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小池都知事の朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付とりやめに対する抗議声明
2017年9月1日 小池都知事の朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付とりやめに対する抗議声明 フォーラム平和・人権・環境 代表 藤本泰成 小池百合子東京都知事は9月1日、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式に対して例年行ってきた追悼文の送付をとりやめた。8月25日の記者会見でその理由を問われた小池都知事は「これまでにも都知事として、関東大震災で犠牲となられた全ての方々への追悼の意を表してきた。全ての方々への慰霊を行なってきた」と説明した。しかし、1973年に民間団体が建立し現在都が所有している横網町公園の朝鮮人犠牲者追悼碑に記載さ
世界の核戦力の現状を知ろう―核兵器禁止条約を活かすために― 湯浅一郎
1)核兵器禁止条約の成立 17年7月7日、核兵器禁止条約を交渉する国連会議は、投票124か国中、賛成122の賛成多数で条約を採択した。被爆者を初め、世界中の市民の悲願であった、非人道大量破壊兵器である核兵器を違法とし、禁止する条約がようやくできたのである。しかし、条約には、核兵器国、及び安全保障を核兵器に依存する国々(NATOや日本など)は参加していない。唯一の戦争被爆国として、核兵器の非人道性を最もよく知るはずの日本は、核保有国と禁止条約推進国との橋渡しの役割を果たすためとして参加していない。ともあれ、この案は9月20日にニューヨーク国連本部で署名開放され、50か国が署名・批准した後90日
朝鮮民主主義人民共和国によるミサイル発射に対する声明フォーラム平和・人権・環境代表 藤本泰成 8月29日午前5時57分頃、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、首都平壌の近郊から、「火星(ファソン)12」と見られる中距離弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは、日本海から渡島半島・襟裳岬上空を通過する軌道を約14分間飛翔した後、襟裳岬東方沖約1180キロの太平洋上(日本の排他的経済水域外)に落下したとされる。今年に入ってから北朝鮮によるミサイル発射はこれで13回目、そして日本上空を通過したのは2016年2月以来5回目となる。 東アジアの平和に大きな脅威を与える度重なる行為に
戦争犠牲者追悼、平和を誓う8.15集会 誓いの言葉(平和フォーラム・福山真劫共同代表)
72回目の暑い夏がやってきました。 私たちは、今年も、みなさまの御霊を追悼し、平和への誓いをもう一度確認するため、ここに集いました。しかし安倍政権に代表される日本の政治は私たちのめざす政治からすれば、危機的状況にありますが、一方、新しい希望も確実に生れつつあります。 憲法を破壊し、戦争する国・軍事大国への安倍政権の暴走が止まりません。戦争法強行、共謀罪強行、沖縄辺野古への基地建設強行、福島の切り捨てと続き、次は東アジアでの軍事的緊張をつくりだし、それをあおりながら、憲法9条改悪を狙っています。 また画期的な核兵器禁止条約が国連で採択されましたが、なんと日本政府は賛成せず、交渉会議
1945年の敗戦から72周年を迎えた8月15日、アジア・太平洋の人びととの和解と共生をめざして、非戦の誓いを新たにするため、東京・千代田区の「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」で、「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8.15集会」を開催しました。 正午の時報に合わせて、全員で黙とうを行った後、誓いの言葉として、平和フォーラムの福山真劫共同代表は「憲法を破壊し、軍事大国への安倍政権の暴走が止まらない。戦争法、共謀罪、辺野古への基地建設の強行や福島の切り捨てに続き、東アジアでの軍事的緊張を作り出し、憲法9条改悪を狙っている」と指摘するとともに、支持率が急落して政権が揺らいでいるとして、「安倍政権の政策転換