新着情報

オスプレイは二度と飛ぶな!関連工事をやめろ!墜落事故で緊急申入れ

2023年11月29日、鹿児島県屋久島沖の海上に東京・横田基地に配備されている米空軍CV22オスプレイが墜落した問題で、フォーラム平和・人権・環境とオスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会は12月8日、外務省と防衛省に対して緊急申入れを行いました。 日本政府が事故に至る経過など事実確認を行っているのかと問いかけましたが、政府側は「事故機は訓練中であり、岩国基地から嘉手納基地に向かう途中であった、事故の詳細は米側に確認中である」と述べるにとどまりました。報道機関が目撃情報なども含め、事故機の状況を伝えているなか、日本政府として独自に情報を集めるなど事実確認を行う姿勢が極めて希薄であることに参

憲法審査会レポート No.29

今週は参議院・衆議院ともに憲法審査会が開催されました。今臨時国会は12月13日閉会予定ですので、今国会での憲法審査会はこれをもって終了の見込みです。 【参考】 首相 緊急事態条項など4項目の憲法改正案踏まえ 絞り込み指示 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231205/k10014278941000.html “憲法改正に向けた自民党の会合で岸田総理大臣は、党としてまとめている「緊急事態条項」など4項目の改正案を踏まえ、党派を超えて連携できる項目を絞り込むよう指示しました。” 憲法改正「項目取りまとめを」 岸田首相、実現本部に出席 https

2023ピーススクールを開催しました【3/28報告動画追加掲載】

11月17日から19日まで、二泊三日の日程で「平和フォーラム2023ピーススクール」を開催しました。 ピーススクールは、平和運動を担う若い世代を育成することを主な目的として、様々な課題を丁寧に伝え、共に考える場として、今年で4回目開催をむかえました。講演やグループワーク、フィールドワークを通して、平和運動や原水禁運動、人権課題などの現状や課題を学ぶ機会とするものです。 今年は、全国各地から32団体の41人が参加し、職種や世代も違う6~7人でグループをつくり、課題ごとに意見交換をおこない、同世代の仲間と問題意識を共有しました。 最終日には、グループワークの総集編

憲法審査会レポート No.28

今週は参議院憲法審査会不開催のため、衆議院憲法審査会のみのレポートです。 【参考】 岸田首相、憲法審の経験なし 辻元氏「改憲姿勢は右派向け」 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023112700714&g=pol “岸田文雄首相は27日の参院予算委員会で、衆院憲法審査会など国会の憲法審議組織に所属したことがないと明らかにした。立憲民主党の辻元清美参院議員は、首相が改憲に前のめりだと指摘し、「自民党総裁再選のために右派をつなぎ留めたい(からだ)」と批判した。” 自民議連、改憲論議加速へ意欲 衛藤氏「年内に条文案」 https://www

【平和フォーラム声明】オスプレイの日本国内での飛行禁止を求める

平和フォーラムは11月30日付で、以下の声明を発表しましたので、お知らせします。 オスプレイの日本国内での飛行禁止を求める 11月29日午後2時45分、米空軍横田基地所属のCV-22オスプレイ一機が、鹿児島県屋久島沖の海上に墜落した。米軍人らしき遺体も収容されている。国内では、2016年12月に米海兵隊普天間基地所属の MV-22オスプレイが沖縄県名護市の浅瀬に墜落している。その後も、米軍所属のオスプレイは、日本各地の民間空港に緊急着陸を繰り返してきた。 平和フォーラムは、2012年の普天間基地へのオスプレイ配備から一貫して反対し、その危険性を指摘してきた。これまでも米軍機は日本上空

沖縄県は、「生物多様性国家戦略」違反の辺野古埋立て承認の再度の撤回を!

湯浅一郎  2023年10月5日、国交相は、辺野古埋立て設計変更不承認に係る関与取り消し訴訟につき、沖縄県の玉城デニー知事に設計変更の承認を命じるよう求める「代執行」訴訟を福岡高裁に起こした。その第1回口頭弁論が10月30日に福岡高裁那覇支部で開かれ、双方が一方的に意見陳述を行った。国側は、9月4日の「最高裁判決で沖縄県の敗訴が決定したにもかかわらず、それに従わないのは法治国家の原理に反する」とし、「国の安全保障と普天間飛行場の固定化を回避する重要課題に関わり、著しい公益の侵害であることは明らかである」と主張した。これに対し玉城知事は、2019年の県民投票で辺野古反対票が7割を超えた結果に触

憲法審査会レポート No.27

今週は 衆参いずれも 不開催 今週は(定例日が水曜日の)参議院憲法審査会、(定例日が木曜日の)衆議院憲法審査会、いずれも開催されませんでした。 なお、次回日程は衆議院憲法審査会が11月30日、参議院憲法審査会は12月6日の予定です。 【マスコミ報道から】 広報協議会、衆参各10人 国民投票で規定案―衆院憲法審 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023112100958&g=pol “衆院憲法審査会は21日、幹事懇談会を開き、憲法改正の発議後に国会に設ける「国民投票広報協議会」の規定案を、衆院法制局が提示した。” “同審査会の与野党筆頭幹

ニュースペーパーNews Paper2023.11

11月号もくじ ニュースペーパーNews Paper2023.11 表紙 日米合同軍事演習、米空母母港化抗議活動 *未来の子どもたちへ、“奇跡の海”でまちづくり 高島美登里さん(上関の自然を守る会代表)と山戸孝さん(上関町議)にきく *NPT準備委員会報告 *ノーモア・ミナマタ第2次近畿訴訟大阪地裁判決に続いて 熊本地裁・新潟地裁でも完全勝利を *第60回護憲大会開催に向けて *本の紹介『奄美の軌跡「祖国復帰」若者たちの無血革命』永田浩三・著 *静かなる「怒り」茨木のり子を読んで

第60回護憲大会・分科会報告

第1分科会「現下の改憲情勢」 講師の飯島滋明さん(名古屋学院大学教授)は、改憲5会派が主張する憲法改正は「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」の意義を失わせ、歴史の流れに逆行するものであり、市民の幸福と平和が根底から覆される危険性があるため、多くの弁護士や憲法学者が反対している。また、自衛隊明記の改憲論は、「自衛隊を憲法上の組織としてしまえば、その維持のために徴兵制へ道を開くことになる」と警鐘を鳴らしました。 国会議員の任期延長については、「改憲5会派は、自然災害などで任期内に選挙ができない場合等に国会議員の任期延長の憲法改正が必要と主張するが、そもそも野党の国会開催要求を無