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コリアン情報ウィークリーNo:463 (2012.8.13)

民主労総、「統合進歩党への支持撤回を決定」


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

08月06日(月)

 人権活動家拷問疑惑 韓国与野党が真相究明促す決議案

08月07日(火)

 民主党、朴代表の腐敗問題による検察召喚に応じない方針

08月08日(水)

 人権活動家拷問疑惑 韓国与野党が真相究明促す決議案

08月09日(木)

 北朝鮮の経済改革報道 韓国当局者が一部認める

08月10日(金)

 日本政府 李大統領の独島入り中止要求

08月11日(土)

 韓国大統領が竹島訪問、ソウル市民からは慎重な意見も

 


Government
政府、政党

李大統領の独島訪問で波紋広がる


李明博(イ・ミョンバク)大統領は10日、光復節(日本植民地支配からの独立記念日)を5日後に控え、韓国の大統領としては初めて独島を電撃訪問した。

李大統領は午後2時ごろヘリコプターで独島入りし、1時間10分滞在した。独島到着後、ユン・ジャンス警備隊長から独島の警備状況について業務報告を受けた。

李大統領は「わが国の南端には馬羅島(済州道)があり、黄海には白ニョン島(仁川市)が端にある。東海の東端にあるのが独島だが、しっかりと守ってほしい」と述べた。

また、環境が破壊されないよう配慮してほしいと要請した上で、「独島は自然のまま守るべきだ。警備にあたるだけでなく環境も守らなければならない」と強調した。

業務報告を受けた後、独島内の施設を見て回った李大統領は「独島は真の韓国領土で、命を懸けて守らなければならない価値がある。誇りを持って守ろう」と強調した。

李大統領は「韓国領」と書かれた岩にのぼり記念撮影を行ったほか、独島殉職者の碑に献花した。島内に住むキム・ソンドさん夫妻とも会い、民間人として島を守っていることに感謝の言葉を述べた。

しかし、韓国国内では「慎重」の意見も多く、専門家の間では日韓外交に悪影響を及ぼすという懸念が広がっている。



Mass■世論、市民運動


民主労総、「統合進歩党への支持撤回を決定」


民主労総が統合進歩党への「支持撤回」を決定した。しかし、今回の決定が新党権派の「新しい大衆進歩政党創党」とは無関係であり、党内外の特定勢力を支持しないという方針に意見を集めた。

民主労総は13日午後2時、民主労総大会議室で中央執行委員会を開き、「統合進歩党関連民主労総の事後措置」を議論した。去る7月26日、統合進歩党議員総会でイソッキ、ギムジェヨン議員の除名に関する否決の決定に批判が相次ぎ、民主労総の立場の表明が求められていたからだ。

民主労総は5月17日の中執で「4.11総選挙方針に沿った統合進歩党への支持を撤回する代わりに、革新的な非常対策委の刷新案が実現すれば、再び支持するかどうかを議論する」という方針を決めていた。
しかし、7月26日、イソッキ、ギムジェヨン議員の除名案が否決されて新党権派の革新が水の泡になってしまったことから、民主労総の「刷新要求」は受け入れられなかったことになった。

今回の中央執行委員会では、去る5月17日、民主労総の中執で決定された「条件付き支持撤回」の立場から「条件付き」をはずして、確実な「支持撤回」の立場を明らかにした。

統合進歩党への支持撤回案には、決権者39人のうち27人が賛成して可決された。 また、また民主労総は「このような民主労総の中執決定は、党内の一部勢力や党派間の理解とは無関係の民主労総の独自的主体的な判断」ということで意見を集めた。

これは事実上新党権派の「新しい政党の建設」への参加とも線を引くことを意味した。

しかし、すでに産別連盟を中心に新党権派への支持が集められた雰囲気なので、産別を中心に新党権派の「新しい進歩政党建設の動きに歩調を合わせる可能性が依然として存在する。

一方、統合進歩党新党権派で構成された「進歩政治の革新の会」は13日午後7時30分、「進歩政治の革新会報告大会」を開き、「我々は、国民の信頼を回復し、労働大衆の中にしっかりと根ざした新たな階級、進歩政党創党の道に出る」という決議文を採択した。

彼らは、決議文で△党員と党の外の人々を一緒にする進歩政治革新の組織を早期に地域委員会の単位まで結成 △新しい大衆進歩政党創党の支持署名運動を全国的に行い、主体を明確に立てる活動にすぐに突入する△姜基甲代表の革新の再創党のための最後の努力を支持し、姜代表と志を共にすることなどを決議した。

 
 


 



NorthKorea朝鮮の動向

日朝赤十字会談北京で開始「遺骨収集や墓参を協議」


日本赤十字社と北朝鮮の朝鮮赤十字会は9日午後、北京市内のホテルで、戦時中や終戦直後に北朝鮮で死亡した日本人の遺骨収集や遺族による墓参について協議を開始した。2日間の日程で意見交換する。

日朝赤十字会談は02年8月以来10年ぶりで、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の新体制発足後は初めて。

日赤側から田坂治国際部長ら、朝鮮赤十字会からリ・ホリム事務総長ら各3人が出席した。

今回の会談は日朝の赤十字が主体だが、墓参や遺骨収集に関して協議が進展すれば政府間の話し合いにつながる可能性が高い。

日赤の畑厚彦広報主幹は会談前、日本政府との連携について「全くないということではない。まずは赤十字で第一歩の話し合いを進めるということだ」と述べた。

厚生労働省の推計によると、北朝鮮国内には日本人の遺骨約2万1600柱が残っている。

北朝鮮外務省の宋日昊(ソンイルホ)朝日国交正常化交渉担当大使は今年4月、訪朝した日本の元参議院議員らに対して、咸鏡南道(ハムギョンナムド)や平壌(ピョンヤン)周辺など各地に墓地が残されていることを明かし、「日本側から(墓参の)提起があれば受け入れる」と述べていた。

今回の協議は日赤側が7月25日に書簡で提案し、北朝鮮側が受け入れた。







コリアン情報ウィークリー(2012年)

第463号 2012年08月13日  民主労総、「統合進歩党への支持撤回を決定」
第462号 2012年08月06日  金属労組第3次ストライキ、10万人以上参加
第461号 2012年07月30日  結局二つに別れる進歩党、新党権派「新党創党へ」
第460号 2012年07月23日  大統領有力候補の安哲秀氏、本出版で事実上出馬表明
第459号 2012年07月16日  李民主代表「10月にアン·チョルス 、統合進歩党の3者による最終一本化」
第458号 2012年07月09日  統合進歩党、新代表に姜基甲「革新を続ける」
第457号 2012年07月02日  日韓軍事情報協定推進の波紋拡大広がり
第456号 2012年06月25日  セヌリ党と民主党、統合進歩党の議員2名除名の推進に合意
第455号 2012年06月18日  最大野党の大統領選候補ムンジェイン、出馬宣言

第454号 2012年06月11日  韓米FTA、ISD協議は韓国案が提案されてから検討
第453号 2012年06月04日  第21回民族民主烈士·犠牲者の汎国民追慕祭「6・10民主化運動継承」

第452号 2012年05月28日
  貨物・建設労組、6月末ゼネスト闘争に突入

第451号 2012年05月21日
  日帝徴用者の個人請求権を認める

第450号 2012年05月14日
  統合進歩党、結局2重権力体制へ

第449号 2012年05月07日
  統合進歩党中央委員会、衝撃の暴力事態

第448号 2012年04月30日  統合進歩党、「比例代表選出の不正選挙」認定で波紋

第447号 2012年04月23日  再び始まる米産牛肉輸入反対のためのキャンドル集会

第446号 2012年04月16日  21日、双龍車汎国民追慕大会「生きて工場に帰ろう」

第445号 2012年04月09日  スト中のMBC労組の個人財産の仮差押え、「最悪の労組殺し」

第444号 2012年04月02日  総選挙、首都圏40〜50ヶ所混戦状態、週末の総力戦

第443号 2012年03月26日  統合進歩党、「野党連帯の影響があれば20席以上も可能」

第442号 2012年03月19日  総選挙中間発表、野党「3ヶ月で30議席失った」

第441号 2012年03月12日  安哲秀、放送3社ストライキ支持

第440号 2012年03月05日  海軍、済州道の基地建設開始

第439号 2012年02月27日  朴ソウル市長の息子の兵役免除、再検診で疑惑晴れる

第438号 2012年02月20日  MBC労組ストライキコンサート、「公正放送取り戻そう」

第437号 2012年02月13日  15日、核安保首脳会議への「対抗行動」発足

第436号 2012年02月06日  民主労総、総選挙方針をめぐって意見対立

第435号 2012年01月30日  大選野党候補支持率、ムン・ゼイン、初めて安哲秀を追い越し

第434号 2012年01月23日  MBC放送ストライキ決定、30日実行

第433号 2012年01月16日  慶州地域団体「月城1号機閉炉し、核廃棄物場工事中断しろ」

第432号 2012年01月09日  現代車労組、焚身をめぐって一部ライン作業中断

第431号 2012年01月02日  選管委HPへのサイバーテロ問題で、大学生の時局宣言続く




コリアン情報ウィークリー(2011年)

第430号 2011年12月26日  28日、金正日総書記告別式開催




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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