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コリアン情報ウィークリーNo:441 (2012.3.12)

安哲秀、放送3社ストライキ支持


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

03月05日(月)

 北朝鮮 李大統領への非難激化=「八つ裂きにする」

03月06日(火)

 韓国議員が国連人権理に出席、脱北者送還問題で

03月07日(水)

 韓国統一省、北朝鮮開城団地へ設備搬入許可

03月08日(木)

 北朝鮮への人道的支援 韓国側も訪中し米特使と調整

03月09日(金)

 韓国与党議員が離党 新党へ=公認候補選定に反発

03月10日(土)

 6カ国協議、「早期再開は困難」 米の元次席代表

 


Government
政府、政党

韓国与党議員が離党 新党へ、
公認候補選定に反発


4月に行われる韓国総選挙(国会議員選挙)の党公認候補推薦を受けられなかった与党セヌリ党の田麗玉(チョン・ヨオク)議員が9日、離党を宣言して保守系の中道新党「国民の考え」に入党すると明らかにした。

党公認推薦を受けられなかったことに反発しセヌリ党を離党した議員は田議員で3人目となった。また、新党「国民の考え」への合流を宣言したのは田議員が初めて。

「国民の考え」は全国245地域区中200以上で候補を立て、比例代表を含め30以上の議席を確保することをめざし、先月13日に発足。党公認推薦を受けられなかったセヌリ党議員らにラブコールを送っていた。今後、推薦を受けられなかった最大野党・民主統合党の中道派議員らとも連帯する案を推進している。




 

6カ国協議、「早期再開は困難」米の元次席代表


米国のブッシュ政権時代に北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の次席代表を務めたビクター・チャ氏が8日、毎日新聞の取材に応じ、6カ国協議について「早期再開は困難」との見通しを示した。

チャ氏はその理由として、北朝鮮が韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領を敵視している点を挙げ、「12月の韓国大統領選まで北朝鮮が南北対話に応じないことは明らかで、オバマ政権は南北対話がない状態での6カ国協議は無意味と考えているから」と説明した。

米国と北朝鮮は8日、食糧支援に関する北京での協議で配給の監視体制などについて合意し、北朝鮮側がウラン濃縮などを一時停止する見返りに、24万トンの食糧支援が再開される可能性が強まった。

チャ氏は食糧支援が毎月2万トンのペースで実施される点に着目。「支援終了まで1年かかるということは、合意に基づいて1年間は北朝鮮の核開発を凍結できる可能性があるということだ」と述べ、オバマ政権が当面、6カ国協議ではなく米朝協議の枠組みで核開発に歯止めをかけようとしている点を指摘した。

また、北朝鮮が米朝合意で国際原子力機関(IAEA)査察官の復帰を受け入れた狙いについて、チャ氏は「北朝鮮はウラン濃縮活動が核兵器製造のためではなく民生用であると査察官に主張し、認めてもらおうとしている」と分析。「北朝鮮のウラン濃縮活動が過去の国際社会との約束に違反していることを、査察前に国連安保理で確認する必要がある」と述べた。
 



Mass■世論、市民運動


安哲秀、放送3社ストライキ支持
 


安哲秀ソウル大学核融合科学技術大学院院長が放送3社の労組のストライキを支持する意思を明らかにした。

12日、全国言論労働組合MBC本部(委員長ジョンヨウンハ ​​)によると、安委員長は、放送3社の「天下り社長退陣の祭典」コンサートに送る動画メッセージで、政府の放送局を掌握している側面を特有の話法で批判した。

特に安院長はキム·ジェチョルMBC社長の法人カード使用の問題についても批判的な立場を見せた。

メッセージで安院長は、金社長のように2年間法人カードで7億ウォンを使用することは可能かという労組側の質問に、CEO時代を比較して、 「とんでもない。どうやってそれができるのか」と反問した。

また、自分が「マッサージ自体を嫌っている」とキム社長を間接的に批判した。

金社長は、MBC労組の確認の結果、法人カードを、日本のマッサージ店でも使ったことが知られ批判を受けた。

安院長は、「マスコミは本質的に真実を話す崇高な機能を持っている」「真実を抑圧しようとする外部の圧寮はあってはいけない」と述べた。

また、 「放送は公共財であるため、政権によってこのように経営陣が変わって報道方針が変わることは本当に望ましくない」と強く批判した。

安院長は、「どのような政権が入っても変わらないことができるよう、皆の未来のために真実を報道する環境を作ってあげるのが、私たちの重要な課題」と放送改革の必要性を強調した。

彼はまた「国民の一人として、懸命に働く多くの放送人たちは、放送局が本当に本来の姿勢での役割をよくすることができるようになる日が来ることを期待している」と付け加えた。



 


NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮首席代表、核問題より米朝関係改善優先 


6カ国協議の北朝鮮首席代表、李容浩(リ・ヨンホ)外務次官は8日、米ニューヨークで開催中の非公開セミナーで、「米国との関係が改善すれば、核問題は解決する。

北朝鮮が核を開発したのは、米国による北朝鮮敵対視政策のためだった」と発言した。

核問題の解決より、米朝関係の改善を優先したい北朝鮮の思惑を公言したことになる。

これに対し、同セミナーに出席した6カ国協議の韓国首席代表を務める林聖男(イム・ソンナム)朝鮮半島平和交渉本部長は、先ごろ行われた米朝高官協議の合意事項を北朝鮮が忠実に履行することが「6カ国協議再開の近道」と強調したとされる。

セミナーは米シラキュース大学マックスウェル行政大学院とドイツのフリードリヒ・エーベルト財団の共催。「東アジアの平和と協力」をテーマに9日まで開かれる。南北の6カ国協議首席代表が参加したため、接触の可能性にも注目が集まったが、現状では実現は難しいようだ。






コリアン情報ウィークリー(2012年)

第441号 2012年03月12日  安哲秀、放送3社ストライキ支持
第440号 2012年03月05日  海軍、済州道の基地建設開始
第439号 2012年02月27日  朴ソウル市長の息子の兵役免除、再検診で疑惑晴れる
第438号 2012年02月20日  MBC労組ストライキコンサート、「公正放送取り戻そう」
第437号 2012年02月13日  15日、核安保首脳会議への「対抗行動」発足
第436号 2012年02月06日  民主労総、総選挙方針をめぐって意見対立
第435号 2012年01月30日  大選野党候補支持率、ムン・ゼイン、初めて安哲秀を追い越し
第434号 2012年01月23日  MBC放送ストライキ決定、30日実行
第433号 2012年01月16日  慶州地域団体「月城1号機閉炉し、核廃棄物場工事中断しろ」
第432号 2012年01月09日  現代車労組、焚身をめぐって一部ライン作業中断
第431号 2012年01月02日  選管委HPへのサイバーテロ問題で、大学生の時局宣言続く



コリアン情報ウィークリー(2011年)

第430号 2011年12月26日  28日、金正日総書記告別式開催




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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