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狭山事件の再審を求める市民集会参加者一同 石川一雄さんが無実を叫びつづけて46年もの歳月が経過しました。石川さんは46年前の5月23日に突然、別件で逮捕され、警察の代用監獄で長期・長時間におよぶ取調べを受けて、ウソの自白を強要され、女子高校生殺害の冤罪(えんざい)におとしいれられたのです。石川さんと弁護団が、東京高裁に第3次再審請求を申し立てて3年、きょう、弁護団は、石川さんの無実を証明するあらたな証拠を東京高裁に提出しました。元警察鑑識課員や万年筆の専門家による鑑定書は、狭山事件最大の物証である脅迫状・封筒が石川さんの家から「発見」された万年筆で訂正されたのではないことを明らかにしました。石
沖縄県では今年も、沖縄平和運動センターなどの主催で、「5・15平和行進」が行われました。日程は5月14日から17日までの4日間です。14日午後には那覇市県立武道館アリーナで「全国結団式」を開催し、15日・16日・17日の3日間は沖縄本島内の西・東・南の3コースに、宮古・八重山の2コースを合わせた5コースで平和行進を実施、17日午後には宜野湾市の海浜公園野外劇場で「平和と暮らしを守る県民大会」を開催しました。平和行進には3日間で延べ7100人が参加、また17日の県民大会には3500人が参加しました。 詳報リンク先 http://www.peace-forum.com/mnfo
復帰37年 平和とくらしを守る5.15県民大会 復帰から37年。県民が復帰に託した「基地のない平和な沖縄」実現の夢は、日米政府によって踏みにじられ、またさらに、折からの米軍再編によって、新たな基地建設が強行されようとしている。 1996年のSACO合意から13年、04年に始まった座込み行動からでも、すでに5年の歳月が経過した辺野古の闘いは、去る4月1日、沖縄防衛局が、ずさん極まりない環境影響評価準備書の公告を強行実施したことから、新たな局面を迎えた。沖縄防衛局は、同準備書の公告・縦覧、形だけの住民説明会等を実施した後、来年4月から海域の埋め立て工事を着工すると公言している。 また、東村高江のヘ
5月3日、平和フォーラムは「施行62周年憲法記念日集会」を700名の参加者のもと日本教育会館ホールで開催しました。一昨年5月に安倍首相(当時)のもとで強行成立させた「改憲手続法」は来年5月に施行されます。当初、自民党が目論んだ早ければ2011年にも改憲案発議という政治日程は困難となりましたが、自公政権は首相をたらい回しし延命を図りながら、依然として「戦争する国づくり」をすすめています。しかも、新自由主義路線によるセーフティネットの崩壊が進み、経済危機のなかで私たちのくらしを脅かしています。他方で、5月21日からの裁判員制度始動や小沢民主党党首周辺をめぐる捜査など、司法や検察捜査の動
政権交代へ闘う決意を 平和フォーラムは、1999年に結成され、それ以降、全国各地で闘い続け、今年で結成10周年を迎え、4月23日、11回目の総会を開催します。今回の総会は、いろいろな意味で極めて重要な総会です。 世界情勢は、「恐慌」の深刻化と米国の軍事中心主義路線のいきづまりで、政治・経済ともに、国際的規模でパラダイム転換が起こっています。また日本においても、米国追従の自公政権の政策転換が求められると同時に、戦後一貫して続いてきた保守政権が崩壊し、政権交代が現実のものになろうとしています。こうした時期における総会です。 麻生自公政権は無策と悪業を続け、支持率は謀略によって、一時的に下げ止
2009年05月01日
インタビューシリーズ 平和フォーラム初代事務局長 佐藤康英さんに聞く 本土復帰37年、今年の5・15沖縄平和行進の課題 海上自衛隊ソマリア派遣と「海賊対策法案」の問題点 消費者の視点に立った食品表示を! 在外被爆者集団訴訟に勝利し問題の完全解決を 上関原発の建設計画阻止へ全国の支援を 膨大なミサイル防衛費の問題点 DVDの紹介「沖縄戦は消せない」 映画評「荒木栄の歌が聞こえる」 投稿「米軍基地拡張反対・砂川闘争から50年」 【インタビュー・シリーズ その34】平和フォーラムの経緯といまに期待するもの平和フォーラム顧問(初代事務局長)佐藤 康英さんに聞く 【プロ
4月29日、東京・代々木公園で第80回メーデーが開催されました。約3万6000人(主催者発表)が参加した集会に、平和フォーラム・原水禁は「ホッキョクグマを救おうキャンペーン」と「核廃絶の壁・木のブロックキャンペーン」をテーマにブースを出しました。「ホッキョクグマを救おうキャンペーン」では、韓国のテディ・ベア作家、ジョアン・オさんのぬいぐるみ作品の販売や地球温暖化問題のパネル展示を行いました。ぬいぐるみの売り上げの一部は、米国の環境団体PBI(Polar Bears International)に寄付されます。また、2005年から行っている「核廃絶の壁・木のブロックキャンペーン」には
政府与党による「海賊対策法案」衆院可決に抗議し、廃案を求める声明
フォーラム平和・人権・環境事務局長 福 山 真 劫 4月23日、衆議院本会議は「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案」(以下海賊対策法案)を与党多数で可決しました。審議はわずか6日間、海上保安庁の対応を要請し自衛隊の出動には国会での事前承認が必要とする民主党との修正協議にも、政府与党は応じませんでした。 海賊対策は重要と世論を誘導して、ソマリアの現状や日本関係船舶の状況も明らかにしないままの法案審議は許されません。本来、海賊対策は海上保安庁の任務であり、過去にマラッカ海峡において海上保安庁は十分な成果を上げています。しかし、政府はそのような議論に耳を貸さず、海上自衛隊の派遣ありき
以下は2009年4月23日に開かれたフォーラム平和・人権・環境第11回総会において決定された活動方針です。 1. 全体(2009~10年)の基調について (1)情勢の基本的特徴 現在私たちは世界史的な時代の転換点に立っています。世界は、1990年代初頭の社会主義体制の崩壊以降「資本主義体制」が基本的な体制となりました。そして米国は軍事力による世界支配と新自由主義(市場原理主義)に基づく経済のグローバル化を推し進め、軍事・政治・経済・社会の全領域で米国一極を中心とする世界支配と秩序を形成し、この間国連を中心とする国際的な平和と経済、社会秩序が後退し続けました。とりわけ2001年の同