【沖縄5・15平和行進 写真報告 その2】


■5月16日
平和行進2日目 東コース

平和行進2日間は、東・西の2コースによる、嘉手納基地の一周抗議行動です。東コースは、沖縄市役所前を出発し、嘉手納基地・第2ゲート前でシュプレヒコールを上げ、嘉手納基地を見下ろす「安保の見える丘」で抗議行動、嘉手納基地・第1ゲート前でも抗議のシュプレヒコールを行いました。


東コース2日目は、沖縄市役所前から出発です。あいさつをしているのは、平和フォーラム副事務局長の藤本泰成さん。後ろの建物が、沖縄市役所です。

●あいさつ 藤本泰成さん(平和フォーラム副事務局長)
 戦後64年、復帰から37年がたちました。昨日から平和行進に参加しているみなさん、沖縄を歩いて、どのように感じたでしょうか。
 不平等な日米地位協定によって、酔っぱらいのひき逃げ米兵を捕まえることもできない。地面を掘れば、沖縄戦中の不発弾があちこちから出てくる。沖縄は、そういう現実にあります。
 SACO合意、米軍再編、グアム移転協定、そして昨日出発したあの「ちゅら海」に新しい基地を建設しようとしている。沖縄県民の思いを踏みにじるように、建設を強行しようとしている。今回のグアム移転協定は、沖縄の負担軽減には、何もつながりません。政府・与党は嘘を重ねて、沖縄県民を痛めつけているのです。政府・与党は、戦争する国作りを、どんどん進めています。
 戦争で人が死ぬ時に、靖国神社がどのような役割を担ったでしょうか。息子を戦争で殺された母親に、涙を流すことも認めない靖国神社。そうした機能を作り上げて、その上で戦争する国作りを進める政府・与党の陰謀を、私たちは絶対に許してはいけないと思います。生命の尊厳を、沖縄の現実から見てもらいたいと思います。その思いを、参加者が全国に持って帰って、新しい運動を進めていただきたい。
 あと2日の行進、がんばりましょう。



東コース参加のみなさんたち。



沖縄市の市長さんは、元社民党衆議院議員の東門美津子さんです。朝早くから、応援に駆けつけてくれました。


●歓迎のあいさつ  東門美津子さん(沖縄市長)
 みなさん、おはようございます。昨日のテレビニュースで、県内外の多くの参加者による平和行進が出発したことを見ました。炎天下で、インタビューに答えている方々の笑顔が、とても印象に残りました。「沖縄に平和が来るまでがんばる」と言っていた方もいました。「一歩一歩踏みしめながら、沖縄の現状を見ていきたい」という方もいました。こうした若いみなさんの声を聞いて、感動したのは私一人ではないと思います。
 私も市長になって3年が過ぎました。米軍関連の事件・事故への対応、騒音問題、ゴミ山の問題。それに加えて、基地外居住米兵の闘犬が逃げ出したという事件も起きました。幸い人への被害はありませんでしたが、大きな不安感が残りました。というのは、逃げ出した犬が、幼い子どもをかみ殺す事件が過去に起きているのです。これらは、米軍基地があるが故の事件。事故です。こうした事件・事故に毎日向き合っていると、米軍基地は大きすぎる、何とかしなければならないという思いを、日に日に大きくしています。米軍基地の整理・縮小を進める、新たな基地建設は認めない。このことを皆さんと共有して、がんばっていきたいと思います。
 県外のみなさん、地域に帰ってから、沖縄の実情や私たちの思いを、地域のみなさんに伝えてください。さらに運動の輪を広げていただけたら、とてもありがたいと思います。
 暑い中です。体調には気をつけて、行進をがんばってください。



「団結がんばろ!!」で気合を入れて、平和行進に出発です。



先頭を行くのは、全水道のみなさんです。



こちらは岡山のみなさん。



三重のみなさんは、そろいのTシャツで参加です。



ガッツポーズで、まだまだ元気です。



大分高教組・青年部のみなさん。寄せ書きを持っての行進です。



こちらは日教組の本部です。



東京全労協のみなさんです。



熊本から参加したみなさん。



赤字に白抜きで「基地いらない」のゼッケンは、佐賀県からの参加者です。



力強くこぶしを振り上げるのは、埼玉平和運動センターの中島さん。




嘉手納基地・第2ゲート前です。



シュプレヒコールをあげながら、ゲートの前を通過します。



嘉手納町役場のそばにある「安保の見える丘」。基地に向かってシュプレヒコール。



参加者いろいろ
 平和行進には、そろいのTシャツで来る団体、お手製のゼッケンをつける団体など、さまざまです。


大阪教組のみなさんは、白地のゼッケンに自分で文字を書いています。


お!!これは上手。



こちらの方も、手書きです。




こちらは先ほども紹介した、三重県のみなさん。


日教組も、そろいのTシャツで参加です。



旗にも、組織の個性がでるのかな。





嘉手納町役場まえで休憩です。




ノド乾いた!


アイスおいし〜!


カチ割り氷で身体を冷却。つめたー。




ここは嘉手納基地に隣接している北谷町・砂辺区です。右側に見えるマンションは、基地外に居住する米兵・家族向けのものです。プライベートビーチのような海岸で遊んでいるのも、米軍関係者のようでした。
この海岸は、沖縄戦のときに米軍の上陸地点となった場所です。


地元選出の県議会議員・瑞慶覧功さん。北谷に米軍住宅が集中し、地域にさまざまな問題が発生している状況を話してくれました。







嘉手納基地に隣接する、国道58号線。



嘉手納基地のフェンス沿いに、平和行進は続きます。




嘉手納基地・第1ゲート前。基地撤去のシュプレヒコールを繰り返しました。











★写真報告 その1
★写真報告 その2
★写真報告 その3

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