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平和軍縮時評4月号 米核兵器関連予算、引き続き増額 ―その中で市民の頑張りがプルトニウム施設に一矢―  湯浅一郎

  「2011年財政管理法」による緊縮予算 2011年8月2日、年に1兆ドルもの赤字が続く中で、「2011年米財政管理法」(BCA)が成立した。裁量的支出を10年間で9170億ドル削減することを定めるとともに、議会に上下院それぞれ6人で構成する特別委員会を設置し、11月23日の期限までに少なくとも1.2兆ドル(日本の一般予算1年分)の赤字削減方法を提案することを義務付けた。しかし、特別委員会は、期限までの削減案の作成を断念した。その結果、同法に基づき裁量的支出を1.2兆ドル自動的に削減する措置がとられることになった。これにより2013年1月2日から一律カットが始まる。聖域とさ

第83回メーデー中央大会

4月28日、東京・代々木公園で第83回メーデーが開催されました。約3万5000人(主催者発表)が参加した集会に、平和フォーラム・原水禁は「太陽と風、大地、自然の恵みをエネルギーに」をテーマにブースを出し、パネル展示とさようなら原発1000万人アクション物資の販売を行いました。

フォーラム平和・人権・環境第14回総会/脱原発を実現する特別決議

2010年12月、平和フォーラム・原水禁は「原水禁エネルギープロジェクトからの提言-持続可能で平和な社会をめざして-」を発表し、脱原発への道程を明確にしてきました。直後の3月11日、東北地方太平洋沖地震によって福島第一原子力発電所は、甚大な事故を引き起こしました。「核と人類は共存できない」として「脱原発」にとりくんできた私たちにとって、本当に残念でなりません。 事故は、これまでの「安全神話」を打ち砕き、地震国日本における原子力発電がいかに危険なものかを、私たちに教えました。放出された多量の放射性物質は、福島県民から故郷を奪い、健康不安に陥れています。関係者の必死の作業にもかかわらず、原発事故

2012年度 主な課題

2012年度 主な課題 以下は2012年4月25日に開かれたフォーラム平和・人権・環境第14回総会において決定された2011年度総括と2012年度運動方針です。 1. 運動の展開にあたって 1) 2012年の特徴的な情勢について 激動の世界情勢 2010年12月から2011年1月にかけてのチュニジア・ジャスミン革命に端を発した「アラブの春」と呼ばれる民主化の動きは、チュニジアのベンアリ大統領やエジプトのムバラク大統領の失脚など、アラブ諸国に広がりました。一方で、1991年以来無政府状態が続くソマリアに加えて、南スーダンおよびスーダンのダルフール地方、エリトリア、コンゴ東部

2012年04月25日

フォーラム平和・人権・環境第14回総会/脱原発を実現する特別決議

   2010年12月、平和フォーラム・原水禁は「原水禁エネルギープロジェクトからの提言-持続可能で平和な社会をめざして-」を発表し、脱原発への道程を明確にしてきました。直後の3月11日、東北地方太平洋沖地震によって福島第一原子力発電所は、甚大な事故を引き起こしました。「核と人類は共存できない」として「脱原発」にとりくんできた私たちにとって、本当に残念でなりません。    事故は、これまでの「安全神話」を打ち砕き、地震国日本における原子力発電がいかに危険なものかを、私たちに教えました。放出された多量の放射性物質は、福島県民から故郷を奪

平和フォーラム総会・原水禁国民会議全国委員会開く

   4月25日、平和フォーラムは第14回総会、原水禁国民会議は第87回全国委員会を開催しました。平和フォーラム総会には代議員など150名が参加。総会の議長に岡崎徹副代表(全水道)を選出して議事が進行されました。江橋崇代表のあいさつ、メッセージ紹介に続いて、重野安正社民党幹事長、組坂繁之部落解放同盟委員長があいさつしました。また、新規加盟組織として、日本音楽協議会の飯島貞親会長からあいさつがありました。議案では、藤本泰成事務局長から、2012年度運動方針案とともに、さようなら原発1000万人アクションなどのとりくみ」を提案。1000万人署名の達成と提出、7月

報告 今年もアジア・アフリカ支援米を送る。39000㎏をカンボジアとマリへ

    平和フォーラムは毎年、全国でアジア・アフリカ支援米を作付けして、アフリカ・マリ共和国やカンボジアに送る「アジア・アフリカ支援米運動」を行っています。このうち、4月16日に、カンボジアに向けて21134キロのお米が送られました。また、マリ共和国へは12月から3月にかけて17745キロを送っており、総計で38879キロが送付されました。 このうち、カンボジアへの支援米は横浜港近くの倉庫に集められました。それぞれの米袋には、作付け団体や学校名などとともに、写真や子どもたちが描いた画が貼られているものも多く、中には「おいしいお米です。いっぱい食べて元気になってく

食の安全・監視市民委総会で放射能による食の安全取り組み決める

平和フォーラムも参加している「食の安全・監視市民委員会」(神山美智子代表)は、4月14日に東京・総評会館で「第10回総会」を開催し、新年度の活動方針などを決めました。同委員会は、2001年に発生した牛海綿状脳症(BSE)問題を契機に、食の安全が大きな問題となるなか、政府の政策や業者の行動を監視し、食の安全に向けた国民運動を起こそうと設立されました。この間、BSEをはじめ、遺伝子組み換え、食品の表示、食品安全基本法の提案などを行っています。 2011年度は3月11日の東日本大震災による福島原発事故と放射能汚染が深刻となり、特に食品の放射能基準をめぐり活発な運動が展開されました。また、食

1000万人が動けば変えられる!

漫画「美味しんぼ」の作者、雁屋哲さんから「さようなら原発1000万人署名」の署名用紙が届いた。私と同じ横須賀市が住まいということや、「美味しんぼ」を全巻読破している者として、とてもうれしく思う。3月5日に発刊された「美味しんぼ」の108巻は、「被災地編・めげない人々――復興せよ、東北の『食』!!──」と題され、雁屋さんがこれまで本編の中で出会った東北の人々の現状と復興への思いを書き綴っている。宮古市の重茂漁協の復興への取り組みも紹介されている。わかめやアワビの養殖施設の被害、814隻中14隻しか残らなかった漁船被害、甚大な被害の中で、中古漁船を200隻用意し429隻の新造船を発注するなど漁協全

2012年04月01日