新着情報

第60回護憲大会・分科会報告

第1分科会「現下の改憲情勢」 講師の飯島滋明さん(名古屋学院大学教授)は、改憲5会派が主張する憲法改正は「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」の意義を失わせ、歴史の流れに逆行するものであり、市民の幸福と平和が根底から覆される危険性があるため、多くの弁護士や憲法学者が反対している。また、自衛隊明記の改憲論は、「自衛隊を憲法上の組織としてしまえば、その維持のために徴兵制へ道を開くことになる」と警鐘を鳴らしました。 国会議員の任期延長については、「改憲5会派は、自然災害などで任期内に選挙ができない場合等に国会議員の任期延長の憲法改正が必要と主張するが、そもそも野党の国会開催要求を無

憲法審査会レポート No.26

2023年11月15日(水)第212回国会(臨時会) 第1回 参議院憲法審査会 【アーカイブ動画】 https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7637 【会議録】 ※公開され次第追加します(おおむね2週間後になります) 【マスコミ報道から】 参院憲法審査会 “一票の格差”最高裁判決受け 与野党意見交換 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231115/k10014259021000.html “15日の参議院憲法審査会では、去年の参議院選挙のいわゆる一票の格差について最高裁判所大

平和への誓い 憲法でまもる 私たちの未来 第60回護憲大会を新潟で開催

11月11日から13日にかけ、「平和への誓い 憲法でまもる 私たちの未来 憲法理念の実現をめざす第60回大会」(第60回護憲大会)を新潟県・新潟市にて開催し、11日の開会総会には約1400人が参加したほか、3日間の日程のなかで分科会・ひろばやフィールドワーク、閉会総会などを通じて、憲法をとりまくきびしい状況を再確認しつつも、私たち自身が憲法の理念を実現し、私たちのめざす未来へと活かしていくために奮闘していく決意を固めました。 11日の開会総会は、新潟ろうあ万代太鼓「豊龍会」の演奏と「にいがた総おどり」による演舞が行われ、幕を開けました。藤本泰成・実行委員長(平和フォーラム代表)か

憲法審査会レポート No.25

今週は参議院憲法審査会不開催のため、衆議院憲法審査会のみのレポートです。 【参考】 自民改憲本部役員と憲法審幹事が初の合同会議 https://www.sankei.com/article/20231108-Y3H62U6E3FLUXBQKBJ3PXCRHYA/ “自民党憲法改正実現本部の役員と衆参両院の自民の憲法審査会幹事による初の合同会議が8日、党本部で開かれた。国会の憲法審が憲法改正の是非を他党と議論する場となるのに対し、同本部は改憲への理解を国民に広げる役割を担っており、連携を強化する狙いがある。” “…与野党は同日、国会内で参院憲法審の幹事懇談会を開き、今国会初の憲法審を1

憲法審査会レポート No.24

今国会での憲法審査会をめぐる動きについて 10月20日から、第212回臨時国会が開催中です。23日の所信表明演説で、岸田首相は「国会の発議に向けた手続を進めるためにも、条文案の具体化など、これまで以上に積極的な議論が行われることを心から期待します」などと述べ、改憲へ執着する姿勢を示しています。 この間、とりわけ衆議院での憲法審査会の定例的開催が強行されてきました。また、維新の会や国民民主党による後押しなども続いてきました。今国会においてはさらに「論点整理」などを積み上げて、具体的な条文案作成へとステップを進めていくことが狙われている状況にあると言えます。 11月2日に開催された今

日本は「核の脅し」に加担するな                                                核兵器を搭載できる爆撃機を日米韓の戦闘機が護衛する合同空中訓練は中止せよ

渡辺洋介 はじめに  2023年10月22日、九州北西の日韓の防空識別圏が重なりあう空域で、核兵器を搭載できる米軍の戦略爆撃機B-52Hを日米韓3か国の戦闘機が護衛する合同訓練が初めて行われた。訓練には、米軍よりB-52HとF-16戦闘機が、韓国軍よりF-15K戦闘機が、航空自衛隊よりF-2 戦闘機が参加し、米軍のB-52H を先頭に日米韓の戦闘機が左右に3 機ずつ編隊を組み、B-52Hをエスコートした。その目的は、米空軍によると、各空軍間の相互運用性を高めるとともに日米韓3か国の関係の強さを示すことにあるという(注1)。  しかし、この訓練は北朝鮮に対して核の存在をちらつかせ、日米韓3

トマホークいらない!10.26官邸前緊急行動が行われました

「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が呼びかけた「トマホークいらない!10.26官邸前緊急行動」が、10月26日、首相官邸前で開催され、約200人が参加しました。 「なぜ今、トマホークを前倒しして購入するのか、アメリカのために武器の購入にお金を使うよりも、日々の生活に困っている人たちがいることに目を向けるべきだ」と訴える主催者挨拶から始まりました。続いて立憲民主党、社会民主党、沖縄の風、日本共産党から連帯の挨拶。軍拡に反対し市民と市民と立憲野党の共闘を強めていくことが確認されました。 市民からの発言では、各地域で運動を展開している市民団体のほか、非核市民運動ヨコスカ

【平和フォーラム声明】パレスチナ自治区ガザでの戦闘の即時停止を求める

平和フォーラムは10月24日付で、以下の声明を発表しましたので、お知らせします。 パレスチナ自治区ガザでの戦闘の即時停止を求める 10月7日、イスラム組織ハマスは突然、数千発のロケット弾をイスラエルに向かって発射し、イスラエル国内に戦闘員を送った。イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザへの空爆を開始した。10月17日には、ガザ地区北部の避難場所とされていた病院が空爆を受けて500人以上が死亡したと報道されている。イスラエルとパレスチナ双方の死者は、22日には6000人を超えた。戦闘が始まってガザ地区は、水道や電気が止められ市民生活は窮地に陥っている。人道支援物資の搬入が21日から始まっている

ニュースペーパーNews Paper2023.10

10月号もくじ ニュースペーパーNews Paper2023.10 表紙 オスプレイ配備問題 *基地公害問題 市民の力で汚染現状調査を    ジャーナリスト ジョン・ミッチェルさんに聞く *今夏の原水禁世界大会をふりかえる *「大増税」「ばら撒き」「大軍拡」で市民を苦しめる岸田政権 *[本の紹介]「ようきなやつら」 *「ふるさとに思う」—人生の終盤に思うこと