新着情報

「平和といのちと人権を!5.3憲法大行動2021」のご案内

平和フォーラムも参加する「平和といのちと人権を!5.3憲法集会実行委員会」が、本年5月3日のとりくみについて、オンライン中継を併用したかたちで準備していますので、ご紹介します。 “今年(2021年)5月3日の憲法記念日は、国会議事堂正門前での行動を予定しています。コロナ禍の中ではありますが創意工夫を凝らし、日本国憲法の理想に向けて闘い続けている全ての個人、団体の参加と協力で、全国各地のとりくみとも呼応しあい、「平和といのちと人権を!5.3憲法大行動2021 とりもどそう!民主主義、立憲主義」を成功させることを呼びかけます。” →「平和といのちと人権を!5.3憲法大行動2021」 ウェブサ

2021年04月02日

ニュースペーパー News Paper 2021.4

4月号もくじ 辺野古・大浦湾のたぐいまれな自然環境─日本自然保護協会 安部真理子さんに聞く [showpage slug="210401a"] 憲法改正手続法改正案の問題点 [showpage slug="210401b"] オスプレイ木更津暫定配備の現状と機体整備 [showpage slug="210401c"] 復興・創成期10年で終わらせるわけにはいかない [showpage slug="210401d"] むつ中間貯蔵施設の共用化は絶対許さない! [showpage slug="210401e

日本は制裁ありきの北朝鮮政策を転換せよ

2021年3月末、政府は、4月13日に期限が切れる北朝鮮に対する独自制裁を2年延長する方針を固め、近く閣議決定を行なうとみられる。菅義偉首相が、自ら最重要課題の1つに掲げる拉致問題を前進させるために「金正恩委員長と条件を付けずに直接向き合う決意」[注1]を示しているにも関わらずである。果たして、北朝鮮に対する制裁を継続し、圧力をかけ続けることが、金正恩との首脳会談につながるのであろうか。 北朝鮮との対話を再開し、日朝間に横たわる数々の課題に取り組むためには、まず、日本政府がこれまでとり続けてきた制裁ありきの北朝鮮敵視政策を見直すべきである。あからさまな敵視政策を継続する姿勢では実りある交渉の

財産権や表現の自由など私権や基本的人権を侵害しかねない「重要土地等調査法案」に反対する

菅政権は3月26日、原子力発電所や基地など「安全保障に関連した重要施設」の周辺土地利用を規制する法案を閣議決定しました。法案は、日本国憲法第29条で保障された財産権を侵害しかねない内容となっているばかりでなく、個人情報の過度な調査によって、基本的人権そのものを侵害しかねない内容となっており、問題です。平和フォーラムとして以下のような見解を表明します。   「重要土地等調査法案」に反対する平和フォーラム見解 フォーラム平和・人権・環境 事務局長 竹内 広人  3月26日、政府は「重要土地等調査法案(重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に

日本のたまごは安全か?~アニマルウェルフェアから考える~

   日本は世界でも有数のたまご消費国。1 日ほぼ1個、食べています。そんな身近なたまごですが、いま鶏の飼育方法の問題点が指摘され始めています。ワイヤー製の金網をいく段にも連ねて、その中に鶏を押し込めて飼育する「バタリーケージ」です。欧米では平飼いに切り替える動きが広がっていますが、日本ではいまだに約9割がバタリーケージを使用しています。狭いケージ飼いで鶏の健康が損なわれ薬剤が多用される結果、人の健康も脅かしています。具体的にどのような問題があるのか、アニマルウェルフェアの観点から専門家にお話しいただきます。また、昨年末に明らかになった鶏卵生産会社と農水大臣の“癒着”問題でにわかに注目を集め

総がかり行動実行委がミャンマー軍事クーデターに抗議し声明

民主主義を護れ!ミャンマー軍事クーデターに抗議する(声明) ミャンマーの国会にあたる連邦議会が開催される予定だった2月1日、国軍部隊によって、ミャンマーの最高指導者アウンサンスーチー国家顧問、ウィミン大統領など国民民主連盟(NLD)の幹部ら多数の関係者が拘束されました。直後、国軍は非常事態宣言を発令し、最高司令官のミン・アウン・フライン将軍が権力を掌握しました。 アウンサンスーチー国家顧問は、約15年にもおよぶ軍事政権による自宅軟禁生活から2010年に解放されると、2015年の総選挙で率いるNLDが圧倒的勝利を得て、政権を獲得しました。2020年11月の総選挙においても、NLDは圧勝し

ニュースペーパー News Paper 2021.3

3月号もくじ 座談会:オンライン修学旅行 企画・運営した高校生に聞く [showpage slug="210301a"] 原発のある社会から抜け出し、人びとの人権が生かされる社会を築いていこう [showpage slug="210301b"] 「原発のない福島」を求めて~10年間の運動 [showpage slug="210301c"] 大阪地裁の大飯原発設置許可取り消しから考える [showpage slug="210301d"] 五輪憲章を理解しないIOC [showpage slug="210

コロナ禍は、物質文明の見直しと社会変革を求めている

―生物多様性の急激な低下、感染症増加の温床に 湯浅一郎 新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的感染が止まらない。世界保健機構(WHO)[1]によれば2021年2月28日現在、世界の感染者は累計で約1億1343万人、死亡者は約252万人である。最も多い3か国が米国、インド、ブラジルである。一方、日本の感染者は約43万2700人、死亡者が約1880人である。 日本では、20年11月半ば以降、北半球が冬に向かうにつれ急激な拡大傾向を見せ、深刻さを増していった。大晦日には新規感染者数が、東京都で1353人、全国で4540人となり、感染急拡大のまま年を越した。この間、政府や東京都は無策のま

県道104号線越え射撃訓練 北富士演習場で抗議行動

山梨県の北富士演習場で、在沖米海兵隊による沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練に抗議する集会が2月3日、山梨護憲の集い実行委員会が主催して行われました。北富士演習場で155ミリ榴弾砲による射撃訓練が行われるのは1997年以降今回で17回目となります。集会では、主催者を代表して手塚仁さん(山梨県平和センター代表)らがあいさつをしたあと、抗議声明を読み上げ、演習場に向けてシュプレヒコールを行い抗議の意思を示しました。 また、4日夕には富士吉田市と山中湖村にまたがる演習場内で、下草が燃え広がる火災が発生し、5日朝になってようやく鎮火しました。榴弾の着地点で発火しており、米海兵隊の射撃訓練が原