オープニング 『響(ヒャン)』 広島朝鮮初中高級学校 中・高級部舞踊部
私たちは在日朝鮮3世・4世です。1世・2世たちが血と汗と涙で守ってきた朝鮮学校で、朝鮮語や朝鮮の歴史・地理・民族の歌や踊りを学んでいます。ほとんどの学生が広島で生まれ育ってきました。 しかし、国際平和都市である広島で朝鮮学校だけが高校無償化が適用されず、教育助成金までもが交付されなくなった今、私たちの夢をはぐくむ場所が奪われようとしています。 違いを認め合い、共に生きていくことを心から願っています。私たちは民族の魂を胸に「過去」を忘れず差別と闘い、後世のためにこれからも「メッセージ」を伝えていきます。
総合司会:加古川 拓志 戦争が終わり、68年が経ちました。戦争を体験した方々も高齢になられ、亡くなられた方も多くいます。年々戦争の真実を後世に伝えていく人が少なくなり、記憶の中から戦争のことが薄れている人も少なくありません。私は戦争のことはよくわかりません。しかし二度と繰り返してはいけないことは分かります。だから、「戦争」や「平和」についてもっと多くのことを学び、また戦争について何も知らない人たちと一緒に、「戦争」や「平和」ついて考えていきたいと思っています。
総合司会:田中 旬 「平和」この言葉からどんなことを考えますか?「戦争のない世界」、きっとそう答える人が多いと思います。しかし、私はそれだけでは、平和と言えないと思います。少し前に大きくとりあげられた「イジメ」の問題。また、差別、友だちどうしのケンカ、そして自殺で命を落としてしまう人…。戦争に比べたら小さなことかもしれませんが、戦争もいきなりではなく、小さなことから始まっていると私は思います。温かい言葉に腹を立てる人はいません。温かい言葉がとびかえばケンカやイジメもなくなります。小さなことでも、みんなで力を合わせれば大きな力になります。この気持ちを強く持つことで、戦争やイジメのない平和な世界を築いていけると私は思います。
司会:末國素衣 私はこのメッセージfromヒロシマを通して、いろいろな人とふれあい繋がり、平和についてみんなと思いを共有出来ればいいなと思っています!また、小さい頃に参加していた平和行進や今参加させていただいている平和活動で学んだ事を、更にもっと勉強していき次の代の子達、もちろん自分達の代にも教えたり、引き継いでいったりしていきたいと思います!今回のメッセージfromヒロシマをそのような場に出来るよう楽しみながら頑張ります!!
司会:宮國琳 誰かに「あなたにとって平和とはなんですか?」と聞かれたら、人はそれぞれ答え方は違うと思います。しかし、答え方が違ったとしても、たどりつく想いは一緒だと私は信じています。今回、私はこのメッセージfromヒロシマを通して、改めて平和について考え始め、もっと関心をもってもらえる場にしたいと思います。
会:石原 あかり 戦争とは罪もない人々の尊い命を奪っていき、また子ども達の命をも奪い去っていきます。子ども達には明るい未来があり、その未来は子ども達に託されています。私はこの「メッセージfromヒロシマ」で未来を託された子ども達に、平和の大切さを感じて欲しいと思います。また、人それぞれ考え方が違い、世界の平和は難しいものだと思いますが、平和への考え方を改め、他人を思いやる心を持つことで、少しずつでも世界の平和に近づくことが出来るはずです。私は子ども達にその事を伝えていきたいと思います。