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「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾!被害者を追悼し海兵隊の撤退を求める県民大会」(主催:辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)が6月19日、沖縄県・那覇市の奥武山公園陸上競技場で開かれ、翁長雄志県知事、稲嶺進名護市長ら7市町村長、6万5千人の市民が参加しました。 梅雨明け直後の炎天下のなか、古謝美佐子さんが『童神』(わらびがみ)を静かに歌い上げるところから県民大会は始まり、元米海兵隊で米軍属による残虐な事件の被害にあわれた女性を追悼し、参加者全員で黙とうをささげると、怒りと悲しみが静寂のなかに広がりました。オール沖縄共同代表の高里鈴代さんが、被害女性の父親から、「次の被害
6月7日、市民連合(安全保障法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)は参議院議員会館内で、ママの会やSEALDs、学者の会のメンバーらが参加する中、野党4党と政策合意に関する調印式ならびに共同記者会見を行いました。 冒頭、挨拶にたった山口二郎さん(立憲デモクラシーの会)は「我々の後押しと野党4党の英断もあり画期的な野党統一が実現した。われわれ市民連合は、安保法の廃止、立憲主義の回復、人間の尊厳を守る政治の実現という三点の理念を掲げてきたが、特に三点目の尊厳を守る政治の実現という点の具体的な政策要望書がまとまったので4野党の代表に提出したい」
6月5日に総がかり行動実行委員会と市民連合がよびかけた「明日を決めるのは私たち-6・5全国総がかり大行動」が国会周辺3会場で実施され、4万人が参加しました。また、全国100カ所以上で同様の集会等が開催され、参院選挙勝利、戦争法の廃止、安倍内閣の退陣を呼びかけました。 国会正門前の集会では、最初に市民連合を代表して山口二郎さん(法政大学教授・学者の会)が「戦争する国になるのを食い止めるのは今を生きる私たちの最大の責務だ。参院選挙で改憲勢力の3分の2確保を阻止するばかりでなく与党を過半数割れに追い込み、安倍内閣を退陣させる、そのために力を合
オバマ米大統領が、G7伊勢志摩サミット終了後の5月27日、現職の米大統領として初めて、被爆地広島を訪問することになった。核兵器廃絶への一歩として歓迎するとともに、演説はしないとしているが、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑に献花した後に何を語るのかに注目をしたい。 オバマ大統領は、就任から2か月と少しの2009年4月5日、チェコの首都プラハのフラチャニ広場において、「核兵器を使ったことのある唯一の核保有国として、行動する道義的責任がある」「核兵器のない世界の平和と安全保障を追求するという米国の約束を明確に宣言する」とする歴史的演説を行った。ノーベル平和賞を受賞するとともに、2011年には、米
2016年06月01日
「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表高里鈴代さんに聞く 沖縄の闘いは、私たちの今の闘い TPP協定の承認先送りへ オバマ大統領広島訪問と日本の核政策再考 「もんじゅ」に関する市民検討委員会が提言書 新もんじゅ訴訟に全国からの支援を のりこえねっと、ただいま爆走中。 戦争への道を許さない!ながさき1001人委員会 本の紹介:「沖縄自立の経済学」 核のキーワード図鑑 明日を決めるのは私たち―平和といのちと人権を!5.3憲法集会 安倍晋三首相が自ら改憲を公言するなか、憲法破壊・人権破壊・生活破壊の安倍政権の暴走に歯止めをかけようと、5月3日に東京・江東区の有明防災公園
平和軍縮時評2016年5月号 憲法第9条を外交に具体化する―北東アジア非核兵器地帯を切り口に 湯浅一郎
(1) 北東アジアに続く冷戦構造と安保法制 3月29日、戦争法というべき安保法制が施行された。これを廃止させるためには国会の議員構成を変えねばならないが、市民社会における努力として憲法9条を外交に具体化しようという世論形成の重要性を提起したい。 そもそも安倍政権の安保政策は、現実の北東アジアの軍事的環境に対して、いかなる意味を有するのかが問われるべきである。冷戦終結から25年を越す現在も北東アジアには冷戦が続き、安全保障ジレンマともいうべき泥沼にはまったままである。北東アジアには、大きく2つの対立構図がある。第1は、南北分断が続く朝鮮半島を舞台とした北朝鮮と米日韓の対立である。19
2016年05月30日
平和軍縮時評2016年5月号 憲法第9条を外交に具体化する―北東アジア非核兵器地帯を切り口に 湯浅一郎
(1) 北東アジアに続く冷戦構造と安保法制 3月29日、戦争法というべき安保法制が施行された。これを廃止させるためには国会の議員構成を変えねばならないが、市民社会における努力として憲法9条を外交に具体化しようという世論形成の重要性を提起したい。 そもそも安倍政権の安保政策は、現実の北東アジアの軍事的環境に対して、いかなる意味を有するのかが問われるべきである。冷戦終結から25年を越す現在も北東アジアには冷戦が続き、安全保障ジレンマともいうべき泥沼にはまったままである。北東アジアには、大きく2つの対立構図がある。第1は、南北分断が続く朝鮮半島を舞台とした北朝鮮と米日