新着情報
化学物質の総合的管理のための「化学物質政策基本法」の制定を求めて活動している「化学物質政策基本法を求めるネットワーク」(ケミネット)は、5月24日に国会内で、「シンポジウム―今こそ化学物質政策基本法の制定を─」を開催しました。同基本法は、現行法では縦割り行政のために不十分になっている化学物質についての評価・管理制度を抜本的に改革しようと、08年から制定運動を強め、平和フォーラムも参加してきました。 特にいま、東日本大震災では放射能以外にも、ヘドロや廃材の処理作業でも多種多量の化学物質の放出が予想されます。また埋設農薬や保管PCBの確認、感染症防止のための殺虫剤・消毒剤の使用、仮設住宅
施行64周年憲法記念日集会/江橋崇代表の主催者あいさつと問題提起
本日は連休の真っ最中、ご多忙のところお集まりいただきましてありがとうございます。あらためて東日本大災害の犠牲者の方々に対する慰霊と残されたご家族の方々への慰藉の誠を捧げたいと思います。 さて、今日は憲法記念日です。どういうふうに今日の記念日が展開されるのかなということを思ってって、NHKの朝の番組を見てからここへまいりましたけど、たいへん驚きました。憲法記念日の憲法に関するシンポジウムで鳥越俊太郎さんとか精神科医の香山リカさんとか、人権活動家の土井香苗さんとかも含めて、6人の方がご登場なさいました。 ここで日本国憲法について一言も話されないというのも、すごいことだなと思いました。 もう
生命の尊厳、人間の安全保障をめぐって憲法を活かす-施行64周年憲法記念日集会開く
5月3日、平和フォーラムは「生命の尊厳、人間の安全保障をめぐって憲法を活かす-施行64周年憲法記念日集会」を600名の参加者のもと日本教育会館ホールで開催しました。歴史的にも意義があり、世界各地で戦争が絶えない今日、日本の憲法を高く評価する声は世界に広がっています。3月11日に起きた東日本大震災という未曾有の事態に対しても生命の大事さが、被災者をはじめ多くの住民の基本におかれていることも、憲法理念が定着していることのあらわれともいえます。他方で、「想定外」とされる事態がつづくなか、「非常事態」「危機管理」「超法規」などの名目で憲法理念を逸脱あるいは変更する動きが強まることにも注
施行64周年憲法記念日集会/平和フォーラムのとりくみについての藤本泰成事務局長提起
3月11日、日本の観測史上最大、マグニチュード9.0の地震が、岩手県三陸沖で発生しました。 未曾有の大地震は、東日本を震撼とさせるとともに、その振動は太平洋の底から、高いところでは30mを超える津波となって、青森県から茨城県までの海岸線を襲いました。 海岸線に広がる町を、私たちの科学と英知をあざ笑うかのように、地震と津波は人間の生活のすべてを破壊し尽くしました。明治三陸地震、昭和三陸地震、その歴史からつくられた、世界に冠たる堤防も、人間を守るその役割を果たすことはできませんでした。 自然の力を制するかのように、積み上げられてきた文明と科学の力が、しかし、自然の前にいかに無力かと言
2011年05月03日