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平和軍縮時時評2017年6月号 自衛隊の現状から安倍改憲案を伐る 湯浅一郎
5月3日、安倍首相は、憲法改正推進派の団体が開いた集会に自民党総裁としてビデオメッセージを寄せ、憲法9条をとりあげ、戦争放棄をうたった1項と戦力不保持を定めた2項を堅持した上で、自衛隊の存在を明記する条文を加えるよう主張し、2020年には改定憲法を施行したいと述べた。また、これは国民的な議論に値するともした。9条第2項を削除し、「国防軍」の保持を明記するとした2012年の自民党改憲草案と比べるとやや穏便な案で、公明党や民進党の一部にもあるような考えかたに近いものとなっている。しかし、自民党として決めた改憲草案とは異なる案を首相が勝手に提起した形になっていることは驚きである。 また言うまでも
2017年6月23日 石川県知事 谷本正憲 様 谷本正憲 石川県知事の発言に対する抗議声明 フォーラム平和・人権・環境共同代表 藤本泰成 報道によると石川県の谷本正憲知事は6月21日、金沢市内で行われた県町長会定期総会後の懇親会で、朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)による弾道ミサイル発射に関し「(県内の)北陸電力志賀原発を狙う暴挙をするなら、兵糧攻めにして北朝鮮の国民を餓死させなければならない」と発言した。翌22日に谷本知事は「人命は尊重されなければならない」として前日の発言を「撤回する」としながらも、「北朝鮮の国民に影響が及ぶ可能性があ
「辺野古新基地建設反対!」「共謀罪は絶対廃案!」。6月10日、国会周辺は安倍政権に対する市民の怒りの輪が取り巻きました。「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委」や「基地の県内移設に反対する県民会議」「止めよう!辺野古埋立て国会包囲実行委」が主催した「止めよう!辺野古埋立て 共謀罪法案は廃案に!6.10国会大包囲」の行動が行われ、1万8千人が参加しました。 集会は国会周囲の4ヵ所で行われ、このうち、戦争をさせない1000人委員会が運営する国会議員会館前エリアでは、主催団体として、1000人委員会事務局長の内田雅敏さんが「戦争法に続いて、現代の治安維持法の共謀罪の成立、辺
対話による解決を 国際シンポジウム「朝鮮半島と東アジア」開催
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による度重なるミサイル発射や、史上最大規模の米韓合同軍事演習の実施など、2017年に入り朝鮮半島情勢はより緊迫の度合いを増しています。そんな中、6月11日に東京・駿河台記念館で「6.15南北共同宣言17周年国際シンポジウム 朝鮮半島と東アジア‐平和への新たなステージへ」(主催:東アジア市民連帯)が開催され、約300人が参加しました。 シンポジウムには、キム・ヨンウンさん(ロシア科学アカデミー極東問題研究所 朝鮮問題研究センター上級研究員)、ミシェル・チョスドフスキーさん(オタワ大学名誉教授)、浅井基文さん(日本、大阪経済法科大学客員教授)、リ・ビョ
2017年06月10日