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被爆68周年原水爆禁止世界大会 大会宣言 嘆き・悲しみ・苦しむ人々、呆然と空間を漂う瞳、なすすべもない怒り、そこには、キノコ雲も、原爆ドームも、廃墟と化した町並みも、何もない。ただ、さまよい、傷つき、亡くなっていく人らしき人の群れ。丸木位里・俊さんの「原爆の図」です。 非人道的兵器・原子爆弾による惨劇は、言葉で表すことができないほど人間の尊厳を奪い尽くした世界なのです。ヒバクシャは、生涯にわたって肉体的に、精神的に、社会的に塗炭の苦しみを強いられています。そして、その苦悩と不安は、次世代へとつながっています。 「ピカも、人が落とさにゃ、落ちん」という、位里さんの母親の言葉。人間の尊厳の基本にあ
被爆68周年原水禁世界大会・長崎大会2日目 分科会やフィールドワークなど多彩
8月8日、「被爆68周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」の2日目は、8つの分科会をはじめ、様々なひろば、フィールドワークなど多彩な催しが行われました。 第1分科会は「フクシマを忘れない~被災者支援と連帯の課題」として、福島原発事故問題を取り上げました。福島からの報告や、「被災者支援法」の実施などを討議しました(写真左)。第2分科会は「再稼働問題と脱原発に向けたエネルギー政策の展開」をテーマに、韓国やドイツのゲストからの報告も含め、原発に頼らないエネルギー政策を考えました。(写真右) 第3分科会は「核拡散と日本の原子力政策」で、破綻している核燃料サイクル、溜まり続け
被爆68周年原水爆禁止世界大会は、広島から長崎に移り、8月7日に開会総会が開かれ、1600人が参加しました。長崎県内を回る「反核平和の火リレー」によるオープニング、被爆者など核の犠牲者への黙とうを捧げた後、川原重信・長崎実行委員長が開会あいさつを行いました。 主催者あいさつに立った川野浩一・大会実行委員長は「長崎を最後の被爆地にとの願いもむなしく、福島原発事故が起きてしまった。そして、68年経っても様々な問題が解決していない。全ての核の廃絶しか私たちの未来はない」と述べるとともに、長崎の高校生を中心とした反核・平和の活動を紹介し、「私たちにはまだ希望が残されている。3日間の大
米軍ヘリHH60墜落事故に関する抗議声明フォーラム平和・人権・環境共同代表 福山真劫 墜落の危険性が高くその安全性に信頼が出来ないとして、沖縄県民が猛反発している新型輸送機「MV-22オスプレイ」の追加配備が進む中、8月5日午後、米空軍嘉手納基地所属の戦闘・救難ヘリHH-60が、訓練中にキャンプ・ハンセン基地内の原生林に墜落、炎上しました。折しも私たちは、広島に集い核兵器廃絶と平和な社会を求めて原水禁世界大会の最中でした。 キャンプハンセンは、米第3海兵遠征軍の拠点基地があり県道を越える実弾射撃訓練などを傍若無人に行い、市民が
原水禁世界大会・広島大会3日目 まとめ集会でオリバー・ストーン監督参加
アメリカによる原爆投下から68年目の8月6日、原水爆禁止世界大会・広島大会は、まとめ集会を行い、3日間の大会を終えて、長崎大会に引き継がれることになりました。 午前8時から平和記念公園で開かれた「平和記念式典」に続いて、9時半から中国新聞社ホールで開催された「まとめ集会」には700人が参加。原爆犠牲者への黙とうに続いて、主催者あいさつに立った川野浩一大会実行委員長は、「4日の開会総会から内容の濃い大会になった。討議の中で、東北アジアの非核地帯化の早期実現などの課題が明確になった。核廃絶の実現まで、被爆体験の継承が大切だ。長崎に論議をつなげよう」と呼びかけました。 若者や高校