新着情報
フォーラム平和・人権・環境事務局長 福山真劫 パレスチナ自治区・ガザ地区では、イスラエルとパレスチナ解放勢力ハマスとの間で戦闘が続いています。報道によれば、イスラエル軍がガザ空爆を開始した12月27日から20日間で、パレスチナ側は1000人以上が死亡し4000人が負傷、イスラエル側は13人が死亡しているとのことです。私たちは、多くの市民が戦闘の犠牲になっていることを憂慮します。また私たちは、戦闘によってガザ地区内で食料や水、電気やガス、医療品などが不足し、国際機関やNGOは活動を制限され、負傷した人々は治療を受けることができず、子どもたちの健康状態が悪化していることを危惧します。 イスラエルは
日朝国交促進国民協会(会長・村山富市元首相)は、昨年12月から10回シリーズ連続討論「拉致問題を考える」を開催しています。 拉致問題が、政府によって「わが国の最重要の課題」だとされて以来、かなりの歳月が経ち、NHKの7時のニュースで連日のようにとりあげられ、 朝日新聞社は横田めぐみさんの写真展を全国で開催するなど、大がかりな報道がされてきました。 被害者家族の悲しみに対する共感はつづいていますが、他方で制裁はまったく効果がなく、 アメリカがテロ支援国家指定も解除するなどの状況となり、解決への進展が見られないのではないか。 「どこか問題の立て方、考え方に問題があるのではないか、と
2009年は、日本の戦後史の中で歴史を画する年になると予測されます。 それは戦後初めて、政権交代が実現し、自民党の政権ではない本格的な野党連立政権が誕生・出発する年となるからです。野党間の政策のすり合わせなど困難な課題はありますが、民主党、社民党の野党が私たちの願いにこたえ、新しい時代を確実に出発させてくれます。もちろん自公政権は延命のため考え付く限りの謀略をめぐらすと思われますが、彼らの謀略など、野党やそれを支持する勢力の覚悟と奮闘の前では何の意味もありません。歴史が変わろうとしているのです。 12月の朝日、読売、毎日など新聞各社の世論調査では、麻生内閣の支持率は軒並み20%台となりまし
2009年01月01日
インタビューシリーズ 座談会 民主党、社民党国会議員に聞く 第45回護憲大会の課題 第40回食とみどり、水を守る全国集会の討議の論点 上関原発建設のための、公有水面埋め立て許可を許さない オバマ米・新大統領への期待と危惧(2) 本の紹介「原発震災」 映画評「いのちの作法」 投稿「技術的欠陥が明らかになった六ヶ所再処理工場」 【インタビュー・シリーズ その30】インタビューシリーズ 衆議院総選挙で政権交代を勝ちとろう座談会 民主党・社民党の衆議院議員に聞く 本日は、民主党・衆議院議員の平岡秀夫さんと川内博史さん、社民党・衆議院議員の阿部知子さんと日森文尋さんに集まっていただきま
米軍再編、自衛隊と憲法 田巻一彦(ピースデポ副代表) 憲法平和主義の「規制緩和」をねらう米軍再編 「われわれは、世界中に小細胞として拡散した敵と対峙する時代に入った。だが、わが軍は依然として巨大な陸軍、海軍、空軍と戦うように配置されている。それを支えるのは『静的な抑止』というアプローチである。このアプローチは守るべき領土を持たず、遵守するべき条約を持たない敵には適用できない」 2004年9月23日の下院軍事委員会で、ラムズフェルド国防長官(当時)は米軍の世界的態勢見直し(GPR)の動機をこのように述べました。GPRは、海外駐留部隊と基地の再配置にとどまらず、部隊の再編成、統合作戦をキーワー
金子匡良高松短期大学専任講師「世界人権宣言60年と日本の人権課題- とくにCSRをめぐって」
世界人権宣言60年と日本の人権課題- とくにCSRをめぐって 金子匡良(高松短期大学専任講師) 人権問題の推移と現況 1948年12月、世界人権宣言が第3回国連総会で採択されました。「すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」という条文から始まるこの宣言は、世界の人びとに共通して保障されるべき自由や平等、および社会的・文化的権利を30カ条に渡って定め、その後に続く各種の人権条約の礎となりました。ここに挙げられた人権を世界中で実現することこそが、国連結成の目的といっても過言ではありません。 他方、世界人権宣言が採択された前年の1947年には、日本国憲法