To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:296(2009.06.01)

ノムヒョン前大統領、50万の追悼式


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
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 Calendar
カレンダー 

 

05月25日(月)

 北の核実験、米国に事前通告 1時間切るタイミングで

05月26日(火)

 韓国PSI全面参加、北朝鮮の激しい反発を予想

05月27日(水)

 北朝鮮がPSI参加に強く反発、軍事的打撃対応警告

05月28日(木)

 日米、金融制裁含む対北決議案配布=安保理採択へむけて調整

05月29日(金)

 盧武鉉前大統領を国民葬 未明から多数の市民追悼

05月30日(土)

 北に核破棄要求 日米韓防衛相 「強力な統一対応」確認

 


Government
政府、政党

民主党、大統領は政治的復讐を謝罪せよ、公式要求


民主党は、ノ・ムヒョン前大統領の逝去により噴出された民心の怒りを「民主党の今の状況でどう対処するか」で悩んでいる。

党の幹部らは「責任が重い」と痛感している。彼は「(逝去直後)党支持率でハンナラ党より高い結果が出た。これはノ前大統領が作ってくれたこと」、「この支持率を失ってまえば、全ては民主党の責任ではないか」と言った。

鄭セギュン民主党代表は31日、記者会見を開いて、李明博政府の国政刷新を促すなど、力強い対与党闘争を予告した。
民主主義の後退に対する民心の怒りを重ねて確認したという判断からの行動である。

鄭代表は、「李明博大統領が前職大統領に対する礼遇の約束を投げ出し、政治的復習をしたことへの謝罪をすること」を公式的に要求した。そして「法務部長官、検察総長、中央捜査部長を直ちに罷兔すること」「被疑事実不法公表に対しても告発を取り消すこと」を促した。特に民主党は6月の国会で、ノ前大統領の死の真実を明らかにする国政調査の推進と言論関係法の阻止などを推進すると見られる。

議席数は与党のハンナラ党の半分に及ばないが、このままではだめだという民心の支持があるという自信感が反映されている。
民主党はこれと共に今まで距離を取っていた参与政府の人士などとの関係改善に出るなど、民主改革陣営の連帯に力を注ぐ方針だ。

鄭代表は「ノ前大統領の死は民主改革陣営を一席に呼び起こした」と言った。

 




Mass■世論、市民運動


ノムヒョン前大統領、50万の追悼式
 


ノ・ムヒョン前大統領の最後の道はさびしくなかった。約50万(警察20万)の市民たちが風船と帽子などでノ前大統領の象徴である黄色いリボンなどをつけ、また生前の楽しんで歌を聞かせた。大統領のそばを最後まで守ったのは 「人」、「黄色」、そして「歌」だった。

 ノ前大統領の告別式が開かれた29日、,ソウルだけで50万名が集まった。去年キャンドル集会が絶頂を成した時よりもっと多い規模だ。
ノ前大統領の路祭が開かれたソウル広場と世宗路のあちこちには黄色い風船が掲げられ、大統領を象徴する「黄色」を身につけた人々で広場は「黄色い海」となった。

市民たちは黄色い頭巾を腕と手首にかけて、黄色いリボンを胸につけた。背広を着た人々の中では黒いネクタイの代わりに黄色いネクタイをした人々が少なくなかった。顔には各々黄色いステッカーを貼っている。一晩中折った黄色い紙飛行機が風に乗って飛んで落ちた。.

ノ前大統領の愛唱曲は運柩行列でも焼香所でも歌われ、人々の目頭を濡らした。

景福宮で行われた告別式では国立合唱団が在世に彼が好きだった「青木」を歌った。ソウル広場では路祭に先立って歌手ヤンヒウン氏が「朝露」を,引き続き民衆歌手アンチファン氏がギターを弾きながら「青山が叫んで呼んだら」と「乾いた葉また生き返えて」をそれぞれ歌った。

路祭が終わる時、ソウル広場に集まった人々が同じ言葉で合唱した「愛で」は歌と言うよりはむせぶに近かった。
「ああ永遠に変わらない私たちの愛で暗い所に手を出し明るくせよ」

 

 
 

「6月10日、労働・市民団体、責任追求の大規模の共同集会」
 


労働市民団体は、ノ・ムヒョン前大統領逝去に対して、政府が責任を負うことを要求しながら、来る10日ソウル都心で大規模の集会を開くなど共同行動に出る定だ。

本格的な夏闘に入って行く労動界も、デモクラシーの回復のために市民社会陣営と連帯すると明らかにして、去年キャンドル集会で象徴された「街の政治」が再現されるか注目される。

市民•社会団体らは、ノムヒョン前大統領の国民葬のために構成した「市民追慕委員会」を1日解散して、6•10汎国民大会準備体制に切り替えた。これらは野党と労動界、宗教界などと連帯して、凡民主勢力が主観する「6•10民主抗争22周年汎国民大会」をソウル都心で開く予定だ。

金ミンウン参与連帯の事務処長は「李明博政府になってから、1年半の間、デモクラシーが後退して庶民生活が悪化された」「ノムヒョン前大統領の死亡事態の責任を問う一方、韓国社会がこのまま行ってはいけないという要求を汎国民大会を通じて結集し出す」と言った。市民•社会団体たちは 2日懇談会を開いて、対政府要求事項と闘争方式を論議する計画だ。

「市民追慕委員会」は解散に先立って声明を出して △李明博大統領の謝罪 △法務省長官と検察総長の辞退 △検察と警察を動員した強圧統治の中断 △反民主•反人権悪法推進中断 △国政刷新などを要求する計画だ。

労動界も、ノ前大統領逝去で延ばしていたストライキ闘争を推進する計画だ。

社会団体らはノ前大統領の逝去、竜山撤去民惨事、全国労動者大会の大規模連行事態などを検察と警察を先に立たせた公安統治の結果として規定して、デモクラシー回復のための対政府闘争に積極的に出るという姿勢だ。

これによって民主労総は10日、汎国民大会に集中する一方、13日ソウル都心で大規模集会を独自で開く計画だ。
貨物連帯は11日から、特殊雇用職労動圏の保障を要求しながらストライキに入る予定にある。


 


 

NorthKorea朝鮮の動向

北「UNの挑発行為に更なる自衛措置をとる」


北朝鮮は29日、2次核実験によるUN安全保障理事会(安保理)の対北制裁論議に対して「安保理がこれ以上の挑発をして来る場合、我々はこれ以上の自衛的措置をとらざるを得ない」と主張した。

北朝鮮はこの日外務省代弁人の談話を通じて「UN安保理の敵対行為は停戦協定の破棄」と言いながら、「これ以上の自衛的措置」に対しては具体的に言及はしなかった。

一方、北朝鮮外務省は先月29日、長距離ロケット打ち上げ(人工衛星)に対する安保理議長声明が停戦協定の破棄、すなわち宣戦布告と言いながら △核実験 △大陸間弾道ミサイル(ICBM) 打ち上げ試験 △核燃料生産のための技術開発などを取り上げた事がある。

今度明らかにした「これ以上の自衛的措置」が、新しい軍事的脅威を意味するかは明らかではない。北朝鮮は1994年の安保理制裁推進と、2006年の安保理制裁に対しても一貫して宣戦布告として見做して強硬対応に出た事がある。

一方、ジェイムズジョンーズアメリカホワイトハウス国家安保補佐官は27日、ワシントンの講演会で「北朝鮮が核を武器化して、これを運ぶ手段を持つには相変らず遠い」「北朝鮮の核兵器自体ではアメリカの安全と安保に深刻な脅威ではない」「切迫した脅威はこんな技術を他の国家やテロ組職のような所に拡散することだ」と付け加えた。



 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第296号 2009年06月01日 ノ・ムヒョン前大統領、50万の追悼式
第295号 2009年05月25日 ノ・ムヒョン前大統領の追悼行列、全国で続く
第294号 2009年05月18日 組合員死亡で貨物連帯ストライキ決議、大会で警察と衝突、376名連行
第293号 2009年05月11日 汎民連押収捜索糾弾するー拘束公安弾圧中断しろ!
第292号 2009年05月04日 「キャンドル集会1周年文化祭」、警察封鎖、200名連行
第291号 2009年04月27日 蔚山、進歩陣営候補の一本化に成功、当選確率向上
第290号 2009年04月20日 18日、「グローバル的な家父長体制」 に対抗する新しい運動の設立
第289号 2009年04月13日 金正日3期体制スタート「社会主義憲法修正」
第288号 2009年04月06日 北朝鮮のロケット発射、市民団体の意見分かれる
第287号 2009年03月30日 民主労総、国際共同の日、「G20首脳会談への代表団派遣」
第286号 2009年03月23日 現職の言論人拘束事態、言論労組「10年前の言論弾圧へ回帰」
第285号 2009年03月16日 民主労総、「非正規職期間延長は対国民詐欺劇」
第284号 2009年03月09日 「戦争と女性人権博物館」着工式開催
第283号 2009年03月02日 ストライキの言論労組「放送改悪案、廃止まで闘う」
第282号 2009年02月23日 20日、故金スファン樞機卿の葬礼ミサ、1万名参加
第281号 2009年02月16日 大統領府、「行政官個人による広報指針」認定、波紋拡散
第280号 2009年02月09日 竜山追悼集会、氾国民対策委「大規模闘いは続く」
第279号 2009年02月02日 1日、竜山惨事の国民追悼大会、「責任者処罰」
第278号 2009年01月26日  竜山惨事、「火炎瓶が原因」VS「撤去民に責任押し付け」
第277号 2009年01月19日 KBS放送局、新任社長反対の「社員行動」関係者らの罷免、解任で波紋
第276号 2009年01月12日 野党民主党「ミネルバの拘束はネット民主主義の死亡宣告」
第275号 2009年01月05日 4日、金ヒョンオ国会議長「与野党の対話と妥協案」要求、直権上程拒否


コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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