新着情報

「集団的自衛権」国会前行動に1500人 集中審議に抗議の声

    7月14日、衆議院議員第二会館前から参議院議員会館前まで、集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対する1500人の人波で埋まりました。衆議院の予算委員会では閉会中の集中審査で、閣議決定に対する討論が行われることへの抗議に集まった人々です。警察が、地下鉄の入り口をふさぎ横断歩道を封鎖したため、参加者は炎天下を30分から40分ほど遠回りさせられました。しかし「戦争をさせてはならない」という熱い思いに駆られた参加者は、9時から17時まで、暑さに負けず大きな声を上げました。 衆議院予算委員会では、岡田克也民主党衆議院議員は、集団的自衛権行使容認で後方支援海外に派遣される自衛

7.9川内原発の再稼働を許さない緊急行動に350人参加

原子力規制委員会が近く、鹿児島の川内原発1、2号機の適合性審査について、新たな規制基準を満たしているとの審査報告書を出すこと見通しとなったことから、「さようなら原発1000万人アクション」は、川内原発の再稼働を許さない緊急行動を7月9日に行いました。 昼には、国会前に約100人が集まり、「脱原発」への政策転換を求めて参加者がリレートークを行いました。中には、たまたま仕事が休日になったと千葉から駆けつけた参加者もあり、口々に「津波対策や避難計画もズサンな規準でいいのか」「安倍政権の原発推進の暴走を止めさせよう」などと訴え、シュプレヒコールをあげました。(上写真) 夜は代々木公園に35

安倍政権の憲法破壊を許すな!戦争をさせない1000人委員会が集会

 7月1日に安倍首相が「集団的自衛権」行使容認に向け、憲法解釈を変更する閣議決定を強行しました。それに強く抗議し、「戦争をさせない1000人委員会」は、7月3日、国会近くの「星陵会館」ホールで集会を開き、安倍政権と真っ向から対決する事を確認。集会後は官邸前へ移動して、抗議行動を行いました。 集会には、会場一杯の600人以上が参加、会場内に入れない人はモニターテレビで見守りました。1000人委員会の事務局長代理の清水雅彦さん(日本体育大教授)は「閣議決定の暴挙を許さない。各地で反対運動が盛り上がっている。これから関連法案が作られようとする国会での闘いが重要になる。さらに運動を広げよう」と訴えまし

2014年07月03日

何のための「憲法9条」か!

ある県の「戦争をさせない1000人委員会」に女性の声で電話があった。「集団的自衛権行使を容認させないためにはどうしたらいいでしょうか?」。その女性は自衛官のつれあいだった。「私の夫は外国で戦争をするために自衛官になったのではありません」─そう訴えていたと聴いた。これまでの安倍晋三首相の説明では、この自衛官のつれあいの危惧、つまり「集団的自衛権を行使して戦争をするのは自衛官であり、自衛官はそこで敵対する側と命のやりとりをする」と言うことに全く触れていないのではないか。少なくとも私は聴いていない。「国民の生命と財産を守る」、そのためには集団的自衛権の行使は必要だという論理の裏側にある自衛官一人ひと

2014年07月01日

「集団的自衛権」行使容認の閣議決定に抗議し、官邸前で行動

      安倍内閣が7月1日に「集団的自衛権」行使容認の閣議決定を行うことに反対し、6月31日、7月1日の終日にわたり、首相官邸前で抗議行動を行いました。連日1万人以上が詰めかけ、「解釈改憲絶対反対!」「閣議決定やめろ!」「安倍はやめろ!」など、シュプレヒコールを繰り返しました。また、国会議員や「戦争をさせない1000人委員会」の呼びかけ人などが、閣議決定の不当性や今後、具体的な法案改定段階での反対運動を呼びかけました。 この閣議決定を受けて、平和フォーラムと、「戦争をさせない1000人委員会」は抗議声明を出しました。 平和フォーラムの声明はこちら 「戦争をさせな

ニュースペーパー2014年7月号

インタビュー:作家雨宮処凜さんに聞く 集団的自衛権が「国民の命を守る」と説く虚構 森林資源の活用による山村地域の再生を 川内原発に反対する鹿児島での闘い 勝訴!大飯原発差し止め判決の意義 プルトニウム保有量を640kg過小報告 被爆69周年原水禁世界大会に向けて(1) 徳島人権・平和運動センターの取り組み 本の紹介「14歳からわかる生命倫理」 核のキーワード図鑑 被爆69周年原水爆禁止世界大会の案内 「戦争をさせない全国署名」175万名分を提出 「戦争をさせない1000人委員会」は、5月15日に出された安保法制懇報告をもとに、安倍首相が「閣議決定による集団的自衛権行使容認」を強行しよ

平和フォーラム「集団的自衛権」行使容認の閣議決定に対する抗議声明

「集団的自衛権」行使容認の閣議決定に対する抗議声明 フォーラム平和・人権・環境 代表 福山 真劫 7月1日、安倍政権は「集団的自衛権」の行使を容認する憲法解釈を、閣議決定しました。「集団的自衛権」が行使できる3要件を示し、行使はきわめて限定的であるなどと言いなしていますが、政府の用意する想定問答集には今回盛り込まれなかったはずの「集団安全保障」も憲法上許容され得るなどとしているように、時の政権の都合によって解釈が拡大していくことは明白です。ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、そしてイラク戦争と、この間の戦争が、「集団的自衛権」の名目によって行われてきたことを想起しなくてはなり

戦争をさせない1000人委員会の「集団的自衛権」行使容認の閣議決定反対声明

戦争をさせない1000人委員会は「集団的自衛権」行使容認の閣議決定に反対します(声明) 日本国憲法は、前文に「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」と謳い、第9条には「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と定めました。 この条文は、アジア・太平洋戦争における、アジア諸国民2000万人、日本国内で310万人ともいわれる多数の犠牲の上にたつものです。また、900万人以上の戦死者を出した第一次世界大戦の反省から63か国間で締結されたパリ不

平和軍縮時評6月号 福島第1原発事故に伴う海・川・湖の放射能汚染  湯浅一郎

  福島第1原発事故から丸3年強がたつ。現在も、原発からは、一定量の放射能が出ていると見られるが、事故直後の1~2ヶ月に大量に放出された物質群は、大気や水の運動に従って環境中を移動しながら、きわめて広範囲に環境を汚染している。物質ごとの半減期に従って減衰するとはいえ決して消滅したわけではない。セシウム137、ストロンチウム90など半減期が約30年の物質群は、ほとんど減衰することなく、居場所を変えているだけである。しかも無機的自然だけではなく、あらゆる生物の体内に浸透している。この現実は、あらゆる生物にとって、まさに平和を脅かされている類いの問題であり、決して忘れてはならないとい