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平和軍縮時評2015年7月号 CV22米空軍オスプレイの横田配備を許すな 湯浅一郎
米国防総省、CV22オスプレイ配備計画を発表 米国防総省は、5月11日(日本時間12日未明)、米空軍が在日米軍横田基地に特殊作戦部隊用の空軍仕様(以下、CV22)オスプレイを2017年に3機、2021年までに7機、計10機配備する方針であることを発表した。それによると配備の目的や意義は以下である。 「ティルトローター機の配備は、米特殊作戦部隊が、人道危機や自然災害を含め日本とアジア太平洋地域全体での危機や緊急事態に迅速に対応するために、能力の向上をもたらす。また、日本の自衛隊との相互運用性の向上、運用協力の強化、及び日米防衛関係をより強固にさせる。 CV-22オスプレイは、ユニー
今年(2015年)1月に発足した「オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会」は、3月11日に防衛省、外務省に対して要請行動を行い、MV-22オスプレイの配備と飛行訓練の問題点について追及してきました。5月には米空軍仕様のCV-22の東京・横田基地配備計画も明らかにされ、その直後にはハワイでMV-22の墜落事故も起こるなどしています。 東日本連絡会では、今後オスプレイの飛行訓練(移動も含めて)が行われるであろう空域化の自治体に対して、その安全性と国内法上の問題点を明らかにして、自治体自らが国に善処を求めていくよう要請する行動を行っていきます。2015年3月11日防衛省・外務省交渉
衆議院特別委員会での戦争法案強行採決に対する抗議声明 フォーラム平和・人権・環境 代表 福山真劫 本日、9時より開催された衆議院の「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」において、 我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案(平和安全整備一括法案)および国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案(国際平和支援法案)を、強行採決した。衆議院本会議での採択も必至である。これらの法案は、アジア太平洋戦争の敗北と日本国憲法の制定から、日本社会が大切にしてきた平和主義の考え方、憲法の前文お
「実証性や客観性を軽んじ、自分が理解したいように世界を理解する態度」─作家の佐藤優さんのいう「反知性主義」の定義だ。そのものは米国のキリスト教社会に由来するのだから、そもそもの定義は知らない。しかし、これはまさに今の安倍政権を言い得て妙ではないか。 自民党も含めて招聘した3人の著名な憲法学者が「集団的自衛権」の行使は憲法に違反すると主張した。菅義偉官房長官は、直後に記者を前に「違反しないとする学者はたくさんいる」と強弁したが、翌日の委員会で追及され「数の問題ではない」と開き直った。朝令暮改と言う言葉がある。広辞苑では「命令や方針がたえず改められてあてにならないこと」とされている。誤りを正
2015年07月01日
インタビュー:自立生活サポートセンター・もやい理事稲葉剛さんに聞く 安保法制・問われる「積極的平和」への対案 8月14日「戦後70年東アジアフォーラム」 6月から機能性表示の食品販売始まる 原水爆禁止世界大会の開催にあたって 原水禁発足50周年に思う(6) 核削減ペース鈍化と余剰プルトニウム 原水爆禁止長崎県民会議のとりくみ 映画の紹介:『おかあさんの木』 核のキーワード図鑑 反核燃の日集会 5月30日に、30回目を迎える「4・9反核燃の日全国集会」が、青森市内の「青い森公園」で開かれ、九州から北海道まで全国各地から850名が結集しました。集会では「1985年4月9日の核燃受け入れ
平和軍縮時評2015年6月号 NPT(核不拡散条約)再検討会議、最終文書に合意できず―「人道的結末」への認識は基層に定着 田巻一彦
4月27日から5月22日にかけて、ニューヨークの国連本部で2015年NPT(核不拡散条約)再検討会議が開かれた。2010年「最終文書」の行動計画を含む諸合意の履行状況を評価し、次なる行動計画を合意することが目的である。 核兵器廃絶を願う市民が期待したのは、10年以来広がりを見せる「核兵器の非人道性」の認識を、「核兵器禁止」の法的枠組みへと展開していく道筋が示されることにあった。 一方では5つの核兵器国の不作為(サボタージュ)や、ウクライナを巡る米ロ対決の深化によって、会議は目にみえるえた成果なく終わるのではないか、果ては「最終文書」の合意すらできず「決裂」に終わるのではとの懸念すら拡がる中
「戦争法案絶対反対!」「国会会期延長反対!」─通常国会会期末の6月24日の夜、国会周辺は3万人におよぶ市民・労働者で埋め尽くされ、一斉にコールが響き渡りました。14日に引き続いて行われた、「戦争させない・9条壊すな総がかり行動実行委」による国会包囲行動は、前回を上回るこれまでで最大規模の行動になりました。 国会正門前に作られたステージで、呼びかけ人や政党代表があいさつを行い、作家の澤地久枝さん(下写真左)は「戦争する国にさせるかどうかは私たちの反対運動にかかっている。命をかけて闘いたい」と訴え、作家の雨宮処凜さん(中)も「命を軽視する政権を許してはならない」と呼び掛けました。評論家の