新着情報

今こそ、日米地位協定の抜本改定を求めよう

ドゥブルー達郎 湯浅一郎  日米地位協定は、正式名称を「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定」という。1952年の旧日米安保条約発効に伴ってできた日米行政協定を引き継いだものである。1960年1月19日、米国の首都ワシントンで、改定された日米安保条約と同時に署名され、半年後に発効した。日米安保条約第6条は、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍および海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される」とし、日本に米軍

ブックレット『進行する自衛隊配備強化と市民監視』のご紹介

現在、南西諸島・九州地方への自衛隊配備強化が進行しています。また一方、今年6月には「重要土地等監視及び利用規制法」が多くの市民の反対を押し切って成立しています。 これらの動きについては、憲法をないがしろにする戦争国家体制への道としてその危険性を認識し、これらに抗するとりくみをすすめなくてはなりません。 今回、平和フォーラムとしてブックレット『進行する自衛隊配備強化と市民監視』をあらたに刊行しましたので、ご紹介します。 ブックレット『進行する自衛隊配備強化と市民監視』 著者:飯島滋明/前田哲男 発行:フォーラム平和・人権・環境 内容:A5判・49ページ 定価:100円(50

2021年10月27日

ニュースペーパーNews Paper2021.10

 10月号もくじ *ニュースペーパーNews Paper2021.10 *表紙 馬毛島の基地計画 *インタビューシリーズ 鹿児島県西之表市 矢板俊輔市長に聞く 馬毛島を失うわけにはいかない *「台湾有事」で日本を戦場にする政府に反対しよう *二度と悲劇を繰り返さないために、無責任であってはならない 東電刑事裁判訴訟控訴審の勝利を求めて *歴史的事実の言葉が政治的? 朝鮮人強制連行犠牲者追悼が政治集会?「強制連行」をめぐる不可解 *事務局新スタッフ自己紹介 *植民地への無理解

憲法・人権軽視には×印を! 第25回最高裁判所裁判官国民審査

10月31日投開票で実施される衆議院議員総選挙にあわせ、第25回最高裁判所裁判官国民審査が行われます。 憲法・人権を軽視する裁判官に批判を集中するため、そして民主的制度として不十分な現在の審査方法の改善を呼びかけるため、今回審査を受ける裁判官の経歴や実績を踏まえて私たちの考え方をまとめたチラシを作成しました。ぜひご活用ください。 →チラシデータはこちら( pdf  )

2021年10月18日

第58回護憲大会開催とオンライン配信のご案内

→チラシデータはこちら( pdf ) 平和フォーラムでは、平和憲法の理念を実現することをめざし、例年秋の「11月3日」(憲法公布の日)の前後に3日間の日程で、「護憲大会」を開催してきました。 第58回目となる本年は宮城県・仙台市での開催を決定し準備をすすめてきました。しかしながら、今夏の新型コロナウィルス感染症問題をめぐっては昨年をも上回る危機的状況となりました。現在減少傾向にあるとはいえ再度の拡大がありうることも踏まえ、昨年同様に開催規模を大幅に縮小し、日程を2日間(10月30日・31日)に短縮するかたちで、「憲法理念の実現をめざす第58回大会(宮城大会)」(第58回護憲大会)を

2021年10月12日

潜水艦を追う日米の音響測定艦という脅威

湯浅一郎 1)潜水艦戦争体制強化の中での海自の対潜戦能力  南北朝鮮の潜水艦やSLBMの開発競争が急激に進んでいる。2021年4月11日の『聯合ニュース』は、韓米の情報当局の分析として、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)が3000トン級の潜水艦の建造を終え、進水の時期を検討している段階にあると報じた(注1)。これは、1800トン級の潜水艦を改造したもので、全幅7メートル、全長80メートル程度の大きさで、潜水艦発射弾道ミサイル(以下、SLBM)3発を搭載可能とみられる。同潜水艦は、2019年7月に北朝鮮メディアが建造現場を金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が視察した

ニュースペーパーNews Paper2021.9

 9月号もくじ *ニュースペーパーNews Paper2021.9PDF *表紙 コロナ禍のもと原水禁世界大会開催 *インタビューシリーズ 村上達也さんに聞く 「前にならえ」ではなく、物言える社会を *「被爆76周年原水爆禁止世界大会」開催 *原水禁世界大会「国際シンポジウム」報告 *第6次エネルギー基本計画 *衆議院選挙に向けて *本の紹介『「ヒロポン」と「特攻」女学生が包んだ「覚醒剤」入りチョコレート』 五輪に思う

空母「クイーンエリザベス」アジア来航が象徴する安保関連法成立から6年の実態  

木元茂夫 2015年9月に安保法制が強行成立されてからまる6年になろうとしている。この間、自衛隊の活動領域が飛躍的に拡大し、日米軍事一体化が進む一方で、その活動の不透明な部分が増え続けており、今も形式的には掲げている「専守防衛」の理念が揺らいでいる。成立から6年、活動領域を拡大する自衛隊の動向を振り返る。  type="text/css">#main .post h3 {text-align: left;}blockquote {border: solid black 1px;padding: 1em;margin-left:2em;margin-bottom:1em;}p {text-

ニュースペーパーNews Paper2021.8

 8月号もくじ *ニュースペーパーNews Paper2021.8 *表紙 現実的な長期エネルギー需給の予測にもとづき、エネルギー政策の転換を提唱 *インタビューシリーズ ミンスイさんに聞く ミャンマー民衆の連帯と勝利を *ミャンマー国軍の民衆弾圧を許すな! *幻となったLGBT理解増進法 *平和主義の危機!重要土地等監視及び利用規制法 *脱原発・脱炭素社会の構想 *朝令暮改-迷走するワクチン接種に腹立つ