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ヒロシマ・アピール 「核と人類は共存できない」 世界最初の原子爆弾が炸裂したあの日から68年目のこの夏、私たちはここ広島の地に集まり、核廃絶・脱原発の流れを大きく前進させるための誓いを新たにしました。 原民喜が、原爆小景の中で「日ノ暮レチカク 眼ノ細イ ニンゲンノカホ ズラリト河岸ニ ウヅクマリ 細イ細イ イキヲツキ ソノスグ足モトノ水ニハ コドモノ死ンダ頭ガノゾキ カハリハテタ スガタノ細イ眼ニ 翳ツテユク 陽ノイロ シヅカニ オソロシク トリツクスベモナク」と表した惨状を繰り返させてはなりません。 世界では、「核なき世界」を求めるといいながら、米オバマ政権は臨界前の新型核実験を繰り返してい
8月5日の「被爆68周年原水爆禁止世界大会・広島大会」の2日目は、分科会や国際会議などの学習・討論、フィールドワーク、子どもたちの催しなど、広島市内を中心に多彩に展開されました。 第1分科会は「福島原発事故の現状と課題」として、福島からの報告を受け、脱原発社会の実現に何が必要かを討議しました。第2分科会は「再稼働問題と脱原発に向けたエネルギー政策」をテーマに、韓国やドイツのゲストからの報告も含め、原発に頼らないエネルギー政策を考えました。 第3分科会は「核拡散と日本の原子力政策」で、特にプルトニウム利用と原発輸出問題を中心に、韓国からの報告も交えて討議しました。第4分科会は、「ア
2013年08月05日
原水禁世界大会・広島大会の1日目に3500人、折鶴平和行進や開会総会
今年の「被爆68周年原水爆禁止世界大会・広島大会」は、「折鶴平和行進」から始まりました。青森での「4.9反核燃の日行動」、沖縄での「5.15平和行進」を起点とした「非核平和行進」が全国各地で取り組まれ、8月4日に広島平和公園の資料館前に到着しました。そこに全国各地の参加者が合流し、「折鶴平和行進」として、広島大会の開会総会会場まで行進しました。 資料館前には各都道府県・市民団体などの代表や子ども達など3500人が集まり、原水禁世界大会への海外ゲストを先頭に、横断幕やプラカード、旗などを手に、「核兵器をなくそう!」「原発の再稼働を許さない!」「核も戦争もない平和な2
麻生副総理兼財務大臣の発言に対する抗議声明フォーラム平和・人権・環境共同代表 福山真劫 「ワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気が付かない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」7月29日夜、「国家基本問題研究会」(桜井よしこ理事長)が開催した講演会での、憲法改正をめぐっての麻生太郎副総理兼財務大臣の発言である。中韓両国や欧米諸国から批判が相次ぎ、米国のユダヤ人人権団体からは「ナチスは世界を奈落の底に突き落とした。どんな手口を学ぶのか」との抗議声明も出されている。発言の撤回などでは済まされる問題ではない。平和フォーラムは、麻生副総理・財務大臣の即時辞
この原稿が載ったニュースペーパーが発行された頃には、参議院選挙は終わっている。結果だけを云々したくはない。しっかりと受け止めて次のステップに向かわなくてはならないのだろう。 各地の選挙管理委員会は、若年層の投票率アップにいろいろな施策を打ち出している。福島県では、「福島希望(のぞみ)」さんという萌えキャラのイラストが起用され、滋賀県では、スマートフォンでダウンロードすると、選管のマスコット「めいすいくん」といろいろな写真が撮れるらしい。和歌山県のようにヤフーの検索サイトにバナー広告を出したり、広島県のように公共の場でばらばらに行動していた人々が突如そろってダンスを始める「フラッシュモブ」
2013年08月01日
インタビュー:渡辺美奈さんに聞く 憲法学習集会から 日本の人権問題を指摘する国連の勧告 安倍政権における農業政策の動きと課題 原水禁大会に向けて(2) 原水禁大会の課題と内容 原水爆禁止世界大会の海外ゲスト 原発の新たな規制基準が施行 被曝68周年を迎えて考えるプルトニウム政策 映画紹介『火垂るの墓』 本の紹介『魚群記』 核のキーワード図鑑・短信 南相馬市太田川河口付近の集落 2011. 4. 8 南相馬市太田川河口付近の集落 2013. 7. 1 復旧が進まない福島県南相馬市を訪ねて東京電力福島第一原発事故から1カ月後の2011年4月8日に、福島県南相馬市の太田川の河口の
平和軍縮時評7月号 自治体の平和力を活かそう―オスプレイを含む米軍機低空飛行訓練に関する自治体アンケートから― 湯浅一郎
(1) はじめに 7月30日、朝7時、12機のオスプレイを積んだ輸送船「グリーンリッジ」が、米海兵隊岩国航空基地の南端にある大型岸壁に接岸した。オスプレイは1日かけて陸揚げされ、午後5時前には作業は完了した。28日の1500人規模の抗議集会を初め、当日は、ピースリンク広島・呉・岩国の平和船団による海上デモなど陸と海からの抗議行動が行われた。この光景は12年7月23日と全く同じことの再現である。しばらくの試験飛行ののち、8月初めにも普天間基地へ移動すると予想される。沖縄の自治体をはじめ、ほとんどの市民が反対している中での強行配備である。このまま進めば秋には普天間基地に24機のAV22が