2023年、基地問題コーナー

2023年04月19日

オスプレイ第11回政府要請行動

オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会とフォーラム平和・人権・環境は2023年3月8日、11回目となる外務省・防衛省への要請行動を行いました。

今回の要請行動は、米海兵隊のオスプレイを沖縄の普天間基地に配備して10年が経とうとする2022年8月、エンジンとプロペラをつなぐクラッチに不具合があるということから、米空軍が空軍仕様のCV22を全機停止させるという事態が起きたことをうけ、あらためてオスプレイの構造的な欠陥について追及することを柱に行いました。

防衛省は、このクラッチ問題について、「クラッチを原因とする特有の現象については、機体自体の安全に問題はない」「(不具合が発生しても)飛行の安全性に問題はなく、安全に運用するための操作手順が確立」されていると説明しています。この操作手順で、オスプレイが離陸した際、一定時間のホバリングを行い確認するとの説明がありましたが、この間の監視行動の中では、そうしたホバリングが行われている「気配」はありません。またそもそも、エンジンとプロペラをつなぐクラッチ部分という極めて重要な機関の不具合であるにもかかわらず、機関そのものを改良するわけでもなく、パイロットの技量に依存すること自体が問題ではないでしょうか。

米軍のオスプレイは普天間基地、横田基地に配備され、陸上自衛隊も導入し、現在は木更津駐屯地に暫定配備していますが、佐賀空港を拠点とした計画を着々と進めています。

軍事拡大に突き進む日米軍事一体強化のなか、九州・南西諸島はもとより、全国で危険なオスプレイの飛行訓練が行われる状況にあります。

引き続き、軍事拡大反対の大衆的闘いとともに政府要請行動のとりくみを進めていきます。

 

政府への要請文はこちら

政府への質問事項はこちら

第11回政府要請行動議事録はこちら

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