協するのが正しい交渉態度」と話したという。

金前大統領は1段階会議を通じ、北朝鮮が勝ち取った▽米国の敵対視政策撤回と非侵攻意志確認▽主権国家認定▽関係正常化約束−−などを挙げ、これを「北朝鮮がこれまでに切実に望んだもの」と表現した。

それとともに「そのような所得が『6カ国』という多国間枠組みで保証されたため、今度は北朝鮮が核廃棄決断を下さなければならない時点」とし「解放60周年になる歴史的で意味深い年に北朝鮮が最終合意をすれば望む100%でなくても金正日(キム・ジョンイル)委員長の大きな業績で歴史に記録されるだろう」と話した。


 

 


コリアン情報ウィークリー(2005年)

第102号 200509月12日
 イキョンヘ烈士精神継承、WTO反対、コメ守り全国農民大会
第101号 200509月05日
 31日、参加連帯など「社会両極化解消のための国民連帯」 提案
第100号 200508月29日
 労働市民団体、「新自由主義・世界化反対民衆行動」公式スタート
第99号 200508月22日
 22日、市民団体、米韓共同訓練反対の記者会見
第98号 20050815
 8.15民族大祝典、北朝鮮の代表団、南の国立墓地参拝へ
第97号 20050808
 アジアナ航空労組ストライキ、緊急調整件発動の可能性
第96号 20050801
 盧大統領、ハンナラ党に『 連合政府』提案、 ウリ党内部で意見対立
第95号 20050725
 広がる国家安全企画部の盗聴波紋、参与連帯、関係者20名告発
第94号 20050718
 「核廃棄時は北に直接電力供給」 重大提案の内容公開
第93号 20050711
 「平沢米軍基地拡張阻止及び朝鮮半島戦争反対7.10平和行進」
第92号 20050704
 188日目「非正規職撤廃、正規職争奪」スト、全国労働者大会開催
第91号 20050627
 故キムソンイル氏の追慕及びイラク派兵軍撤退の反戦行動
第90号 20050620
 史上初の農民ゼネスト、628日、10万農民大会準備
第89号 20050613
 「平沢(ピョンテク)、東アジアの平和を守る象徴的な土地」
第88号 20050606
 済州道で「APEC反対」集会
第87号 20050530
 国内初の原爆被害者2世キム・ヒョンユル氏、ついに死亡
第86号 20050523
 北、米の核先制攻撃計画の廃棄要求
第85号 20050516
 光州、パトリオット米軍基地閉鎖のための全国大会
第84号 20050509
 高校生達のキャンドル集会、「入試競争教育で犠牲となった学生を追悼」
第83号 20050502
 51日、全国労働者大会開催、「世の中を変える闘争開始」を宣言
第82号 20050425
 425日、移住労働者らが独自労組を建設
第81号 20050418
 人権委、非正規職の政府案にブレーキ
第80号 20050411
 人民革命党事件犠牲者30周期追慕祭、 「真相究明と名誉回復」要求
第79号 20050404
 在韓米軍「韓国人勤労者1000人を削減」、韓国労総「ゼネストで対抗」表明
第78号 20050328
 北朝鮮出身「日本軍慰安婦」の国籍回復を推進
第77号 20050321
 「占領中断、派兵軍撤退」320反戦平和共同行動
第76号 20050314
 15日、3回目民主労総臨時代議員大会、 「社会的交渉問題」をめぐる緊張局面
第75号 20050307
 韓国が民法改正案可決、「戸主制」半世紀ぶりに廃止
第74号 20050228
 また棚上げされた4大改革法案
第73号 20050221
 盧大統領就任2周年、世論調査「良くやった」(33.0%)、「良くできなかった」(66.2%
第72号 20050214
 「北核極秘外交」のNSC内部文書流出波紋
第71号 20050207
 民主労働党指導部「民主労総の代議員大会の暴力実態はあったてはならないできこと」
第70号 20050131
 問われる盧政権の環境政策/岐路に立っている韓国の労働運動
第69号 20050124
 日本植民支配被害者団体の訴訟相次ぐ見込み
第68号 20050117
 北朝鮮訪問米代表団、「米、体制交替-先制攻撃望まない」
第67号 20050110
 大統領府「教育副総理波紋」で同伴辞退表明
第66号 20050103
 国家情報院、過去史真実糾明委員会の活動開始



コリアン情報ウィークリー(200310月−2004年)

第65号 20041227
 金正日「南侵威嚇はない」

 

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