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「『日本よ、アジアの一員たれ』そのことこそが、新しい日本をつくる」。本誌の昨年6月号に私はそう書いた。復帰40年、沖縄は変わらない。米国従属の日本のあり方を変えることが必要だと。 沖縄は、オスプレイ配備と辺野古新基地建設で揺れ続けた。県知事、県議会、沖縄41市町村の市町村長と議会全てが、オスプレイ配備反対を掲げた。しかし、オスプレイは配備され、日米合同委員会合意を無視してわが物顔に飛び続ける。沖縄県民に対する世論調査(琉球新報・5月9日)では、辺野古新基地建設もオスプレイ配備も県民の9割が反対を表明している。 圧倒的な数字が政治に反映されないのはなぜか。県民からは「沖縄への差別」と
2013年05月01日
平和軍縮時評4月号 冷戦思考から抜け出す道を示せ ―オバマ政権2期目、核兵器の大幅削減のために 湯浅一郎
「核のない世界」へ向けた具体的措置を講ずるとしたオバマ大統領のプラハ演説から、4年が経った。そして米ロが拘束力をもって、戦略核の削減と管理を行う枠組みを作った新START(戦略兵器削減条約)発効から2年が経つ。STARTとは、1991年7月に米ソ間で署名した戦略核兵器の削減に関する条約で、運搬手段や核弾頭の数え方を厳密に定義し、その上限を定め、削減を義務付けたが、2009年12月5日に期限満了をもって失効した。そして2011年2月5日、新たなSTARTが発効した。しかし、この間、核の大幅削減に関する前進は、ほとんどない。オバマ大統領は、新START後のさらな
平和軍縮時評4月号 冷戦思考から抜け出す道を示せ ―オバマ政権2期目、核兵器の大幅削減のために 湯浅一郎
「核のない世界」へ向けた具体的措置を講ずるとしたオバマ大統領のプラハ演説から、4年が経った。そして米ロが拘束力をもって、戦略核の削減と管理を行う枠組みを作った新START(戦略兵器削減条約)発効から2年が経つ。STARTとは、1991年7月に米ソ間で署名した戦略核兵器の削減に関する条約で、運搬手段や核弾頭の数え方を厳密に定義し、その上限を定め、削減を義務付けたが、2009年12月5日に期限満了をもって失効した。そして2011年2月5日、新たなSTARTが発効した。しかし、この間、核の大幅削減に関する前進は、ほとんどない。オバマ大統領は、新START後のさらなる削減の基礎となる大統領の「核政策指
「立憲フォーラム」設立。改憲の動きに反対して超党派議員集まる
4月25日、衆議院議員会館で「立憲フォーラム」の設立総会が開かれました。これは、自民党などから憲法改定案が出され、特に現在、憲法96条の改憲発議要件の「改正」が取り上げられ、参議院選挙の争点になろうとしていることから、「さまざまな動向に平和・人権・環境を重視する立場から国会や言論の場で検証と提言を行う」(設立趣旨書)ため、超党派の議員で結成されました。 設立総会には、賛同する国会議員や、憲法・平和問題に取り組む市民団体、労働組合などから約200人が参加。最初に近藤昭一衆議院議員(民主党)が、フォーラムの設立に至った経過について「総選挙の結果、憲法『改正』に積極的な議員が多くなった
立憲フォーラム設立趣旨書 いま、時代は大きな転換期に入っており、新しい世界の協調・共生関係の構築が求められています。そうしたなかで、日本はどういう立ち位置をとるのかが問われています。先の大戦での日本国民の死者は軍人から市民まで多大な数にのぼり、世界もおびただしい犠牲者を出しました。戦後の日本は、その反省に立ち大日本帝国憲法を改正し、その体制を民主主義へと移行させました。 私たちは「人権の保障を宣言し、権力分立を原理とする統治機構を定めた憲法」を基礎にすえた立憲主義の立場をいま一度確認すべきだと考えます。 憲法とはそもそもどのようなものであるのか、戦後、現憲法がどのような役割を果たしてきたのか、
フォーラム平和・人権・環境は4月24日、東京・日本教育会館で第15回総会を開催し、総会の議長に管野博副代表(全水道)を選出して議事が進行されました。 福山真劫共同代表があいさつに立ち「昨年の衆議院総選挙で政権についた安倍晋三内閣は右翼政権であり、憲法改悪、原発再稼働、歴史認識の改ざん、軍事大国化に進もうとしており、私たちは全面対決する」として、運動を拡大するとともに、国会議員との連携を強めるため、「超党派の議員で4月25日に結成される『立憲フォーラム』に協力していく」ことも訴えました。 道田哲朗副事務局長が2012年度の活動経過、同年度の会計決算報告を行い、禧久章蔵会計監査