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辺野古新基地建設を許さない!沖縄県議団が東京で報告集会

  「止めよう!辺野古新基地建設」─沖縄県議会議員代表団12名が1月15日、県議会で可決された辺野古新基地建設に反対する意見書を持って、米国大使館を含め関係省庁に要請するために上京しました。昨年11月の沖縄県知事選で、翁長雄志さんが仲井眞弘多前知事に10万以上の得票差をつけて当選。このゆるぎない沖縄の民意を携えての要請でしたが、首相官邸や防衛、外務省は誠意ある対応を見せませんでした。 15日夜、連合会館で開催された同議員団の報告集会には、会場をあふれる450名の市民や労働者が参加。知事選に続いての衆議院総選挙においてオール沖縄で闘い勝利した小選挙区選出の全議員、また超党派の国会議員で構

政治の文化-総選挙に「国柄」を見る

総選挙が終わった。マスコミは自民党の大勝と報じているが、改選前の議席を一つ減らしている。しかし、私たちが応援する民主リベラル勢力が勝利したかというとそうではない。「ごまめの歯ぎしり」とか何とか言われそうだから、ここはおとなしくしてる方がいいのか。そうもいくまい。 自民党は、政治資金問題で経産大臣を辞任した候補を公認し、有権者は11万票を与えて当選させた。これを称して「みそぎ」と呼んでいる。政治の世界も神事と一緒で、選挙という川で洗い清めれば済むらしい。「最後は金目でしょ」と発言して、原発事故被災地からきびしい批判を受けた環境大臣も当選した。教育勅語は素晴らしいと礼賛する文科大臣も同様だ。

2015年01月01日

ニュースペーパー2015年1月

インタビュー:特別座談会田中宏さん、渡辺美奈さん、矢野秀喜さんに聞く 2015年は重要な課題が山積 新基地建設阻止に向けた沖縄県民の闘い 食とみどり、水を守る全国集会での討議 ウィーン会議からNPT再検討会議を臨む 福島第一4号機使用済み燃料取り出し完了 広島県平和運動センターの取り組み 本の紹介「栄光なき凱旋」 核のキーワード図鑑 2015年前期の主な取り組み 2015年 平和・民主主義・脱原発の旗を!  突然の衆議院の解散によって、12月14日投開票の第47回総選挙が行われました。選挙の投票率は52・66%と戦後最低となる中、自民、公明の与党に憲法改悪の発議ができる3分の2を超え

平和軍縮時評2014年12月号 戦争を好む体質への移行を許すな―武器輸出三原則の放棄と防衛装備戦略の策定  湯浅一郎

   12月14日、安倍政権の自分のための解散・総選挙は、自民党の思惑通りの結果となったかもしれない。これにより、安倍政権は、これから4年間政権を担う権利を確保した。しかし、消費税のアップ等に起因する経済政策の頭打ちが今後継続するしかない見通しの元、支持率が下がらないうちの早い時期に選挙をという、いわば追い込まれた中で撃った賭けである。とはいえ、15年後半は、安倍政権が目論む戦後の平和レジームの破壊と「戦争する国づくり」のための関連法案が一斉に登場する環境が作られた。被爆70周年、NPT(核不拡散条約)再検討会議を迎える年に、日本がどこへ向かうのかが問われている。

マイノリティの表現の自由を守ることこそ民主主義! 東アジア市民連帯・連続集会第2回「ヘイトスピーチとたたかうために」開催

 12月19日(金)、「戦後70年 新しい東アジアへの一歩へ!市民連帯」(略称「東アジア市民連帯」)の第2回集会が連合会館で開かれ、約60名が参加しました。 今回のテーマは「ヘイトスピーチとどうたたかうか」。東アジア諸国との新しい友好関係を築くためには、自分たちの足元、つまり日本国内の人権・民主主義について点検することも必要。そうした意味から「マイノリティの権利を侵害し続けるヘイトスピーチをどうやって止めるべきか」を議論するために、今回の集会が開催されました。 講演に先立って開会の挨拶をした長谷川和男さん(「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会)は、「東アジア市民の大きな連

2014年12月24日

第47回衆議院総選挙の結果についての声明

第47回衆議院総選挙の結果についての声明 フォーラム平和・人権・環境 共同代表  福山 真劫  突然の衆議院の解散によって、12月14日投開票の第47回総選挙が行われました。私たちは、安倍晋三首相の「自らの延命」のための党利党略による選挙だとして、世論と同様に批判するとともに、「安倍の暴走を止め、憲法を基本にした平和・民主主義・脱原発の政策を前進させるための絶好のチャンスだ」として、民主党や社民党、立憲フォーラム参加議員の勝利をめざして、全力でがんばることを呼びかけてきました。 選挙の投票率は52・32%(推定)と戦後最低となる中、各党の獲得議席は、自民党291、公明党35、民主

「自然の世」を見つめて、 時代を考える

青森県八戸市八日町、JR八戸線本八戸駅から10分ほど歩くと、安藤昌益資料館がある。会議と会議の間に、まとまった時間ができたので足を運んだ。「蔵ショップはちつる」という醸造メーカーの販売店と一緒なので、酒好きは嬉しい。昌益は、江戸中期の封建時代にあって、平等の世の中を説いた人物として類例を見ない思想家だ。彼の思想を著した「自然真営道」101巻は、八戸の地で書かれたと言われる。 東北の太平洋岸では、夏でも時折、やませ(山背)と呼ばれる東からの冷涼な風が吹く。稲の開花時期に当たると極端に収量が落ち「冷害」と呼ばれる事態が発生する。江戸期の農業は、常に凶作と飢饉の脅威にさらされていた。八戸地方で

2014年12月01日

ニュースペーパー2014年12月

インタビュー:女優 木内みどりさんに聞く 重大な衆議院総選挙に向けて 憲法理念の実現をめざす第51回大会ひらく 日朝交渉の進捗状況と朝鮮半島情勢 TPP交渉は合意ならず越年へ 原発再稼働の策動に歯止めをかけよう 「フクシマ」でいま何がおこっているか オバマ大統領核軍縮の実績、挽回の手は 自衛官に「聞く」ことから始めよう 核のキーワード図鑑 新刊パンフレットのご案内 憲法理念の実現をめざす第51回大会  「『戦争をさせない』私たちは平和主義を、そして命を守ります!憲法理念の実現をめざす第51回大会(護憲大会)」が、長良川国際会議場をメイン会場に、全国から2000人が参加して11月1日か

平和軍縮時評2014年11月号 解散総選挙の前に、安倍政権の安保政策を問う―集団的自衛権、日米ガイドライン、新「宇宙基本計画」  塚田晋一郎

年末の解散総選挙へ 11月21日、衆議院が解散され、12月2日公示、14日投開票で解散総選挙が行われることとなった。安倍首相による解散の「大義」が問われている。しかし、その目的は、「勝てるうち」に解散総選挙に打って出て、「改めて国民の信を得た政権」となり、任期を延長することであろう。大義などあろうはずもない。 首相は消費税10%への引き上げ延期の判断と、「アベノミクス」への評価を問うとしているが、消費増税については法律の中に引き上げ判断に関する「景気条項」が当初から盛り込まれており、それに従っただけである。いま消費税を上げることに賛成している政党は存在せず、そもそも争点にはなってい