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アパルトヘイト擁護発言に 見る人権後進国日本の知性

日本の政治家も文化人も、知性のレベル低下は目を見はるものがあると、十把一絡げに語ることは適切ではない。言い方を変えよう。安倍晋三首相の周辺はひどい。安倍首相の私的諮問機関「教育再生実行会議」の主要なメンバーである作家の曾野綾子さんが、重大な差別発言を産経新聞紙上のコラムで行った。若者が減少する中で、労働移民の受け入れは重要であり、資格や語学力の障害を取り除くべきとする一方で、「ここまで書いてきたことと矛盾するようだが、外国人を理解するために、居住を共にすることは困難。居住区だけは白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい」と主張した。人種差別撤廃後の南アフリカ・ヨハネスブルグでの体験を

2015年03月01日

ニュースペーパー2015年3月

インタビュー:教科書問題を考える横浜市民の会代表の佐藤満喜子さんに聞く 戦争関連法案の問題は何か 戦後70年の精神─私たちが守るべきもの 農協改革─その狙いは何か 原水禁発足50周年に思う(2) 課題が山積する福島第一原発の現状 NPT再検討会議に向けて─核削減の勢いは? オスプレイの配備撤回!低空飛行訓練を許さない あいち平和フォーラムのとりくみ 映画の紹介『ジョン・ラーベ~南京のシンドラー』 核のキーワード図鑑 安倍政権の暴走を止めよう!1月に連続行動  安倍政権は昨年末の総選挙での「勝利」を受けて、憲法違反の閣議決定に基づく日米ガイドライン改定や戦争関連法案提出、沖縄・辺野古新

被災61周年3・1ビキニデー全国集会アピール

被災61周年3・1ビキニデー全国集会アピール ビキニ被災61周年を迎えた今年は、戦後70年、被爆70年そして原水禁結成50年の節目の年にあたります。あらためて私たちに、平和や戦後責任、核兵器の問題が厳しく問われています。 折しも今年4月には核拡散防止条約(NPT)再検討会議がニューヨークの国連本部で開かれます。核兵器廃絶の国際的機運を高め、廃絶への行動を強く求める絶好の機会です。私たちは、核兵器保有国をはじめ国際社会に核兵器廃絶に向けた具体的行動を今すぐ起こすよう強く訴えます。 しかし核廃絶をめぐり極めて厳しい状況にあるのも事実です。世界には16000発超える核兵器が存在し、いつでも発射できる

静岡で「被災61周年3.1ビキニ・デー全国集会」開かれる

1954年3月1日に南太平洋のビキニ環礁で、アメリカ軍が行った水爆実験によって、日本のマグロ漁船・第5福竜丸など多くの漁民や周辺のマーシャル諸島・ミクロネシアの住民が放射能被害を受けました。その後、日本では原水爆実験反対署名が始まり、原水爆禁止運動がスタートしました。 それから61周年の3月1日に「被災61周年3.1ビキニ・デー全国集会」が静岡市で開催され、全国から210名が参加しました。主催者の川野浩一・原水禁日本国民会議議長は「今年は日本の敗戦から70周年を迎える。しかし、多くの国民が戦争や原水爆被災のことを知らなくなっている。福島原発事故を起こした日本政府の責任を問い続

全国活動者会議 福山代表あいさつ

フォーラム平和・人権・環境共同代表 福 山 真 劫   全国からご結集ありがとうございます。また平和フォーラムの取り組みへの結集、心からお礼を申し上げます。   また直近では、沖縄闘争支援のカンパ、本当にありがとうございました。1000万を超えて集まりました。その一部で、沖縄平和運動センターは船一艘11人のり「美ら海」を購入したそうです。そして21日進水式を行いました。全国の仲間の沖縄への連帯の熱い思いを載せて、辺野古で大活躍すると思います。また22日県民集会当日の朝9時過ぎ、山城沖縄平和運動センター議長が、キャンプシュワブゲート前で

ビデオ報告 「被災61周年3.1ビキニ・デー全国集会」を静岡で開催

2015年3月1日に静岡市内で開かれた「被災61周年3.1ビキニ・デー全国集会」の様子をビデオにまとめました(約8分30秒)

平和軍縮時評2015年2月号 被爆70周年に終末時計の針が3分前に―主因は停滞する核軍縮と止まらない気候変動―  湯浅一郎

2015年、終末時計が3分前 米誌「原子科学者会報」は15年1月22日、人類滅亡までの残り時間を象徴的に示す終末時計の針を2分進め、残り3分とした。同誌は、以下のように米ロを初めとした核兵器の近代化が進行し、核軍縮の取り組みが停滞していることのほか、地球温暖化を防ぐ取り組みが不十分であることなどをその理由に挙げている。 「制御されない気候変動、世界的な核兵器近代化、過大な保有核兵器は人類の存続に甚大で否定できない脅威をもたらしている。そして世界の指導者は、潜在的な大災害から市民を守るための行動を、必要な迅速さと規模でとることができずにいる。政治指導部のこれらの不作為は、地球上のすべ

戦争をさせない1000人委員会が院内集会 戦争法案の問題点

「戦争をさせない1000人委員会」は2月26日に院内集会を開き、市民など150人が参加、日米ガイドライン再改定や戦争法案の内容と問題点などを学びました。 はじめに、作家の落合恵子さんが、様々な詩人の言葉などを紹介しながら、「運動には想像力が必要だ。内なる抑圧を生み出さないように、私たち自身を問い返す文化や哲学が重要だ」と訴えました。(写真右) 日本体育大学教授であり、1000人委員会の事務局長代行も務める清水雅彦さんは、戦争法案の内容や問題性について解説。自民党の集団的自衛権行使容認論の経過と問題、日米ガイドライン再改定が全面改定となることの問題点、予想される戦争法案の内容

【声明】沖縄平和運動センター議長山城博治さんたちの不当逮捕に抗議する

 2月22日(日)、沖縄平和運動センター議長の山城博治さんら2名が米軍によって拘束され、その後名護警察署によって逮捕され、送検されました。平和フォーラムは、この不当逮捕に抗議し以下の声明を出しました。2015年2月23日 沖縄平和運動センター議長山城博治さんたちの不当逮捕に抗議する フォーラム平和・人権・環境共同代表  福 山 真 劫 2月22日午前9時すぎ、海兵隊キャンプシュワブ基地第1ゲート前で、米軍は、沖縄平和運動センター議長である山城博治さんほか1名を、安保条約に基づく「刑特法」違反容疑で、不当にも身柄を拘束しました。同日午後2時すぎには名護警察