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TPP交渉の「大筋合意」に対する見解フォーラム平和・人権・環境 事務局長 藤本 泰成 9月30日からアメリカ・アトランタで開かれていた環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は、異例の延長を繰り返した後、10月5日午前(日本時間5日夜)に「大筋合意」に至ったとの発表がなされました。今回の「大筋合意」はもっぱらアメリカの大統領選挙などの政治日程を優先して強引に決められたものであり、国民への事前の説明もなく一方的に合意したことに対し強く抗議します。 TPP交渉は、当初2013年中に合意する予定でしたが、何度も見送られてきました。それは、アメリカ主導のもとで、多くの分野で急進的な市場開放や経済ル
「アメリカが嫌いだ」と、あちこちで話してきた。決して「アメリカ人が嫌いだ」と言っているつもりはない。高校に入学し、一人暮らしをして以来、毎日のようにコカ・コーラかペプシ・コーラを飲み続けている。16歳から45年間、その本数16,425本(1日1本)以上、そして、高校時代にJAZZ喫茶に通い出して、これまで聞いたアルバムはどのくらいだろうか。数える術はない。友人たちはよく言ってくれる。「それで『アメリカ嫌いだ』もないもんだ」と。 WEINSIST!の中でも何回かアメリカとの関係について書いてきた。敗戦後の駐留軍の存在、僕は「戦争を知らない子どもたち」だけれども「ギブ・ミー・チューインガム」と言う
2015年10月01日
インタビュー:韓国参与連帯・平和軍縮センター所長イ・キョンジュさんに聞く 戦後は敗北から始まった─日本社会の立ち位置 オスプレイの危険性を改めて考える TPPまた合意できず交渉も限界か 在外被爆者医療費訴訟、最高裁で勝訴判決 元米政府高官ら日本再処理反対の書簡 辺野古カヌー隊として闘って 沖縄平和運動センターのとりくみ 映画の紹介:戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ) 核のキーワード図鑑 戦争法案の強行採決に対する抗議声明 安倍政権は戦争法案を、9月17日に参議院特別委員会で強行採決し、そして19日未明、参議院本会議で採択した。戦後70年、日本の市民社会の平和への営みを反故にし、侵略
平和軍縮時評2015年9月号 辺野古埋め立て用土砂の搬出反対の声を 湯浅一郎
あらゆる手を尽くす沖縄県 沖縄県の翁長雄志知事は15年9月14日、那覇市の県庁で記者会見し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設に向けた前知事による名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消すことを表明した。翁長知事は、前知事による承認には取り消しすべき法的な問題があるとし、「埋め立て承認の取り消しに向けて事業者からの意見聴取の手続きを開始した」とした。そのうえで「今後もあらゆる手法を駆使して辺野古に新基地は造らせないという公約の実現に向けて全力で取り組む」と決意を表明した。 承認が取り消されれば、政府は移設に伴う埋め立て事業の法的根拠を失う。これに対し、政府は今秋にも埋め立てに着手す
2015年9月19日 戦争法案の強行採決に対する抗議声明 フォーラム平和・人権・環境 共同代表 福山真劫 安倍政権は、「集団的自衛権」行使に踏み込むための10法一括改「正」案(「平和安全法制整備法案」)と外国軍の戦闘を支援するための1法案(「国際平和支援法案」)からなる戦争法案を、9月17日に参議院特別委員会で強行採決し、そして19日未明、参議院本会議で採択した。戦後70年、日本の市民社会の平和への営みを反故にし、侵略戦争と植民地支配の反省からつくりだされた日本国憲法の平和主義を空洞化する安倍政権を、私たち平和フォーラムは絶対に許さない。 野党の質問に対する答弁は曖昧で矛盾に満
安倍政権は沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設を強行しようとしています。8月から約1ヶ月間、政府と沖縄県との話し合いがおこなわれましたが、政府は一切聞く耳を持たず、「決裂」(翁長雄志知事)しました。その直後、12日から沖縄防衛局は埋め立てを再開。一方、翁長知事は14日にも辺野古埋め立て承認の取り消し手続きに入る考えを明らかにしました。 こうした緊迫する情勢の中、平和フォーラムや「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」「ピースボート」など、多くの市民団体などが実行委員会を作り、9月12日に「止めよう!辺野古埋め立て 国会包囲行動」が国会周辺で行われ、市民や労働者など2万2千