To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:285(2009.03.16)

民主労総、「非正規職期間延長は対国民詐欺劇」


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

03月09日(月)

 ボスワース特別代表、韓国外務長官らと北朝鮮懸案協議

03月10日(火)

 北朝鮮が開城工団など出入遮断

03月11日(水)

 米原子力空母「ジョン・C・ステニス」、釜山に到着

03月12日(木)

 北朝鮮、来月4日頃の「光明星2号」打ち上げ、国際機関に通告

03月13日(金)

 6カ国協議韓日首席代表、16日に東京で会合

03月14日(土)

 韓国・ペルーFTA交渉、16日からソウルで開催

 


Government
政府、政党

最高裁真相調査団結果発表
「最高裁判事キャンドル裁判関与、倫理委回附」


辛ヨンチョル最高裁判事が、去年ソウル中央地方法院長の時代、キャンドル裁判を引き受けた判事たちに電子メールを送ったり、電話をしたことは、裁判進行及び内容に関与したことと見られる、という結論が下ろされた。

最高裁判の真相調査団(団長金ヨンダム法院行政処長)は 16日午後最高裁判所で調査結果を発表した。

調査団は先に「違法した裁判を阻むとか、明白な間違いを直すための注意促求などの場合ではないことで、ある裁判の内容や手続き進行に対して具体的指示をしたり、特定方向や方法で職務を処理するように要求することは法官の独立を侵害することとして許容されることができない」と司法行政の基準を提示した。

調査団は「合憲・違憲の区別なしに裁判進行を督促する意味で読ませることができるメールを繰り返しに送ったし、実際そのような主旨で理解した法官が一部あった点を総合して見れば、一連の行為は裁判進行に関与したことと見ることができる」と明らかにした。

また「キャンドル事件で、被告人を職権保釈した判事に携帯電話をかけて、『時局が混同される可能性があるので、保釈を愼重に決めなさい』と言う主旨で言ったことは、裁判内容に関与したことと見られる」と説明した。

キャンドル裁判の配当と関連しても、「裁判府の指定基準が曖昧で、納得できる説明ができない点など、『配当主観者の任意性が排除される方法にしなければならない』と言う配当例規の主旨を脱する司法行政権の濫用で見る素地がある」と判断した。

また、李大法院長のメッセージである、と言いながら送った電子メール内容、「残り事件は現行法によって通常的に進行するのが望ましい」と言う部分は、辛最高裁判事が任意で付け加えて作文したことだと調査団は発表した。

李大法院長は、金処長に調査結果を法的に評価して、責任所在を糾明するために今度の事件を最高裁判所公職者倫理委員会に送り、制度改善方案を講じることを指示した。

公職者倫理委に最高裁判事関連事件が回附されたことは史上初めで、審議結果によっては、大法院長が法官懲戒委員会に懲戒を請求することができる。




Mass■世論、市民運動


民主労総、「非正規職期間延長は対国民詐欺劇」
 


民主労総は 16日午前世宗路政府庁舍の前で記者会見を開いて「非正規職を大量に拡散させる非正規法の改悪立法予告の撤回」を要求した。

民主労総は「政府が7月に 97万名余の非正規職がくびになると発表しながら、非正規職の期間延長と派遣拡大という改悪案を打ち出した」と糾弾した。

民主労総は「政府が出した雇用改善のための特別措置法は、非正規職使用が4年に延長される条件で、使用者たちが敢えて月 13万ウォンをもらって正規職に転換しなければならない名分と理由がない」と主張した。これを民主労総は「対国民詐欺劇」と表現した。

林ソンキュ民主労総非常対策委委員長は「政府が非正規職統計や 2年間の正規職転換計画をもっているのか疑わしい。97万解雇危機説は非正規職法の改悪のための欺瞞だ」と責めた。.

非正規職労組で2年間争議をしてきた李ナムシン職務代行は「前の法改正で、2年間の非正規職法のあらゆる問題が表れたが、非正規職期間の4年延長は、解雇する自由の期間を 2年もう延ばすこと」「期間を 4年延ばして、義務雇用でもするならそれさえもましだが、そんなこともない期間延長は非正規職を低質雇用へ悪化させること」と明らかにした。





 

NorthKorea朝鮮の動向

開城工団「半分通行」、
南側 284人三日ぶりに帰還、訪北は遮断のまま


北朝鮮が 16日、開城工団滞留の南側人員の帰還を通行遮断してから三日ぶりに許容した。これによって去る 13日以来、開城工団に足が縛られた南側人員 284人が、この日南に帰って来た。

しかし北朝鮮は、南側人員の開城工団の訪北は四日目も遮断して、この日予定されていた 655人と車 348台の訪北がキャンセルされた。人力の訪北と資材及 び食糧·ガスなど生活物資供給が遮られることによって、開城工団での企業活動の困難が続いている。

専門家たちは訪北遮断が米韓合同訓練期間、制限的に続く可能性が高いとみている。

開城工団入住企業の集まりである開城工団企業協議会は、16日午前、京畿道坡州市ドラサン南北出入事務所(CIQ)で、業社代表 50人余りが参加して対策会議を開いて、通行正常化を促す声明を発表した。協議会は声明で「北の通行遮断で資材生活必需品などの供給が中断され、枯死状態にある」「開城工業地域法を信じて 50年間契約した企業人たちの自由な企業活動を保障しなければならないと強調した

この日、開城工団に滞在している南側人員は 431人。金剛山と平壌にもそれぞれ 35人、1人が滞留している。

 


 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第285号 2009年03月16日 民主労総、「非正規職期間延長は対国民詐欺劇」
第284号 2009年03月09日 「戦争と女性人権博物館」着工式開催
第283号 2009年03月02日 ストライキの言論労組「放送改悪案、廃止まで闘う」
第282号 2009年02月23日 20日、故金スファン樞機卿の葬礼ミサ、1万名参加
第281号 2009年02月16日 大統領府、「行政官個人による広報指針」認定、波紋拡散
第280号 2009年02月09日 竜山追悼集会、氾国民対策委「大規模闘いは続く」
第279号 2009年02月02日 1日、竜山惨事の国民追悼大会、「責任者処罰」
第278号 2009年01月26日  竜山惨事、「火炎瓶が原因」VS「撤去民に責任押し付け」
第277号 2009年01月19日 KBS放送局、新任社長反対の「社員行動」関係者らの罷免、解任で波紋
第276号 2009年01月12日 野党民主党「ミネルバの拘束はネット民主主義の死亡宣告」
第275号 2009年01月05日 4日、金ヒョンオ国会議長「与野党の対話と妥協案」要求、直権上程拒否


コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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