To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:501 (2013.05.06)

民主労総、指導部空白長期化


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
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カレンダー 

 

04月29日(月)

 ウォン前国家情報院長・3次長・心理情報局長 2日間隔 順に召還

04月30日(火)

 停電措置すれば開城市民飲料水まで途絶える…北韓をさらに刺激

05月 01日(水)

 「朴正熙 暗殺関連文書 全て公開を」米学者、CIAに情報公開 請求訴訟

05月 02日(木)

 カーター 「北招請・米承認あれば北韓訪問」

05月 03日(金)

 開城工業団地 未支給金 妥結…残留7人 全員帰還

05月04日(土)

 韓米同盟60年 共同宣言採択

 


Government
政府、政党

韓米同盟60年 共同宣言採択


朴槿恵(パク・クネ)大統領の米国訪問とバラク・オバマ米国大統領との初の首脳会談は、両国の協力関係を強固にした。

1953年に韓米相互防衛条約が締結されて今年で60周年をむかえる状況で行なわれる朴大統領とオバマ大統領の首脳会談では「韓米同盟60周年記念共同宣言」を採択することにした。 「特別な」時期であるだけに、両国がこの間に積み重ねた信頼を確認し発展させる方案を議論するということだ。

今回の訪米の英語スローガンが「Bound by trust forward together」(共に前に進む信頼同盟)に決まったのもこのような脈絡だ。 ユン・チャンジュン大統領府報道官は「今回の首脳会談は両国首脳間の信頼構築を通じて強固な同盟関係の持続的発展を牽引していく一方、今後4年を共にする両国行政府間の政策協力水準と内容を格上げさせる契機になると期待される」と話した。

これに伴い、韓米関係を軍事同盟水準を越えて、包括的で戦略的な同盟に拡大することにした2009年「同盟未来ビジョン」を跳び越える合意内容が出てくるかが注目される。

また、戦時作戦統制権の返還と駐韓米軍防衛費分担金交渉など両国間に異見がある懸案をはじめとして朴槿恵大統領が強い意志を持っている韓米原子力協定、専門職ビザクォーター拡大なども議論されるものと予想される。

両首脳は北核問題を含め東北アジアの平和と発展のための構想についても交感を成し遂げるものと見られる。 ユン スポークスマンは「韓米間の緊密な対北韓政策共助方案、東北アジア平和協力構想、気候変化、開発協力など主なグローバル アジェンダに対するパートナーシップ強化方案を協議するものと展望される」と説明した。


 

Mass■世論、市民運動


民主労総、指導部空白長期化


去る3月20日、京畿道(キョンギド)果川市(クァチョンシ)市民会館。 全国民主労働組合総連盟(民主労総)代議員500人余りが集まった席で、全国学校非正規職労組(学非労組)組合員30人余りが涙で訴えた。 「どうか民主労総に残れるようにして下さい。 5月までに(所属する)連盟を定められなければ出て行かなければならないんです。」 19年間、学校調理士として働いてきたパク・クムジャ学非労組委員長と組合員たちは「民主労総が口では非正規職のためと言いながら、反対に非正規職労組を追い出すというのが話になるか。 私たちは学校現場でも冷遇され、今度は民主労総でもこのように冷遇されなければならないのか」と悔しさを爆発させた。

メーデーの1日、パク・クムジャ学非労組委員長は「民主労総は非正規職を組織化すると言って去る数年間に20億ウォン余りを使ったが、やっと数千人を引き込むのに終わった。 私たちはわずか2年で3万人近い女性非正規職を組織した。 民主労総より私たちの方がはるかに大きな仕事をしたわけだ」として、さびしさを隠さなかった。

民主労総に加入しようとする学非労組に対し、民主労総は去る1月「既存16ヶの傘下連盟の中の1ヶ所に加入しなければ規約の則り措置する」と決めた。

総連盟である民主労総が仲裁力を発揮できない間に、すでに組織された非正規職労働者2万7000人余りが民主労総を去らなければならない境遇に置かれた。 このような状況のために、創立18年をむかえた民主労総が今どこに立っているのかという疑問を提起する声が労働現場から上がっている。

来る4日にはチェ・ビョンスン、チョン・ウィボン氏など現代自動車社内下請け労働者の鉄塔籠城が200日をむかえる上に、双龍(サンヨン)自動車労働者の死の行列が絶えないなど重大な労働懸案は山積みであるにも関わらず、労働現場で民主労総が見えないという批判が出ている。 労働核心懸案で存在感を失ったわけだ。

昨年11月初めキム・ヨンフン委員長が辞退した後、6ヵ月にわたり続いている民主労総指導部の空白状態が大きな役割を果たした。 民主労総は4月23日ソウル蘆原(ノウォン)区民会館で臨時代議員大会を開きイ・ガビョン-カン・ジンス(委員長-事務総長)候補パートナーに対する賛否投票を行ったが、投票者数が在籍過半数に至らず指導部選出が失敗に終わった。 投票者数未達で指導部選出に失敗したのは今回が初めてだ。

投票数が在籍人員の過半数に至らず開票さえできずに指導部選出に失敗した点は政派争いの結果という解釈が優勢だ。 代議員大会に出席はしたものの投票はしないことによってイ・ガビョン候補組が単独出馬した選挙自体を無にし、再選挙を誘導しようとする一部政派が意図的にしたことという指摘が出ている。

ハン・ジウォン労働者運動研究所研究室長は「産別労組を通じて公共部門は政府を相手に、民間部門は使用者団体を相手に中央交渉を行うことが目標であった。 これを通じて非正規職問題のような超企業的問題を解決するつもりであったのに、金属・保健・公共部門などでの交渉は不安定で、使用者側は一貫して交渉を忌避している。 民主労総の指針が産別に降ろされ懸案が解決されなければならないが、現実はそうではない」と話した。

キム・スンホ‘チョン・テイルに学ぶサイバー労働大学’代表は「民主労総が大企業正規職中心であるため非正規職を組織化する主体が不足したようだ。 民主労総が内部の多様な運動団体を認めることが必要だ」と話した。




NorthKorea朝鮮の動向

カーター 「北招請・米承認あれば北韓訪問」


ジミー・カーター前米国大統領の北朝鮮訪問説が再び出ている。 北朝鮮がすでに彼の北朝鮮訪問を招請したとか、彼が米国政府に北朝鮮訪問意思を明らかにしたという一部言論報道が事実であるか否かはまだ確認されていない。

カーター前大統領は先月10日、米国(CBS)放送と行なったインタビューで 「私は今まで3度北朝鮮を訪問した。 しかし北朝鮮が私を招請し、ホワイトハウスが承認しない限りは行かなかった。 従ってこれらがなされるならば私は喜んで行くだろう」と話した。 先月22日には米国ルイジアナ州のラファイエット校で演説し、北朝鮮との対話の必要性を強調する書簡をジョン・ケリー国務長官に送ったし、北朝鮮-米国間の平和条約を締結することを勧告したと彼は話した。

このような情況と前例から推し量ってみる時、北朝鮮がカーター前大統領に北朝鮮訪問要請を行ない、カーター前大統領は米国政府側に北朝鮮訪問意思を伝達したと推定してみることもできる。

 しかし米国務部関係者は「カーター前大統領が北朝鮮訪問意思を伝達したか否かは知らない」として「米国市民が北朝鮮を訪問するならば、それは個人的なことであって国務部とは関連ないのでカーター前大統領側に直接尋ねなければならない」と線を引いた。




コリアン情報ウィークリー(2013年)

第501号 2013年05月06日  民主労総、指導部空白長期化
第500号 2013年04月29日  政府、またも「ニム(君)のたのの行進曲」なくす計画
第499号 2013年04月22日  起亜自動車光州工場の社内下請け労働者が焼身
第498号 2013年04月15日  晋州医療院廃業の阻止のための大規模集会を開催
第497号 2013年04月08日  「無労組」イーマート、労組活動保障・解雇者復職
第496号 2013年04月01日  ついにキム・ジェチョルMBC社長 解任
第495号 2013年03月25日  憲法裁判所、朴正熙政権 緊急措置1・2・9号 違憲決定
第494号 2013年03月18日  住民センター福祉職公務員の自殺続く
第493号 2013年03月11日  「代案放送」100万人の夢に向かって、「国民TV」第一歩
第492号 2013年03月04日  双龍(サンヨン)車 送電塔 籠城「病魔と100日」
第491号 2013年02月25日  盧武鉉前大統領借名口座」発言、「チョ・ヒョノ元警察庁長法廷拘束」
第490号 2013年02月18日  勤労挺身隊被害者「不二越」に損害賠償訴訟
第489号 2013年02月11日  朴槿恵の「4大重症疾患支援」政策変更に非難世論
第488号 2013年02月04日  コルト楽器 座込み場 強制執行
第487号 2013年01月28日  米ニューヨーク州上院「慰安婦強制動員は犯罪」
第486号 2013年01月21日  国会・市民社会、4大河川事業、「解決法の公論化」要求
第485号 2013年01月14日  竜山惨事4年、遺族、朴当選人との面談要求
第484号 2013年01月07日  希望バス、再び釜山へ




コリアン情報ウィークリー(2012年)

第483号 2012年12月31日  映画「レ・ミゼラブル」、大統領選挙後の集団ヒーリング効果



コリアン情報ウィークリー(2011年)

第430号 2011年12月26日  28日、金正日総書記告別式開催




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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