新着情報

ニュースペーパーNews Paper 2023.6

6月号もくじ ニュースペーパーNews Paper2023.6 表紙 ―憲法を考える― *日韓市民の真の和解と共生のために    映画監督 オ・チュンゴン監督に聞く *オスプレイ等米軍機の飛行訓練と日米地位協定 *カク・キフンさん追悼 *核の抑止力を認めるG7が広島で開催の意義は

憲政史上最悪の第211回通常国会閉会にあたって【声明】

本日閉会した第211回通常国会は、最終盤で岸田総理の解散を巡る発言に振り回され、与野党ともに浮足立った。衆院解散について問われた岸田首相は「いろいろな動きがあることが見込まれ、情勢をよく見極めたい」と発言するなど、野党による内閣不信任決議案の提出をけん制し、解散があり得るような思わせぶりな発言をするばかりか、解散権を弄ぶように含み笑いを見せるなど、あってはならない不遜な態度であった。 今通常国会で成立した「防衛力強化財源確保特措法」は、歴代政権が戦後一貫して否定してきた敵基地攻撃能力の保有や、防衛関連の予算を国内総生産(GDP)比2%へ倍増させることを明記した安全保障関連三文書の裏付けと

「重要土地等監視及び利用規制法」の廃止を求めるショート動画

同法に関わり、5月12日に2回目の区域指定の候補があげられ、特別注視区域が40か所、注視区域が121か所挙げられており、小松基地、知念高射教育訓練場、石垣駐屯地、与那国駐屯地の他、原子力施設では川内原子力発電所が挙げられています。 市民の財産権や日常の生活を監視し、軍事施設や原発施設に対する市民に監視や調査、抗議行動などを「機能阻害行為」として取り締まりの対象とする恐れのある同法の廃止を求めて、全国基地問題ネットワークがPR動画を作成しました。SNSなどを利用し、拡散をお願いいたします。 ●内閣府資料 資料 注視区域及び特別注視区域の指定について(PDF) https://ww

憲法審査会レポート No.22

今週は参議院憲法審査会不開催のため、衆議院憲法審査会のみのレポートです。 【参考】 「政情不安定」で開催見送り 参院憲法審 実質審議は打ち止めの公算 https://www.sankei.com/article/20230614-ADAHMB3TFNIRNP7HD6WNJBNR6U/ “与野党は14日の参院憲法審査会の幹事懇談会で、今国会で各党派が表明した見解をどのような形式でまとめるかについて議論したが、結論は出なかった。次回の憲法審定例日の21日は閉会手続きにとどまる見通しで、参院憲法審の実質審議は前回の7日が最後となる公算が大きい。” 2023年6月15日(木) 第211回国会

私たちは既に多文化共生社会を生きている 入管法改「悪」に満身の怒りで抗議する【声明】

6月9日、参院本会議で「出入国管理及び難民認定法(以下「入管法」)」が、立憲民主党などの反対を押し切り賛成多数で可決・成立した。無辜の隣人に間接的に死刑執行のボタンを押すことになりかねない、入管法改「悪」を数の力によって強行採決したことに満身の怒りを込めて抗議する。 日本の難民認定率は諸外国に比べても異例ともいえる低さで、「難民鎖国」と批判を受けている。2022年の難民認定者は202人となる一方、難民不認定とされた人の数は1万人を超えており(一次審査・審査請求の合計)、難民として認定されるべき多くの人が認定されていない実態にある。 国連の人権理事会や拷問禁止委員会などの条約機関から

憲法審査会レポートNo.21

2023年6月7日(水)第211回国会(常会) 第7回 参議院憲法審査会 【アーカイブ動画】 https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7526 【会議録】 ※公開され次第追加します(おおむね2週間後になります) 【マスコミ報道から】 自民、論点整理を提案 緊急集会と合区で―参院憲法審 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023060701028&g=pol “参院憲法審査会は7日、参院の緊急集会、参院選の「1票の格差」是正に向けて導入された「合区」について、各会派が意見

6.15ジョン・ミッチェルさん講演会「米軍は最大の環境破壊者―日米地位協定と基地公害」

平和フォーラムは、6月15日、戦争をさせない1000人委員会・全国基地問題ネットワークとの共催で、下記の講演会を開催しますので、ご案内します。ぜひご参加ください。 →チラシデータ( PDF ) 6.15ジョン・ミッチェルさん講演会「米軍は最大の環境破壊者―日米地位協定と基地公害」 沖縄をはじめ神奈川、東京などの米軍基地で有機フッ素化合物による河川や水道水の汚染が問題となっています。また、これまでにもダイオキシンや重金属などによる汚染の実態が明らかになっています。 私たちのくらしに密接にかかわる水や環境の問題であるにもかかわらず、日本の法律による規制が及ばず、日米地位協定がこ

2023年06月02日

憲法審査会レポートNo.20

2023年5月31日(水)第211回国会(常会) 第6回 参議院憲法審査会 【アーカイブ動画】 https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7501 【会議録】 ※公開され次第追加します(おおむね2週間後になります) 【マスコミ報道から】 参院の緊急集会は最大70日間? 参考人の見解分かれる 改憲の必要性巡り議論 参院憲法審査会 https://www.tokyo-np.co.jp/article/253623 “参院憲法審査会は31日、憲法が衆院解散時に国会の権能を代行すると定める参院の緊急集会を巡り憲法学者3人

生物多様性の破壊と気候危機;解決には脱軍備が必須 ―G7こそが問題の温床―

湯浅一郎  2023年5月19日~21日、G7サミットが広島で開催された。岸田首相は広島出身を売りにし「核兵器のない世界」をめざすとし、米英仏の核兵器国3か国と、安全保障を米国の核に依存する核抑止政策を選ぶ4か国が広島に集い、核軍縮に関する広島ビジョンを採択した。「核兵器のない世界という究極の目標に向けたコミットメントを再確認する」としたが、NPT第6条に沿った核軍縮のための具体的なロードマップは何一つ示していない。核兵器保有と核抑止を確認しておいて、「核のない世界」をめざすとは、良く言えたものである。G7サミットは色々な視点から批判されるべきだが、ここでは、生物多様性の破壊の張本人はG7で