新着情報

今年もアジア・アフリカ支援米の送付はじまる

今年もアジア・アフリカの国へ支援米を送る運動が進められています。これは、平和フォーラムの前身組織が中心となり1985年から行われている活動で、生産調整の水田を利用して米を作付けて、毎年、アフリカのマリ共和国やカンボジアの食料不足に苦しむ子どもたちなどに送られています。毎年約60トン程度の米が送られ、これまでに総計は1000トンを超えました。 今年度も、42都道府県で100カ所以上の生産調整田や体験田などを使い、市民や子どもたちも参加して支援米が作付けされました。(写真右は東京での支援米の稲刈りの様子)こうして収穫されたお米は、アフリカ・マリへは25都道府県から約23トン、カン

ワシントンで平和のための要請行動

平和フォーラムの藤本泰成事務局長(集合写真右)は、1月5日から10日の日程で、沖縄等米軍基地問題議員懇談会副会長の斎藤勁衆議院議員(民主党、集合写真右から2人目)、玉城義和沖縄県議会副議長(集合写真左)、青葉博雄懇談会事務局(衆議院議員秘書、下写真・右下囲み)とともに訪米、ワシントンで精力的に米政府、議会の要人と面談する平和のための行動を行いました。 一行は、5日に到着し、その日にフランク・ジャヌージ上院外交委員会補佐官(バイデン副大統領側近、下写真・左上囲み)と懇談しました。その後SGI(創価学会インターナショナル)の会員で公明党とのつながりのあるハンク・ジョンソン下院議員(ジョー

国民不在の愚かな国会

菅直人内閣での閣僚らの問題発言が続いている。「お答えを差し控えます」「適切にやっております」のふたつを覚えておけば法務大臣は務まるとした柳田稔前法相発言、「自衛隊は暴力装置」と言った仙谷由人官房長官、後に訂正すべき発言を公の場で軽々しく行うべきでないことは自明のことであろう。発言を翻したその後の去就も潔くない。どちらも、野党の格好の批判の的になった。 12月に入って、議会開設120年記念式典での、中井洽衆院予算委員長の「早く座らないと誰も座れないよ」との発言、これは秋篠宮に向けられたとかで、右翼団体から抗議されているらしい。野党は懲罰動議を提出したが、民主党も同じ会場で携帯電話の着信音を

2011年01月01日

ニュースペーパー2011年1月号

インタビューシリーズ原水禁エネルギー・プロジェクト座談会 基地撤去へ沖縄県民の意思は変わらない 「人権確立」へ実効的な法制度の実現を 第42回食とみどり、水を守る全国集会の討議から 「原子力輸出」がもくろむ皮算用 米朝直接対話こそ平和を築く 各地からのメッセージ「北海道平和運動フォーラム」 本の紹介「マスコミは何を伝えないのか」 新刊パンフ「持続可能で平和な社会をめざして」  「東京にもこんなところがあるんだ!」─12月10日~11日に東京で開かれた「第42回食とみどり、水を守る全国集会」(内容8ページ)では、三つのフィールドワークも行われました。その一つとして、東京西部の八王子市

平和軍縮時評12月号 新防衛大綱~「南西海域危機」を追い風に「動的防衛力」打ち出す  田巻一彦

新防衛大綱 「南西海域危機」を追い風に「動的防衛力」打ち出す対米追随路瀬の基調は変わらず - 市民は如何に対抗してゆくのか 2010年12月17日、「平成23年度以降に係る防衛計画の大綱」(以下「新大綱」)と「中期防衛力整備計画(平成23年度~27年度)について」が安全保障会議及び閣議において決定された※。 ※ http://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/guideline/2011/index.html 04年の「平成17年度以降に係る防衛計画の大綱」(以下「旧大綱」)に代わる新大綱は、09年9月に生まれた新政権が行う初の包括的な安全保障政策の見直しで

枝川朝鮮学校「さよなら」イベント「YAKINIKU-アーティストアクションin枝川」

東京都の不当な立ち退き要求に対する訴訟で2007年に勝利的和解をした東京・枝川にある東京朝鮮第二初級学校。学校の父母や卒業生、地域の在日同胞、さらには多くの支援者に支えられて2010年春に建設着工した新校舎はほぼ完成し、2011年1月には旧校舎を取り壊す予定となりました。この旧校舎は、1964年に在日一世、二世たちが行政からの援助なしで手作りで建築し、その後も連綿と40数年にわたり、地元の方々が身を削り、愛情を注ぎ込んで維持し、守ってきた校舎。そして、2003年12月の東京との立退き、取り壊し裁判提訴以降、日本全国、韓国からの支援を得て守りきった校舎。そこで、在校生、卒業生、教員、地元