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日朝国民協会の韓国併合100年7回連続講座、盛況のなか終える
3月25日、日朝国交促進国民協会(会長・村山富市元首相)は、東京・番町会館ホールに約50人の参加者をえて、韓国併合100年連続講座「朝鮮と日本-これだけは知っておきたいこと」の第7回講座を行いました。
この連続講座は、2010年が韓国併合から100年の年。日本が大韓帝国をこの地上から抹殺し、朝鮮半島を日本帝国の領土としたときから100年が経過しましたが、解放された朝鮮半島に生まれた二つの国家の一つ、朝鮮民主主義人民共和国とはいまだに国交がないという異常な状況をただし、本年はかならず日朝国交正常化に向けて決定的な前進をはかるために、近現代における朝鮮と日本の関係について、私たちはどれだけのことを知っているのか改めて問い直し、これだけは知っておきたいことを再確認するものです。
講座は、2月4日に第1回「朝鮮と日本-破壊された歴史、生きている文化」と題して、昨年「月下の侵略者-文禄・慶長の役と『耳塚』」を製作監督した前田憲二映画監督の特別講演。第2回以降は、同国民協会の事務局長でもある和田春樹東京大学名誉教授が、「坂の上の雲は隣国の併合だった-日露戦争から韓国併合まで」(第2回2月18日)、「併合を批判する朝鮮人の思想-三一独立宣言を読む」(第3回2月25日)、「武器による批判-金日成の満州抗日戦争」(第4回3月4日)、「敗戦と解放-8月15日の日本人と朝鮮人」(第5回3月11日)、「平壌の焼け跡、横田のB29-朝鮮戦争と在日朝鮮人」(第6回3月18日)、「北朝鮮の指導者金正日の日本観」(第7回3月25日)と毎回熱弁をふるって連続講演しました。朝日新聞夕刊に催し物案内として掲載された第5回からは毎回参加者は50~60人でした。
最終回となる第7回は、北朝鮮の金正日国防委員長が国内の異論を抑えて日本との国交正常化を意欲的にすすめてきた背景と意図。にもかかわらず日本側に再三にわたって裏切られたことの問題点について詳細な説明が行われました。また、講座終了後、同会場で懇親会も行われました。なお、日朝国交促進国民協会は2000年の発足以来、副会長でもある三木睦子さんの好意もあり、番町会館に事務所をおき、ホールにおける研究・学習会を行ってきました。当初2~3年の予定で開始しましたが、目標は達成されないまま長期化したなか、3月末で移転することが報告されました。
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