2020年、基地問題コーナー

2020年08月08日

日米軍事一体化を許すな!馬毛島の軍事基地化に反対!

防衛省は8月7日、鹿児島県西之表市馬毛島に計画する自衛隊基地の概要を公表しました。2本の滑走路を整備し、燃料施設、火薬庫のほか、海岸には桟橋、係留、揚陸施設を建設するとしています。
7日に鹿児島県庁と西之表市役所に訪れた山本朋広防衛副大臣は、「島嶼防衛と日米同盟のために基地は必要」と述べています。新基地の運用は、米空母艦載機の離発着訓練(FCLP)のほか、F35B戦闘機の模擬艦艇離発着訓練、陸自オスプレイの飛行訓練なども想定されています。一方で、大規模災害時の各種支援物資の集積・展開地としての利用を語っていますが、額面通りの受け取りはできません。
九州での自衛隊基地機能の強化と南西諸島ですすむ自衛隊の新基地建設および日米軍事一体化の動きは、中国の海洋進出の監視・阻止が目的であり、日米が軍事一体化して「中国の脅威」に備える布陣であることは明白になっています。その中で、馬毛島の位置づけは、米軍機の訓練基地としての利用と共に、兵站基地としての利用を想定しているものと言えます。
鹿児島に米軍基地はいらない県民の会と鹿児島県護憲平和フォーラムは、7日西之表市役所前、また鹿児島県庁前でも、それぞれ抗議行動を行い、コロナ禍の中でも「国防」を理由に、なりふり構わず基地建設をすすめようとする安倍政権と防衛省に対して反対の声を上げました。

資料 馬毛島における施設整備(防衛省・自衛隊)

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