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思い上がりが 日本を崩壊へと誘う

「思い上がりも甚だしい」と私が思うのは、リベラル派に対抗して自民党の安倍首相に近い若手議員が立ち上げた「文化芸術懇話会」での発言である。安倍首相と親しいとされる作家の百田尚樹は「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。そこを選んで住んだのは誰やねん」「沖縄は本当に被害者やったのか。そうじゃない」などと事実無根の発言を行い、沖縄2紙を批判した。居並ぶ自民党の若手議員はこの発言に同調し「どうしたら懲らしめられるか」などの発言を繰り返した。 この発言に対して、SNSの中で擁護しているのが月刊「WiLL」の編集長花田紀凱だ。「百田尚樹さんの『沖縄の2つの新聞は潰さないといけない』という発言が問題

2015年08月01日

ニュースペーパー2015年8月

インタビュー:平和の白いリボン行動実行委員会浮田久子さんに聞く 高まる戦争法案反対の民意 市民の結集で辺野古新基地建設阻止へ 最後の大詰めを迎えたTPP交渉 被爆70周年原水爆禁止世界大会の課題 原水禁発足50周年に思う(7) オバマ大統領に被爆地訪問要請 福井県平和環境人権センターのとりくみ 本の紹介:『沖縄の自己決定権』 核のキーワード図鑑 戦争法案を廃案に!  7月15日に衆議院の「安全法制に関する特別委員会」で、「戦争法案(安全保障関連法案)」の強行採決が行われ、翌16日に衆議院本会議でも強引に可決されました。平和主義、憲法の前文および9条の理念を踏みにじる暴挙であり、決して

平和軍縮時評2015年7月号 CV22米空軍オスプレイの横田配備を許すな  湯浅一郎

米国防総省、CV22オスプレイ配備計画を発表 米国防総省は、5月11日(日本時間12日未明)、米空軍が在日米軍横田基地に特殊作戦部隊用の空軍仕様(以下、CV22)オスプレイを2017年に3機、2021年までに7機、計10機配備する方針であることを発表した。それによると配備の目的や意義は以下である。 「ティルトローター機の配備は、米特殊作戦部隊が、人道危機や自然災害を含め日本とアジア太平洋地域全体での危機や緊急事態に迅速に対応するために、能力の向上をもたらす。また、日本の自衛隊との相互運用性の向上、運用協力の強化、及び日米防衛関係をより強固にさせる。 CV-22オスプレイは、ユニー

東日本連絡会 第2回 外務省・防衛省要請行動

 オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会は2015年7月28日、第2回外務省・防衛省要請行動を行いました。外務省・防衛省への要請文はこちら

「オスプレイの安全性に関するQ&A」が完成

  今年(2015年)1月に発足した「オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会」は、3月11日に防衛省、外務省に対して要請行動を行い、MV-22オスプレイの配備と飛行訓練の問題点について追及してきました。5月には米空軍仕様のCV-22の東京・横田基地配備計画も明らかにされ、その直後にはハワイでMV-22の墜落事故も起こるなどしています。 東日本連絡会では、今後オスプレイの飛行訓練(移動も含めて)が行われるであろう空域化の自治体に対して、その安全性と国内法上の問題点を明らかにして、自治体自らが国に善処を求めていくよう要請する行動を行っていきます。2015年3月11日防衛省・外務省交渉

衆議院特別委員会での戦争法案強行採決に対する抗議声明

衆議院特別委員会での戦争法案強行採決に対する抗議声明 フォーラム平和・人権・環境 代表 福山真劫  本日、9時より開催された衆議院の「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」において、 我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案(平和安全整備一括法案)および国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案(国際平和支援法案)を、強行採決した。衆議院本会議での採択も必至である。これらの法案は、アジア太平洋戦争の敗北と日本国憲法の制定から、日本社会が大切にしてきた平和主義の考え方、憲法の前文お

日朝国交正常化連絡会2015年総会アピール

ア ピ ー ル    今年は日本の敗戦70周年の年である。謙虚に歴史を直視し、事実を事実として記憶しつつ、日本国家の歩みを平和と友好の道へと導くことは、今日を生きる私たちの使命にほかならない。    しかし、安倍政権は再び日本を戦争の道へと引きずり込もうとしている。私たちは安倍政権のたくらみに断固として反対し、核や戦争の恐怖から解放された平和な未来を願っている。    戦後70年にしていまだに国交のない朝鮮民主主義人民共和国と、人と人との信頼に基づく新たな関係を開くことは、戦争と植民地支配に対する日本の責

自分の都合で理解 したいように理解する

「実証性や客観性を軽んじ、自分が理解したいように世界を理解する態度」─作家の佐藤優さんのいう「反知性主義」の定義だ。そのものは米国のキリスト教社会に由来するのだから、そもそもの定義は知らない。しかし、これはまさに今の安倍政権を言い得て妙ではないか。 自民党も含めて招聘した3人の著名な憲法学者が「集団的自衛権」の行使は憲法に違反すると主張した。菅義偉官房長官は、直後に記者を前に「違反しないとする学者はたくさんいる」と強弁したが、翌日の委員会で追及され「数の問題ではない」と開き直った。朝令暮改と言う言葉がある。広辞苑では「命令や方針がたえず改められてあてにならないこと」とされている。誤りを正

2015年07月01日

ニュースペーパー2015年7月

インタビュー:自立生活サポートセンター・もやい理事稲葉剛さんに聞く 安保法制・問われる「積極的平和」への対案 8月14日「戦後70年東アジアフォーラム」 6月から機能性表示の食品販売始まる 原水爆禁止世界大会の開催にあたって 原水禁発足50周年に思う(6) 核削減ペース鈍化と余剰プルトニウム 原水爆禁止長崎県民会議のとりくみ 映画の紹介:『おかあさんの木』 核のキーワード図鑑 反核燃の日集会  5月30日に、30回目を迎える「4・9反核燃の日全国集会」が、青森市内の「青い森公園」で開かれ、九州から北海道まで全国各地から850名が結集しました。集会では「1985年4月9日の核燃受け入れ