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伊方原発3号機差止訴訟の広島高裁判決に対する声明

伊方原発3号機差止訴訟の広島高裁判決に対する声明原水爆禁止日本国民会議議長 川野 浩一 12月13日、広島高裁(野々上友之裁判長)は、四国電力・伊方原発3号機(愛媛県伊方町)をめぐり、広島県内の市民が運転差し止めの仮処分を求めた抗告審で、これまでの広島地裁の決定を覆し、来年の9月30日まで運転を禁じる決定を下した。仮処分はただちに法的な拘束力を発揮し、今後の司法手続きで覆らない限り運転はできないこととなった。現在、伊方原発3号機は、今年10月から定期検査のため停止中で、来年2月20日の営業運転の再開を予定していたが、この判決で計画通りの運転が不可能となった。原発の運転を差し止めた高裁における司

在日米軍の相次ぐ事件・事故に抗議する声明

 在日米軍の相次ぐ事件・事故に抗議する声明   2017年12月14日 フォーラム平和・人権・環境 (平和フォーラム) 共同代表 藤本 泰成    またしても米軍機の部品落下事故が起きた。12月13日午前10時過ぎ、沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地に隣接する普天間第二小学校の校庭に、米軍の大型輸送ヘリCH53Eの窓枠とみられる1メートル四方の物体が落下し、児童1名が怪我をした。7日にも今回事故を起こした輸送ヘリの同型機が、普天間市内の保育園に部品を落下させていた。この1週間に2件も立て続けに事故を起こすのは異常事態だ。  部品の落下した校庭では、50

自治体アンケート調査結果

  オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会とフォーラム平和・人権・環境は、2017年3月から4月にかけて、米空軍CV22オスプレイの横田配備計画に伴い、当該機の飛行訓練下に当たると想定される自治体に対して、アンケートを実施しました。自治体アンケートの実施概要および結果概要について自治体アンケート用紙自治体アンケート集計結果(PDF)

沖縄だよりNO.47(PDF)

http://www.peace-forum.com/okinawa-branch/okinawa_No47.pdf

2017年12月06日

イージス・アショアの配備に関して防衛省に要請行動

政府が導入しようとしている陸上配備型イージスシステム(イージス・アショア)の候補地として、秋田市と山口県萩市があがっている問題で、平和フォーラムは5日、秋田県平和センターおよび山口県平和運動フォーラムの代表団とともに、内閣総理大臣と防衛大臣あてに要請書を手渡すとともに、防衛省と交渉を行った。 交渉の中で防衛省は、「新規アセット(イージス・アショア)の整備に着手することを8月末の概算要求で「事項要求」したところだが、配備計画そのものは決定していない」と繰り返し主張するにとどまった。候補地を検討していることも否定した形だが、仮に計画が進み候補地が決まることとなれば、「地元に丁寧に説明し、理解を求

リアリティを持って、戦争を、 自衛隊を語ろう!

11月11日、横浜市にある「教科書・市民フォーラム」主催で、室蘭工業大学准教授の清末愛砂さんを呼んだ「賢明な選択としての平和主義」と題する講演会に参加した。パレスチナのキャンプで活動していた清末さんは、ある日、イスラエル軍のまさに尋常ではない攻撃に目を開けた。その時、壁に銃弾が当たって窓枠に火の玉を見たという。ひたすら壁を打たれ続けている。パスポートを入れた鞄を手にしたが、腰を抜かして動けなくなった。「死にたくない人間が、生きられないと感じる恐怖と残虐性」、それは、イスラエル軍の自衛の名の下に行われる。清末さんは「自衛」とは、残虐になれない人間が残虐になるための手段だと述べる。 紛争地は

2017年12月02日

ニュースペーパー2017年12月

労働問題の現場からいまこそ社会的運動を!弁護士・日本労働弁護団幹事長棗一郎さんに聞く 衆議院総選挙の結果を受けて 憲法理念の実現をめざす第54回大会を開催 TPP11交渉の「大筋合意」が発表 もんじゅ廃炉!核燃サイクルを止める全国集会 広島と長崎で被爆二世が集団訴訟を開始 原子力委員会の滑稽な論議─プルトニウム利用 共謀罪法反対運動の今後の課題 各地の脱原発の動き:島根/本の紹介 核のキーワード図鑑・WeInsist! 安倍改憲NO!全国署名にご協力を  日本国憲法が公布されてから71年目を迎えた11月3日、安倍政権の9条改憲を阻止するために新しく発足した「安倍9条改憲NO!全国市

沖縄だよりNO.46(PDF)

http://www.peace-forum.com/okinawa-branch/okinawa_No46.pdf

2017年12月01日

北朝鮮の核攻撃で、ソウルと東京で200万人以上が死亡の可能性 ―"38ノース"報告書の衝撃 11月30日 田巻一彦

 今回も北朝鮮核問題について書きたい。 トランプと金正恩の間の罵詈雑言の応酬と米国による軍事演習による威嚇が繰り返される中で、両国の緊張は高まる一方である。誤認、過失、相手方の意図の読みちがいなどによって核の応酬がおこったら、どのような惨状が招かれるのか―北朝鮮情勢の客観的で冷静な分析にもとづいて事態の平和的解決を訴えてきた、ジョンズ・ホプキンス大学の調査分析サイト「38ノース」が10月4日発表した報告書「ソウルと東京への核攻撃想定:朝鮮半島戦争の人命コスト」は、コンピューター・シミュレーションを駆使して、そのような破局を予測した。 結果の要点をまとめたのが、次の表である。「ソウルと東京をあわ