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2020年NPT再検討会議第3回準備委員会、勧告案に合意できず 湯浅一郎

  核不拡散条約(以下、NPT)は、2020年に条約発効50周年、無期限延長から25周年を迎える。前回の2015年再検討会議では、閉幕直前になって中東非大量破壊兵器地帯の扱いをめぐり、核兵器国と非核兵器国の協議が決裂し、ほぼできていた最終文書の採択に至らないまま閉会となった。2020年の大きな節目となる再検討会議まで1年となった2019年4月29日から5月10日、2020年核不拡散条約再検討会議に向けて最後となる第3回準備委員会がニューヨーク国連本部で開かれた。サイード・モハマド・ハスリン・アイディ議長(マレーシア大使)が提案した2020年再検討会議に向けた勧告案を巡り多くの議

最高裁の朝鮮高校差別を適法とした判断に抗議する

   最高裁の朝鮮高校差別を適法とした判断に抗議する 2019年8月29日 フォーラム平和・人権・環境 共同代表 藤本泰成   「朝鮮高校生を無償化の対象外とした文部科学大臣の判断は、裁量権の範囲を逸脱したものとはいえず適法」とする東京高裁判決を不服とした東京朝鮮中高級学校卒業生などの上告に対して、最高裁第三小法廷(山崎敏充裁判長)は、8月27日付けで学校側を敗訴させた一、二審判決を支持し、東京朝鮮中高級学校卒業生らの上告を退ける判断を下した。「朝鮮学園を支援する全国ネットワーク」を組織し、在日コリアンの民族教育の権利を支持・支援してきた平和フォーラムは

沖縄だよりNO.91(PDF)

http://www.peace-forum.com/okinawa-branch/okinawa_No91.pdf

2019年08月26日

8月19日の19日行動報告

 8月19日、47回目の「19日行動」が議員会館前で開かれ、各地から1600人が参加しました。 「改憲発議を必ず止めよう」「戦争法の発動とめよう」などのコールの後、主催者を代表して共同代表の高田健さんが挨拶に立ちました。「先の参議院選挙では勝利した。改憲勢力の3分の2を割らせた」「自衛隊のホルムズ海峡への派遣では平和は生まれない」と訴え、次の衆議院議員選挙に向けて、市民の闘いを強め、安倍政権を倒そう」と訴えました。  国会議員からは、立憲民主党の佐々木隆博さん(衆議院議員)、共産党の山下芳生さん(参議院議員)が挨拶に立ました。佐々木さんは、「8月15日の安部首相の言葉には、アジ

千鳥ヶ淵「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8・15集会」に300人参加

blockquote { border: 1px solid #cccccc; padding: 10px; line-height: 145%;} p { text-indent:1em;} h3 {text-align:center;font-size: 1.5em; margin:1em auto 0.5em;} 第二次世界大戦の敗戦、1945年から74年目の8月15日、「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8・15集会」を、東京都千代田区の「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」で開催しました。無名戦役者の遺骨を納めた納骨場所(六角堂)の前で、アジア・太平洋の人びととの和解と共生をめざして、非戦の誓いを新た

沖縄だよりNO.90(PDF)

http://www.peace-forum.com/okinawa-branch/okinawa_No90.pdf

2019年08月06日

核兵器廃絶へ 原水禁世界大会・広島大会はじまる

「核も戦争もない平和な21世紀に!」―被爆74周年原水爆禁止世界大会・広島大会が8月4~6日の日程で始まりました。 毎年、最初の行動は「折鶴平和行進」。全国を回った「非核平和行進」を受けて、平和公園原爆資料館前に集まった全国の参加者は、横断幕を先頭に、のぼり旗などを持ちながら広島市内を行進。子ども連れの参加者も目立ち、「核兵器を廃絶しよう!」「原発の再稼働は許さない!」「被爆者の支援を!」などと、炎天下にもかかわらず、コールを繰り返しながら、県立総合体育館まで元気に歩きました。 トランプ・安倍政権へ厳しい批判  県立総合体育館で行われた開会総会には1900人が

被爆74周年原水爆禁止世界大会・広島大会 基調

  猛暑の中を全国各地から原水禁世界大会広島大会に足を運んでいただきました皆さまに、心から感謝を申し上げます。若干の時間をいただき、原水禁世界大会の基調提案を行わせていただきます。 原爆投下から、広島は74年目の夏を迎えようとしています。被爆者の願いであった「核兵器禁止条約」が122カ国の賛成によって採択されてから2年がたちました。すでに70カ国が署名し、8月2日現在24カ国が批准を済ませています。遠からず条約は発効します。 日本政府は、条約が米国の核抑止力を否定するとして、署名・批准には後ろ向きです。外務省は、「核に頼らない安全保障を考えていかなくてはならない。そ

廃墟からの声を聞け ─軍艦島に立って

息子と二人、軍艦島(長崎県端島)に行こうという話になった。なんでそうなったかは覚えていないが、一度は行っておきたい場所だと思った。南北約480m、東西160m、周囲1.2kmに過ぎない小さな島に、1950年代後半のピークには、約5300人が住んでいたという。 水もない小さな島に、石炭は多くの人を呼び込んだ。日本初の高層住宅、日本唯一の7階建て小中学校校舎、海底電気ケーブル、海底送水管、神社とお祭り、パチンコ屋、社交場、テレビの普及率は全国一、映画館は封切館。時代を先取りした生活が紹介される。日本産業の勃興期の底を支えた石炭産業の重要性が説かれる。だからこそ世界遺産なのだと。 しかし

2019年08月01日