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フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)は、2月28日~3月1日に、静岡市で「全国活動者会議」を開き、情勢について確認するとともに、2014年度の運動方針をめぐり討議を行いました。各都道府県の代表など100人が参加しました。 最初に福山真劫平和フォーラム代表が「憲法破壊・戦争をする国へ突き進む安倍政権の暴走を止めなければならない。そのため『戦争をさせない1000人委員会』の闘いに総力をあげよう」と呼び掛けました。(福山代表の提起はこちら) 次に講演として「安倍政権と憲法のいま」と題し、東大名誉教授・憲法研究者の奥平康弘さんが、安倍政権が企てている憲法の改定や集団的自衛権の容認、
全国活動者会議あいさつ フォーラム人権・環境・平和 共同代表 福山 真劫 全国からの結集に心からお礼申し上げます。ありがとうございます。 わたくし達は、この1年、全国各地から、平和・民主主義・脱原発・憲法理念の実現をめざして、闘いつづけてきました。しかし憲法破壊・戦争をする国へ突き進む安倍政権の暴走を止めることができていません。理由は簡単です。私たちが闘いきれていないからです。平和フォーラムの位置の大きさからすればその責任は重大です。もちろん私たちだけの責任ではありません。 野党の体たらく、労働団体の弱体化、平和団体・人権団体の伸び悩み等により、
平和軍縮時評2月号 今、議論から行動に移るべき時が来た―第2回「核兵器の人道的影響に関する国際会議」(メキシコ・ナヤリット、2014年2月13~14日) 金マリア
2014年2月13日から14日まで、メキシコ北西部の太平洋沿岸に面したナヤリットで第2回「核兵器の人道的影響に関する国際会議」(以下、メキシコ会議)が開催された。昨年3月4-5日に開かれたオスロ会議のフォローアップとして、メキシコ政府主催で、146か国政府、国連、世界保健機構、国際赤十字委員会など国際機関、そしてICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)を中心とした約120人の市民社会代表が参加した。5核兵器国、イスラエル、そして北朝鮮はオスロ会議と同じく今回も参加しなかった。しかし、他の核保有国であるインドとパキスタンは参加した。 オスロ会議は、27か国の政府が集まって
昨年12月に新基地建設のための、公有水面埋め立てが計画される辺野古から、10kmも離れていない沖縄本島北部、奄美大島、徳之島、西表島の4島が世界自然遺産登録に向けて、暫定リストに掲載されました。世界自然遺産登録をめざしながら、一方で埋め立てを進めようとする政策は矛盾しており、基地建設計画が登録の障害となることが懸念されます。 これを受けて2月27日、沖縄から「ヘリ基地建設反対協議会」の安次富浩さんらが上京して、環境省に申し入れと交渉を行いました。また、その後には衆議院第一議員会館において、報告集会「自然破壊の辺野古基地建設は止めろ2.27院内集会」が開催されました。
環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉が大詰めを迎えようとする中、各国で国会議員による、交渉内容の公開を求める国際的な共同書簡への賛同署名活動が行われました。日本でも、野党各党の有力議員が署名し、その記者会見が2月14日に行われました。この活動は、平和フォーラムも協力する「TPPに反対する人々の運動」「TPP阻止国民会議」が中心となって進められました。 記者会見で、超党派議員による「TPPを慎重に考える会」会長の篠原孝・民主党衆議院議員が「交渉経過も協定の草案も示されずに妥結をするようなことは、これまでない異常なことだ。十分に議論が出来るように情報を公開すべきだ」として、交
2月13日、沖縄等米軍基地問題議員懇談会(議員懇談会)の主催で、去る1月19日に再選を果たした稲嶺進・沖縄県名護市長を招いた勉強会が開催されました。会場の参議院議員会館の講堂には、緊急の呼びかけにもかかわらず、250人を超える参加がありました。 議員懇談会事務局長の水岡俊一参議院議員の司会で、最初に主催者を代表して会長の近藤昭一衆議院議員が、辺野古の公有水面埋め立て問題について、「みなさんとしっかりこの問題に取り組んでいきます」とあいさつしました。 政府に対し、「普天間飛行場の辺野古移設に伴う名護市長の許認可権等に関する質問主意書」を提出した糸数慶子参議院議員から、主
2月11日の「建国記念の日」は、何らの歴史的根拠もなく、戦前の「紀元節」をもとに、政府・自民党が各界の反対を押し切って開始した日です。平和フォーラムは毎年この日に、平和と人権に関わる歴史認識を問う集会・行動を行っています。本年は戦争と昭和の歴史について認識を深め、憲法理念の実現に向けた運動を築く提起を行う場として開催。250人が参加し、会場に入りきれないほどとなりました。 集会では、平和フォーラムの福山真劫代表が「安倍晋三政権の暴走が続いており、韓国、中国だけでなく、アメリカからも批判が起きている。安倍政権を止めるために立ち上がろう」と呼び掛けました。
東北アジアの平和のために、日韓の連携を強くしよう! 平和フォーラム代表団が訪韓
藤本事務局長を初めとした代表団は2月6日~9日の日程で韓国を訪問し、現地の平和運動団体とこれからの日韓連帯について意見交換をしてきました。 現在日本と韓国の関係は、歴史認識や竹島(独島)の領有権を巡り険悪な状態です。安倍首相など与党政治家は韓国を挑発するような発言を繰り返し、それに煽られるようにしてヘイトスピーチなど排外主義的な行動・言説が氾濫しています。 一方、平和運動の観点からすれば、韓国の運動体は最重要パートナーです。日米韓軍事同盟や核の再処理問題など、共通の課題を多く抱えているからです。 東北アジアの軍事的緊張を緩和し、新たな友好関係を築いていくためにも、