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コリアン情報ウィークリーNo:493 (2013.03.11)

「代案放送」100万人の夢に向かって、「国民TV」第一歩


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
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カレンダー 

 

03月04日(月)

 イーマート、不法派遣 1万人余り 正規職転換

03月05日(火)

 米・中、対北韓制裁案 暫定合意 北韓 「停戦協定 白紙化」反発

03月 06日(水)

 チョン福祉長官、「4大重症疾患 100%保障は選挙キャンペーン用」

03月 07日(木)

 国連安保理「対北 高強度制裁」決議

03月 08日(金)

 ユン産業通商資源部長官候補者、「韓-米FTA ISD再協議推進」

03月09日(土)

 安哲秀・ノ・フェチャン夫人…蘆原(ノウォン)丙「4巴戦」激戦地に

 


Government
政府、政党

安哲秀・ノ・フェチャン夫人、
蘆原(ノウォン)丙「4巴戦」激戦地に


安哲秀 前ソウル大教授が出馬を宣言した4・24ソウル蘆原丙再選挙に、進歩正義党が8日ノ・フェチャン共同代表の夫人キム・ジソン氏を公認した。 民主統合党でもイ・ドンソプ地域委員長が出馬の意志を固めており、野党圏の候補単一化がなされない場合にはセヌリ党候補まで含め4人以上の候補の競争になるものと見られる。 

イ・ジョンミ進歩正義党スポークスマンは国会ブリーフィングで「キム氏は女性運動家、労働運動家、人権活動家の出身で、民主労働党創党時期から進歩政党の党員として仕事をしてきた。 また「三星(サムスン)X-ファイル」事件の真実を国民法廷の前にたてる今回の選挙の国民的審判を最もよく実現する競争力ある候補」と明らかにした。

キム氏はこの日から2日間にわたって行なわれる進歩正義党全国委員会電子投票承認を経れば、来る10日に出馬を公式宣言する予定だ。 イ・ジョンミ スポークスマンは「安哲秀(アン・チョルス)前教授が協議や議論なしに一方的に出馬を明らかにし、野党圏連帯の可能性を先に閉ざした」として、キム・ジソン候補公認の正当性を説明した。

これに対して野党圏のある再選議員は「ノ・フェチャン前議員の無念な思いは十分に理解するが、夫の地方区を夫人に譲る形という点で世襲批判を避け難い。

進歩陣営ならばこのような点について、より神経を使わなければならなかっただろう」と話した。 インターネットでも進歩正義党代表を務めているノ・フェチャン前議員の夫人の出馬を巡り賛否論争が激しい。

進歩正義党は今回の総選挙でノ・フェチャン前議員がおさめた得票率(57.21%)を基盤に、キム・ジソン候補が相当な旋風を巻き起こすと主張している。

蘆原丙地域は2004年に分区された以後、17代総選挙ではヨルリンウリ党イム・チェジョン(45.2%)を、18代ではハンナラ党ホン・ジョンウク(43.1%)を選択したのに続き、19代では進歩正義党ノ・フェチャンを選択する‘スウィングボート’(毎回、与・野の勝者が変わる地域)地方区の特性を見せている。



 

Mass■世論、市民運動


「代案放送」100万人の夢に向かって、「国民TV」第一歩


"下からの言論革命" を掲げる「国民TV」がメディア協同組合形式でスタートした。 18代大統領選挙後、署名運動を通じて設立の動きが起きた国民TVが主流放送の対抗馬になりうるかが注目される。

国民TV設立準備委員会は3日、創立総会で設立同意者500人余りが参加した中でインターネット基盤の代案放送のスタートを公式宣言した。 国民TVメディア協同組合はキム・ソンフン前農林部長官を理事長、チョン・ウニョン<オーマイニュース>初代編集局長、チェ・ドンソク漢陽大教授、ソ・ヨンソク前<デイリーサプライズ>代表を常任理事に選出した。 イ・ジェジョン弁護士とキム・ジョンナン尚志(サンジ)大教授らも非常任理事職を引き受けた。

設立準備委はこれまでに1009人の発起人および設立同意者を集め、出資金10億9400万ウォンを集めた。 設立同意者たちは1人当り20口座(100万ウォン)以上を出資したことが分かった。 チョ・サンウン設立準備委事務局長は「最高240口座加入した人もいて、6人家族が全員設立同意者として参加した家族もいる。 2週間の募集の結果としては、その熱気が相当なものだ」と語った。

国民TVは株式会社ではなくメディア協同組合形態を選んだ。 保有持分により意思決定権が配分される株式会社より、出資額に関係なく1人1票を行使する協同組合運営方式が適切と判断したためだ。

チョ事務局長は「少なくとも100万人以上の組合員を確保してこそ国民TVという名前に相応しい放送が可能だ。 大統領選挙局面で噴出した公正言論、代案言論に対する国民の熱望から出発しただけに、持続的な関心が必要だ」と話した。 準備委は近い将来ホームページを通じて100万組合員募集に乗り出す計画であり、新聞広告と全国巡回説明会も準備中だ。

国民TVが代案メディアとして影響力を持つためには、インターネット以上のプラットホームを備えなければならないという意見も出ている。 カン・ヒョンチョル淑明(スンミョン)女子大教授(言論情報学)は「すでにインターネット アクセシビリティが高い若年層を対象にしたチャンネルは多様なので、中・壮年層を攻略できる地上波やケーブルなどプラットホームをより多様化する必要がある。 地平の拡張が国民TV成功の鍵だ」と話した。

一方、もう一つの代案放送である<ニュース打破>は1日にシーズン3の放送を始めた。 解職言論人が主軸となってスタートし、最近人員を補強した<ニュース打破>はシーズン3の初放送で朴槿恵(パク・クネ)政府の初代長官候補者らの不動産投機疑惑と論文重複掲載、論文かけはぎ疑惑を集中的に報道した。





NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮、休戦協定を「白紙化」
米韓合同軍事演習に反発


米国と中国が北朝鮮の3次核実験に対する制裁案に暫定合意し、国連決議案が今週にも採択されるものと見られる。北朝鮮は11日付で停戦協定の白紙化を予告するなど強く反発した。

国連安全保障理事会は5日午前11時(韓国時間 6日午前1時)ニューヨーク国連本部で15理事国による非公開会議を開き、米・中が暫定合意した決議案草案を回覧した。

草案の内容は知らされていないが、既存制裁の強化とともに北朝鮮船舶検査強化など新たな制裁が追加される可能性が高いと観測される。 また、すべての会員国に対し拘束力を持つよう国連憲章7章41条(非軍事的措置)を援用すると発表された。

北朝鮮の朝鮮人民軍最高司令部スポークスマンは5日声明でこのような国連の動きと、まもなく行なわれる韓米合同訓練(キーリゾルブ)を非難して「今回の戦争演習が本格的段階に移る3月11日から、形式的に維持してきた朝鮮停戦協定の効力を完全に全面白紙化してしまうだろう」としつつ「朝鮮人民軍板門店代表部の活動も全面中止することになるだろう」と明らかにしたと<朝鮮中央通信>が伝えた。

北朝鮮は板門店の朝米間の軍部電話の遮断も予告した。 また、米国と韓国の「核兵器」威嚇、「先制打撃」等を挙論して 「多種化された我々の独自精密核打撃手段で真っ向対立するだろう」とし「押せば発射されるようになっていて、降り注げば火の海が広がるようになっている」と威嚇した。

北朝鮮が「停戦協定の拘束を受けないだろう」と明らかにしたことは以前にもあるが「白紙化」表現は異例的だ。

 国防部キム・ミンソク スポークスマンは「これまでとは異なる内容であり、もう少し見守り対応する。 軍事的挑発は強力に応懲する」と明らかにした。



コリアン情報ウィークリー(2013年)

第493号 2013年03月11日  「代案放送」100万人の夢に向かって、「国民TV」第一歩
第492号 2013年03月04日  双龍(サンヨン)車 送電塔 籠城「病魔と100日」
第491号 2013年02月25日  盧武鉉前大統領借名口座」発言、「チョ・ヒョノ元警察庁長法廷拘束」
第490号 2013年02月18日  勤労挺身隊被害者「不二越」に損害賠償訴訟
第489号 2013年02月11日  朴槿恵の「4大重症疾患支援」政策変更に非難世論
第488号 2013年02月04日  コルト楽器 座込み場 強制執行
第487号 2013年01月28日  米ニューヨーク州上院「慰安婦強制動員は犯罪」
第486号 2013年01月21日  国会・市民社会、4大河川事業、「解決法の公論化」要求
第485号 2013年01月14日  竜山惨事4年、遺族、朴当選人との面談要求
第484号 2013年01月07日  希望バス、再び釜山へ




コリアン情報ウィークリー(2012年)

第483号 2012年12月31日  映画「レ・ミゼラブル」、大統領選挙後の集団ヒーリング効果



コリアン情報ウィークリー(2011年)

第430号 2011年12月26日  28日、金正日総書記告別式開催




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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