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第1分科会「入門講座」 参加者=85人 講師=佐藤 伸さん(群馬県上野村振興課課長補佐) 講師=坂田 達也さん(群馬県環境森林部自然環境課尾瀬保全推進室長、 公益財団法人尾瀬保護財団事務局長) 次の群馬県内に関わる2つの講演を受けました。 「“挑戦と自立の村”の森林バイオマスを100%使い切る創生戦略」 佐藤伸さんから上野村での森林バイオマスを活かした地域振興の取り組みについて講演を受けました。同村は、人口が約1200人と小規模な自治体ですが、村が取り組む過疎対策が効果を発揮し、継続的なIターン者の増加などにより、人口減に歯止めがかけられています。 上野村は「産
役に立つことが存在意義となるのはとても危険なこと日本基督教団牧師平良愛香さんに聞く 国がつくる弱い者いじめ―人に優しい社会を 条理念をめざす「平和基本法」の再興を 抜け穴だらけの遺伝子組み換え表示制度 福島原発汚染水の海洋投棄は非現実的 北海道地震を教訓に分散型電力システムの確立へ ふげんの使用済み燃料搬出でプルトニウム1.3t増 「強制動員問題」の真の解決のために 加盟団体の活動から:政労連 本の紹介「魂の政治家翁長雄志発言録」 核のキーワード図鑑 短信 止めよう!改憲発議 ―この憲法で未来をつくる11・3国会前大行動― 日本国憲法公布から72年目を迎えた11月3日、「止めよう
疲弊する世界最大の米海軍海外基地・横須賀 ―イージス艦等の一連の事故は構造的疲労から― 湯浅一郎
2017年、横須賀配備のイージス艦、2018年には空母「ロナルド・レーガン」艦載機のヘリや戦闘機などが相次いで事故を起こしている。これらは、偶然、頻発したというよりも、海外配備に伴う作戦任務増、修理期間の延長、人員削減による人手不足、訓練不足などの累積が産み出した構造的疲労に伴う現象である可能性が高い。ここには、海外配備の長期化が米海軍にとっても大きな負担となり、容易に対処できずに苦悩している姿が見えている。こうした状況を踏まえ、米海軍の海外基地で世界最大の横須賀基地のありようを、主としてGAO(米政府説明責任局)報告を基に分析する。 (1)続発する米「イージス艦」や空母艦載機の事故
憲法ではなく、政治を変えよう! 憲法理念の実現をめざす第55回大会が佐賀で開催
11月17日から19日にかけ、佐賀県・佐賀市内において「憲法ではなく、政治を変えよう! 憲法理念の実現をめざす第55回大会」(第55回護憲大会)が開催され、全国各地から約1600人が参加しました。3日間の日程のなかで、力のこもった提起と白熱的な議論が行われました。 開会総会は、佐賀県実行委員会委員長の大草秀幸さんのあいさつで始まりました。連合副事務局長の山本和代さん、立憲民主党両院議員総会副会長の神本美恵子さん、社会民主党党首の又市征治さん、国民民主党国対委員長の原口一博さんが連帯してのあいさつ、地元・佐賀市副市長の御厨安守さんからは歓迎のあいさ
10月24日に始まった臨時国会冒頭の所信表明演説で、安倍首相は「憲法審査会で政党が具体的な改正案を示すことで、国民の理解を深める努力をしていく」「国会議員の責任をともに果たそう」などと発言しました。臨時国会中に憲法審査会を開催し、そのなかで改憲案を読み上げ「提示」とするというのが現在推測される自民党の方針ですが、そもそも自民党内部でも合意形成ができなかった「条文案」にすぎないものを持ち出してきて、いったい何を国会で議論しろと言うのでしょうか。今後、国会情勢がどう動くかは不明瞭ですが、しかし、安倍首相が改憲にしがみつくことで自らの求心力を維持してきた以上、なりふり構わない改憲発議の強行も考えられ
第1分科会 非核・平和・安全保障 半田滋さん(東京新聞論説委員兼解説委員)より、「安保法制で軍隊化する自衛隊」と題して、問題提起をいただきました。 内容については、①安倍政権が2014年7月1日におこなった「集団的自衛権」を使えるようにするために憲法解釈の変更を決定した閣議決定の危険性(自衛権行使の3要件が消え、武力行使の3要件に置き換わった)、②他国の武力行使との一体化で米国の戦争への後方支援が可能になったが、実際は後方支援の方が無防備になりがちであること、③安全保障関連法で実施された自衛隊の活動の記録は、国家安全保障会議(NSC)というごく限ら
1.はじめに 7月22日に閉会した通常国会では、安倍首相と「お友達」による国家権力の私物化が明らかになるなか、事態は森友・加計学園問題にとどまらず、防衛省、厚生労働省、文科省による国会、そして主権者軽視の深刻な事態が浮き彫りになり、また、財務省の福田事務次官のセクハラと財務省の対応は、官僚たちと官僚機構の人権感覚の低さをさらけ出したと言えます。 これらのことは、2012年12月の第二次安倍政権発足以降、日本の統治機構が、「法による支配」から「人による支配」に変わってきたことの象徴とも言えるでしょう。政府内部における法による規律は崩壊し、官僚は権力者に忖度(そんたく)し、つき従うというこ