To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:292(2009.05.04)

「キャンドル集会1周年文化祭」、警察封鎖、200名連行


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

04月27日(月)

 北朝鮮が再処理で圧力、韓国「慎重・柔軟に対応」

04月28日(火)

 北朝鮮メディア、柳明桓外交長官を非難する論評

04月29日(水)

 韓米外交当局者、北朝鮮核・韓国人抑留問題など協議

04月30日(木)

 韓国の国会補選、与党ハンナラ党が惨敗
 盧前大統領が検察出頭

05月01日(金)

 韓国最高検、逮捕可否を来週決定へ

05月02日(土)

 「北は抑留者即時に解放を」、韓国政府が改めて立場示す

 


Government
政府、政党

検察慎重モード、「ノ前大統領拘束の時は民心もっと悪化」



ノ・ムヒョン前大統領の拘束捜査可否を置いて検察が苦心している中、与党では不拘束捜査を注文するなど愼重な意見が多い。民主党は李明博大統領の核心側近であるチョンシニル・世重ナモ会長など与党圏の人に対する捜査を重ねて促した。

ハンナラ党は前職大統領に対する礼遇と4·29補欠選の完敗に対する世論などを考慮して、拘束捜査は愼重ではなければならないという意見が多数だ。ある党役員は 3日、「朴ヒテ代表を含め議員の大部分は、今よりもっと重大な事実が出なかったら不拘束捜査をすることがよいのでは、という意見だ」、「ノ前大統領の身柄を確保できない理由があるのでもなく、拘束する場合補欠選の敗北で確認した民心がもっと悪くなるかと心配になる」と言った。一最高委員は「ノ前大統領の不正が過去全斗換、ノ・テウ前大統領などに比べて大きいとはいえない」とも言った。

青瓦台の気流もノ前大統領「非拘束」の方に流れている。ノ前大統領はすでに政治的破産にあったというのだ。青瓦台高位関係者は 「検察がやることだ」と言いながらも、「大体的な世論が形成されていないか」と不拘束の気流を伝えた。

民主党はノ前大統領に対する検察の事前拘束令状検討と関連して、「政治報復」として反撥しながら、チョン会長の拘束など「朴・ヨンチャリスト」と係わった与党圏の人々に対する捜査を促した。

検察は来週中に結論を出す予定にある。
 




Mass■世論、市民運動


「キャンドル集会1周年文化祭」、警察封鎖、200名連行
 


「キャンドル集会」一周年を迎え、4月30日から二日まで、ソウル都心で相次いで開かれた集会で、市民240人余りが大量で警察に連行された。警察は厳重処罰の方針出、再び大規模「キャンドル処罰」の事態が憂慮される。

キャンドル市民連席会議、竜山撤去民惨事汎国民対策委、民生民主国民会議など 50余個市民団体と市民たちは、2日午後ソウル清渓広場とソウル駅広場などでキャンドル集会 1周年と竜山惨事を訴える記念行事を開いた。この日ソウル駅広場に集まった 1000人余りの市民たちは「経済危機で失業が急増して社会両極化が深化しているにも李明博政府は責任を庶民たちに押し付けている」「1年前のキャンドル精神を振り返って独裁政府に対立しなければならない」と主張した。

警察はこの日集会を「不許」し、ソウル駅広場などに161ヶ中隊の1万3000人余りの兵力を配置して市民たちの行事参加を阻んだ。集会が封鎖されると市民たちはソウル広場で開かれる予定だったソウル市「ハイソウルフェスティバル」の開幕行事舞台を占拠して抗議デモを起こした。このために開幕行事が取り消しされるなどソウル都心あちこちで混雑が続いた。明洞など一部地域では市民たちが歩道ブロックを破って制止する警察と投石前をしたりした。

アンジコル・民生民主国民会議の政策チーム長は「合法的な集会で 1年前のキャンドル集会の意味を考えようとした文化祭を警察が完全封鎖して、不必要な暴力が起った」「キャンドルに対する恐れによる過剰鎭圧が今度の事態の原因」と主張した。これに対して警察は 「警察を相手にあきびんを投げるなど不法·暴力デモ行為の人だけ連行した」と駁した

一方、ソウル市は声明を出して「ハイソウルフェスティバルの開幕行事が取り消しされたことに対して、デモ主催側を対象に民刑事上のすべての措置を取る」と明らかにした。


 


民主労総、プロ野球選手労組設立支持
 


韓国プロ野球選手協会(選手協)が、28日、ソウル清淡洞リベラホテルで記者会見を開いて労組設立を公式に発表した。民主労総は直ちに支持声明を出した。プロ野球ファンも去る2000年選手協設立の時のように支持意志を明らかにした。

ソン・ミンハン会長(ロッテジャイアンツ)とゴンシヒョン事務総長はこの日会見に出て、「数年の間、協議会の組職では多くの限界があり、500人余りのプロ野球選手たちの人権と権益を保護していくには団体交渉権と団体行動権を保障する労組への転換」を明らかにした。

選手協は労組設立のためにソン・ミンハン会長を委員長に労組設立推進委員会を構成して、各球団別に選手2名ずつ総 16人で推進委を構成する事にした。労組設立の実務は選手協法律支援団と事務局が引き受ける。選手協はもう 16人の人選を終えた。

選手協の労組設立に対して各球団とKBOは、28年目繰り返して来た「時期尚早論」を主張している。一方民主労総は 28日午後声明を出して「KBOと各球団が2000年と同じく旧態依然たる論理を繰り返している」といいながら、選手協の労組設立に連帯と支援を惜しまないと明らかにした。民主労総は「プロ野球選手労組結成はアメリカメジャーリーグは1885年、日本も1985年選手労組が登場して運営中」と明らかにした。




 

NorthKorea朝鮮の動向

北、抑留「現代」職員の国際イシュー化に反発


開城工団事業に対する北朝鮮の管理責任機関である朝鮮中央区構開発指導総局の代弁人は1日、開城工団に連行されて調査を受けている現代牙山開城事業所の職員○氏と関連して、「該当の機関で現在調査を深化している」と明らかにした。

総局の代弁人はこの日 <朝鮮中央通信> 記者の質問に答える形式で、「○氏は工業地区で、私たちの尊厳高い体制を悪意に批判し、共和国の自主権を侵害する該当の法に抵触する厳重な行為を敢行した」と主張した。北朝鮮の政府が言論で公開的に○氏を言及したことは3月30日、○氏を連衡してから初めてだ。当時北朝鮮開城工業地区出入管事業部は南側に送った通知文で、○氏が「共和国の政治体制を批判し、女性従業員を変質·堕落させて北朝鮮脱出を策動したいい、南北出入・滞留合意書によって調査をすると知らせた。

総局代弁人は「最近南朝鮮政府と保守言論は、事件の本質も知らないのに、○氏の抑留問題に対して、私たちが『出入·滞留合意書』を違反したと主張しているし、調査に対しても人権侵害だ批判しながら、反共和国謀略策動を強化している」と非難した。引き継いで 南朝鮮政府と保守勢力がこのようなやり方で出る場合、事態はもっと厳重になって、個性工業地区の事業にも利益はない」と主張した

韓国政府もまず北朝鮮が「厳重な行為」をしたというところに注目している。「出入·滞留合意書」は基本的な法秩序違反の南側人員に対しては、警告 ·犯則金の賦課·追放などの措置をとっているが、「南と北が合意する厳重な違反行為に対しては双方が別途に合意して処理すると規定している

北朝鮮の主張は最近韓国の外交通商部が○氏問題をUN人権理事会へ提訴するなど国際イシュー化しようとすることへの反発と警告という指摘がある。北朝鮮専門家らは「UNにこの問題を申し立てることは北朝鮮のアレルギー的な反発を呼んで、問題解決を難しくする」と言いながら、「個人の身柄にかかった問題であるだけに、南北関係のフレームの中で慎重に協議を通じて解いて行く方案を捜さなければならない」と勧告した。



 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第292号 2009年05月04日 「キャンドル集会1周年文化祭」、警察封鎖、200名連行
第291号 2009年04月27日 蔚山、進歩陣営候補の一本化に成功、当選確率向上
第290号 2009年04月20日 18日、「グローバル的な家父長体制」 に対抗する新しい運動の設立
第289号 2009年04月13日 金正日3期体制スタート「社会主義憲法修正」
第288号 2009年04月06日 北朝鮮のロケット発射、市民団体の意見分かれる
第287号 2009年03月30日 民主労総、国際共同の日、「G20首脳会談への代表団派遣」
第286号 2009年03月23日 現職の言論人拘束事態、言論労組「10年前の言論弾圧へ回帰」
第285号 2009年03月16日 民主労総、「非正規職期間延長は対国民詐欺劇」
第284号 2009年03月09日 「戦争と女性人権博物館」着工式開催
第283号 2009年03月02日 ストライキの言論労組「放送改悪案、廃止まで闘う」
第282号 2009年02月23日 20日、故金スファン樞機卿の葬礼ミサ、1万名参加
第281号 2009年02月16日 大統領府、「行政官個人による広報指針」認定、波紋拡散
第280号 2009年02月09日 竜山追悼集会、氾国民対策委「大規模闘いは続く」
第279号 2009年02月02日 1日、竜山惨事の国民追悼大会、「責任者処罰」
第278号 2009年01月26日  竜山惨事、「火炎瓶が原因」VS「撤去民に責任押し付け」
第277号 2009年01月19日 KBS放送局、新任社長反対の「社員行動」関係者らの罷免、解任で波紋
第276号 2009年01月12日 野党民主党「ミネルバの拘束はネット民主主義の死亡宣告」
第275号 2009年01月05日 4日、金ヒョンオ国会議長「与野党の対話と妥協案」要求、直権上程拒否


コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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