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総選挙にあたって再評価を─民主党政権が構想した社会─

11月16日、国会は解散した。12月4日の公示、16日の投開票という日程は唐突だ。総選挙に捲土重来と準備をしてきた自民・公明両党、そして第3極なる日本維新の会や太陽の党などが跋扈する中で、民主党の世論調査に見える支持率は、過去最低となっている。民主党の反対を押し切って負け戦に突撃する首相の本音が、どこにあるのか見えてこない。 2009年8月、民主党は「国民の生活が第一」のスローガンを掲げて歴史的勝利を得た。背景に、米国従属の新自由主義による日本社会の疲弊、特に地方経済の行き詰まりと、格差拡大への不満があった。民主党を離脱した「国民の生活が第一」の小沢一郎代表は、野田佳彦首相(民主党代表)

2012年12月01日

ニュースペーパー2012年12月号

インタビューシリーズ ハイロアクション福島原発40年実行委員会 福島原発告訴団 大賀 あや子さんに聞く 憲法理念の実現をめざす第49回大会の論議から ナショナリズムの台頭に立ち向かおう TPP交渉 ここが問題(その5)交渉参加を急ぐ政府の姿勢 原子力規制委員会の災害対策指針は問題だらけ 日本の使用済み核燃料は国際的関心事 「持ち込ませず」は無理と大阪市長─第7艦隊は核兵器搭載? 投稿 教科書採択問題「横浜方式」の危うさ 各地の活動紹介 大分県平和運動センター 本の紹介「深海魚」 最高裁判官の国民審査 憲法・人権軽視の裁判官には×印を  11月4日、東京・芝公園を会場に「止めるぞ!オ

第46回衆議院議員総選挙にあたって-民主リベラル勢力の躍進をめざす-

2012年12月1日   第46回衆議院議員総選挙にあたって-民主リベラル勢力の躍進をめざす-フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)代表 福山真劫   戦後最大の政治危機が迫っている。自民党安倍晋三総裁は、選挙公約において「国民の生命と財産を守ることが政治の使命です」と記載した。大企業優先の経済成長策を重視し、そのことをないがしろにしてきたのが自民党であったのは自明だ。出来ることしか書かないとする政権公約では、政権を投げ出した自らと3年前の政権交代を反省することなく、同じことを繰り返そうとしている。2011年3月11日の福島原発事故を引き起こした原子力推進政

平和軍縮時評11月号 日米は一心同体の「一流国」になれ ―原発・エネルギー、TPPから「集団的自衛権」まで 第3次「アーミテージ報告」は危ない  田巻一彦

   8月15日、「日米同盟―アジア安定への礎石」と題され報告書が発表された。米国の右派系シンクタンク「戦略・国際問題研究センター(CSIS)」から発行された報告書は次のサイトで読むことができる:http://csis.org/files/publication/120810_Armitage_USJapanAlliance_Web.pdf    リチャード・アミテージ元国務副長官とジョセフ・ナイ元国防次官補が共著者である。10人の超党派の専門グループの議論をまとめたものとされている。一般に「アーミテージ報告」と呼び均されるこの種の報

第22回最高裁裁判所裁判官国民審査に関する要請書

2012年11月28日中央選挙管理会 御中フォーラム平和・人権・環境                     代      表      江   橋       &nbs

日朝連絡会学習会-「在朝被爆者」「韓国大統領選情勢」テーマに

 11月26日、日朝国交正常化連絡会は、連合会館で約30名が参加して、学習会と会合を行いました。学習会では、11月13日から17日まで訪朝した福山真劫連絡会代表(平和フォーラム代表、在朝被爆者支援全国連絡会事務局長)から、在朝被爆者4名からのヒアリングと、在朝被爆者協会の実態調査についての詳細な報告を受けるとともに、「最近の朝鮮半島情勢~韓国大統領選の動きなど」について連絡会代表兼事務局長の石坂浩一立教大学准教授の情勢報告を受けました。→石坂浩一事務局長「韓国の大統領選挙と朝鮮半島情勢」

憲法理念の実現をめざす第49回大会(護憲大会)閉会総会  大会のまとめ 藤本泰成事務局長

事務局長の藤本です。みなさん、3日間、真摯な議論をありがとうございました。初日のシンポジウムから7つの分科会、3つのひろば、2つのフィールドワーク、そして今日の4つの特別提起、一言で語ることのできない、本当に複雑なそして深刻な課題が山積していると感じました。 大会のまとめを行いたいと思いますが、すべての議論に触れることができないことをお許しいただきたいと思います。そして、まとめの内容が、現時点での私の思い、考えであることをお許しいただき、今後、みなさんとの議論ととりくみを通じて運動を深化させていただきたいと思います。 今大会は、尖閣諸島・竹島の領有権が、日中・日韓の外交問題として浮

2500人参加し「『生命の尊厳』をもとに、原発も基地もない平和な社会へ 憲法理念の実現をめざす第49回大会(護憲大会)」

    上関原発建設や米軍岩国基地に対して長年とりくみを続けてきた山口県の山口市の地で、「『生命の尊厳』をもとに、原発も基地もない平和な社会へ 憲法理念の実現をめざす第49回大会(護憲大会)」を正式名称に、維新百年記念公園内の県スポーツ文化センターアリーナをメイン会場として11月9日から11日までの日程で第49回護憲大会が開催されました。全国47都道府県持ち回りで行われる護憲大会の、山口県での開催は初めてで、37番目の開催県となりました。 今回の大会は、衆議院解散目前の政治状況のなかで、1.未曾有の東日本大震災・福島原発事故被災からの復興と脱原発、2.

「生命の尊厳」をもとに、原発も基地もない平和な社会へ 憲法理念の実現をめざす第49回大会(護憲大会)アピール

   私たちは、上関原発建設や米軍岩国基地に対して長年とりくみを続けてきた山口県の山口市に集い、憲法理念の実現をめざす第49回大会(護憲大会)を行いました。    昨年3月11日の東日本大震災・福島第一原発事故による未曽有の被害は、私たちに改めて「生命の尊厳」のために、脱原発社会への変革や、憲法理念の実現を問いかけました。    しかし、事態は、震災からの復興を前に、「領土問題」という形で、東アジア諸国との関係を悪化させ、偏狭なナショナリズムを煽り、軍事力増強や集団的自衛権の行使を是としたり、憲法理念の破