◆大成功!大盛況! |
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広島、長崎は被爆してから、63回目の暑い夏を
迎えました。そして、「核のない平和な21世紀!」
にすることを掲げ、高校生を中心とした実行委員
会によって企画、運営がなされる「メッセージ
fromヒロシマ」は、8回目の開催を迎えました。
6月からの準備期間を経て、当日は、海外や全
国から広島を訪れた390人が参加して、大いに盛り
上がりました。 |
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メッセージfromヒロシマ2008開幕! |
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オープニングは、広島朝鮮初中高級学校、高級
舞踊部の皆さんが「喜び」を踊ってくれました。
その華麗な踊りは、子どもたちも夢中になるほど
のものでした。 |
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そして、総合司会の水野希更さん、司会の高橋真捺さん、横山千夏さんが登場し、挨拶とともに元気良く「メッセージfromヒロシマ2008」が始まりました。 |
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体を動かすのは楽しい! |
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第1セクションは、実行委員の登場で始まりました。黄色い手作りの花をつけた高校生メンバーが登場し、代表して高校二年生の横山昌典さんが子どもたちに呼びかけました。
その後、振付指導のKOHMENさんが舞台に登場し、踊りの練習にうつりました。まだ少し緊張した面持ちの子どもたちでしたが、「アララの呪文」の振付練習は夢中になって踊っていました。
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夢中になった時間! |
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第2セクションは、平和へのメッセージを作る時間です。それぞれが、キラキラした花型のフィルムに想いを書き込んでいきました。その中には、何を書こうか迷っている子もいれば、2枚、3枚と意欲的に書き込んでいる子もいました。
さらに、まだ漢字を習っていない子が、漢字で「平和」と書こうとしている姿もありました。
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想いを書き込んだ花形フィルムは、あるものをかたどったシートに張っていきました。この時点では、作成しているものが何の形になるのか、子どもたちはまだ知りませんでした。
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全国のお友だちからのメッセージ! |
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海外のお友だちからのメッセージ |
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全国の子どもたちからの心を動かすメッセージが読み上げられた後は、海外のお友だちからのメッセージです。
韓国から参加してくれたのは、イ・ヒョネさん、チョ・ジェヒョンさん、そして、「いろんな事を学んで、韓国に帰って、友達に伝えたい」と代表でメッセージを発表してくれた、キム・ヨンジンさんの三人でした。
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また、フィリピンから来てくれたベルナデット・サントシラッドさんは、自身の現状を伝え、その上で、お世話になっている人たちへの感謝の気持ちを述べて、「周りの人たちを愛する為に一生懸命になることが大切」と、しっかりした言葉で伝えてくれました。また、将来の夢は看護士になることだと語り、「私に今まで援助してくれたたくさんの優しい人々のご恩に報いることが出来る」と、強い意志を感じさせてくれました。
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ダンスチームに圧巻!
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第4セクションでは、広島のHDCダンスグループの登場です。「子どもサラリーマン」、「アニムス」の二曲で、かっこいいダンスを披露してくれました。 |
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そして、ここで再び「アララの呪文」を踊る時間です。まだまだ照れながら踊っている子もいる中で、「もう一回踊る!」と元気良く楽しんでいる声も聞こえました。 |
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平和だからこそ、楽しいのだ! |
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楽しい時間が過ぎるのは早いもので、あっという間にエンディングの時間となりました。 |
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ここで、「メッセージfromヒロシマ2008」の大切な目的の一つである、平和のメッセージを発信する時間です。実行委員、そして、平和を願う気持ちを持って集まった子どもたちの代表として、石田さおりさんと、森崎和仁さんがメッセージを読み上げてくれました。会場からは拍手が沸きあがり、メッセージは、みんなの気持ちを乗せてメールとして、核保有国に同時送信されました。その後、先の時間で書き込んだ平和へのメッセージが、大きな鳩の形となって現れました。キラキラと光る花形シートのきれいさと迫力に圧倒されました。そこで、司会者からの「最後に思いっきり踊りましょう」という声がかかりました。子どもたちも実行委員も、全員が笑顔で思い切り踊りきりました。 |
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楽しみながらも、平和について考える機会となった「メッセージfromヒロシマ2008」。元気よく「アララの呪文」が踊れたように、今度は、全世界に「平和の魔法」をかけることが出来るはずです。 |
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~海外のお友だち紹介~ |
≪韓国からのお友だち≫
李 炫厓さん(イ・ヒョネ)1992.2.21生まれ
日本の友だちと仲よくなって、交流を通じて世界平和の実現に頑張ります。
金 娟辰さん(キム・ヨンジン)1992.7.8生まれ
二度とこの世界に核の被害者がないように平和交流活動を通じて、世界平和の実現のために頑張っていきたい。
趙 宰衡さん(チョ・ジェヒョン)1992.3.11生まれ
平和交流活動を通じ、色々学んで世界平和実現のために役に立つ人になりたい。
≪フィリピンからのお友だち≫
ベルナデット・サントシラッド
毎年、フィリピンの子どもたちは、原水禁の招待を受け、広島・長崎で若者同士の交流や
平和活動を行っています。
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平和アピール メッセージ from ヒロシマ 2008 |
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みなさん、平和公園でサダコさんと会いましたか。
2歳の時に被爆した佐々木禎子さんは、幸いケガもせず、小学校ではいつもリレーの選手をするほど元気な子どもでした。ところが10年後の小学校6年生の冬、突然白血病を発病しました。入院した禎子さんは「鶴を千羽折れば願いがかなう」という言い伝えを信じ、ベットで毎日折り鶴を折り続けました。しかし、その願いは届かず、中学校1年生の時、9ヶ月の入院生活の末、ついに力尽きて12歳で亡くなりました。
「あんなに元気だった禎ちゃんが死ぬなんて、信じられん」。「原爆はもういやじゃ。戦争なんて、なくなればええのに」。同級生たちは「禎子の墓をつくろう」、「原爆でなくなった子どもたちの像をつくろう」と立ち上がり、広島市内の子どもたち、全国の子どもたちに訴えました。すると全国からたくさんの子どもたちの募金と励ましの手紙が寄せられ、原爆の犠牲となった子どもたちみんなの慰霊碑として、「原爆の子の像」が建設されました。
像にはこんな言葉が刻まれています。
「これはぼくらの叫びです/これは私たちの祈りです/世界に平和をきずくための」
この像ができて今年でちょうど50年を迎えました。
「君らの時代は平和だね」と言われたことがありますが、本当でしょうか。イラクやアフガニスタンなどのいつまでも終わらないテロや戦争、銃を持って戦っている幼い少年兵たち、戦争や飢えと貧困に苦しんでいるたくさんの子どもたち。核兵器廃絶を願う国や人々は多いのに、少しも進まない核軍縮。
想像してみてください。自分が今から戦争に行かなければならないとしたら。自分の子どもが、親が、友だちが、大切な人が、明日死ぬかもしれない、殺されるかもしれないとしたら。そんな世界がかつてあり、今なお続いています。
私たち一人ひとりが世界に訴える力はとても小さく無力に思えます。だけど、ここにいる私たちが同じ想いを世界に訴えかけたなら。世界中の人びとが手を取り合って、世界に平和を訴えかけたなら。世界は必ず変わります。私たちは世界を動かす力をもっています。一人では小さな力でも、みんなで心を一つにして集えば大きな力になるのです。
「もう戦争はいらない! 核兵器もいらない!」
首相官邸や核保有国の代表宛にメールで送信。
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子どもの広場全体のスケジュール 2008年8月5日(火) |
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☆8:00~8:30 子どもの慰霊祭【平和公園内 原爆供養塔前】
☆8:40~10:10 フィールドワーク(平和公園内)
☆10:15~10:30 ダイイン
☆10:30~11:30 被爆電車
☆10:30~11:30 被爆のお話を聞こう
☆12:55~14:55 メッセ-ジ from ヒロシマ2008
☆15:00~16:40 海外のお友だちとの交流会
☆15:00~16:00 灯ろうづくり
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