那覇市おもろまちで打ち上げ式
候補者・支援者一体で選挙戦を締めくくる
●2010年11月27日
●沖縄県那覇市おもろまち
11月27日午後6時から那覇市新都心のおもろまちで、イハ洋一さんの打ち上げ式が行われました。11月11日の公示以来、17日間続いた沖縄県知事選挙を締めくくる打ち上げ式には、イハさんを推薦した社民・社大・共産3党や労働団体の代表者をはじめとして、支持者約2000人が集まり、翌28日の投票で、イハさんの当選を勝ち取ることを誓いました。
以下は写真レポートです。
●イハ洋一さん最後の訴え
県民の皆さん、仲間の皆さん、県知事候補のイハ洋一です。11日の公示から今日まで各地で、皆さんの力で選挙運動を盛り上げていただきました。ありがとうございます。
県内各地で行われた個人演説会では、会場いっぱいの皆さんに参加していただき、その熱意に支えられながら選挙戦を続けてきました。本日も会場いっぱいの皆さんと打ち上げ式ができることに感謝します。
各地の会場で参加した皆さんから、今回の選挙は、沖縄の未来がかかる大変重要な選挙であるとの言葉をいただきました。また新しい基地を作らせてしまえば、50年後、100年後、子どもたち、孫たちの代まで、基地はなくならないと言っていただきました。今日、ご参加の皆さんも、同じ思いでしょう。負けるわけにはいかない選挙なのです。
私は今回の知事選挙で、県民の皆さんの、新しい基地建設は許さないという思いを受けて立候補いたしました。新しい沖縄には、新しい基地はいらない。そのことを実現するためにも、明日の選挙に勝利しましょう。今回の選挙の勝利を作るのは、皆さんの力です。新しい沖縄を作るのは、県民の力です。
戦後65年、復帰から38年、そして日米安保50年の今年、基地の重圧に生活を妨げられ、多くの被害を受けている沖縄から、「基地はいらない」というメッセージを発信していきましょう。普天間基地のように、日本の法律では飛行場ですらなく、米国の法律でも安全基準に違反している基地で、毎日深夜まで訓練が繰り返されていることは異常なことです。このような異常な状態は、県民自らが止めていかなければなりません。新しい基地が作られなくても、普天間基地は閉鎖されなければならないのです。宜野湾市長として3度訪米し、基地がいかに危険であるかを伝えてきました。そのことを否定する人は、米国の政府にも、議会にも、米国民にも、一人もいませんでした。このような飛行場があってはならないことでは、一致しているのです。それではなぜ、返還合意から14年もたつのに、まだ基地があるのでしょうか。普天間ではこの間に、飛行回数が増え続けています。墜落事故も起きました。県民の皆さん、私たちは、辺野古での新基地建設をとめると共に、普天間基地の閉鎖を、県民的な要求として伝えていきましょう。そのために、明日の知事選挙で勝たせてください。
普天間飛行場の跡利用計画は、2003年以来の7年間で作ってきました。もう最終段階です。返還されれば跡利用に着手できます。跡地には、3万2000人の雇用の場に生まれ変わるのです。沖縄の発展の場に生まれ変わるのです。
同時に、県民の手に、県政を取り戻しましょう。福祉の心を県政に取り戻しましょう。教育や子育て支援、福祉、県民の命を守る県立病院を、しっかりと県政で支えてまいります。宮古や八重山でも、命を守る県立病院をしっかりと守ります。県民の暮らしを守る県政を実現しましょう。
沖縄ニューディール政策を通して、県民に身近な公共工事を実施します。県営住宅の建て替えや、県立病院の建て替えによって、県内の建設業者にも不安のないような、新しい開発のかたちを作っていきます。
私たちは沖縄の未来に責任があります。皆さんに約束します。決して県内に新基地を作らせません。決して、辺野古の海を埋め立てさせません。日本政府や米国政府に対して、65年間虐げられてきた沖縄県民の思いを、私はしっかりとぶつけていきます。
2012年に沖縄振興策が終わりますが、新しい沖縄の発展の形は、県民自身が計画し、実現するものとしましょう。それは観光産業であり、第1次産業であり、製造業です。私たち県民が主人公となる沖縄県を作りましょう。
明日の投票縛の閉まるまで、気を緩ませることなく、支援を広げていただいて、当選を確実なものにしてください。この知事選挙を、新しい沖縄へのスタートにしていきましょう。
●県選出の国会議員・県議会議員・市町村長・市町村議会議員が集まりました。
●沿道にもあふれるほどの支持者です。
●高里鈴代さん(後援会・共同代表)
1965年に県知事をはじめて自分たちの手で選んでから、11回目の県知事選挙です。でも皆さん、今回の知事選挙はこれまでの選挙以上に、沖縄の歴史にとって重要な選挙です。全ての県民が平和で豊かに暮らすために、イハ洋一さんを私たちの新しい知事に当選させましょう。明日の投票箱が閉まるまで、全ての力を出し合いながら、勝利を勝ち取ろうではありませんか。
●稲嶺進さん(名護市長)
イハ洋一必勝のために、新知事誕生のためにがんばった皆さん、こんばんは。稲峰進です。1月の名護市長選挙においては、海にも陸にも新しい基地は作らせないことを訴え、県民、市民の大きな支えを受けて当選させていただきました。
SACO合意から14年、市民投票から13年、名護市民はつらい思いを強いられて過ごしてきました。しかし市議会選挙では、県内移設に反対する多数の市議会議員を誕生させました。名護市民は14年の苦しい思いを、はっきりと「県内移設はNO」という意思で示したのです。明確な答えを出したのです。今度は県知事の番です。名護市長を勝ち取り、宜野湾市長を勝ち取り、県知事を勝ち取ることで、強い3本の矢ができるのです。県民の皆さん、イハ洋一を県知事に当選させることで、名護市民の思いを、願いをかなえてください。
私たちは戦後65年、負担を強いられてきました。今回が最後のチャンスです。このチャンスを逃がせば、次は無いかもしれません。その思いで明日の県知事選では、イハ洋一県知事誕生のために、最後までがんばりましょう。
ここおもろまちは、20数年前までは米軍基地でした。それがいまは、那覇市の新都心として見事に発展しています。県民は自らの力で、新しい経済を作り上げる力があるのです。国に頼らない、沖縄県を皆で作りましょう。明日28日を、沖縄県が変わる日、沖縄県の夜明けの日として、皆で勝ち取りましょう。
●照屋寛徳さん(社民党・衆議院議員)
明日はいよいよ、沖縄の未来を決する天下分け目の一大政治決戦、県知事選挙の投票日です。力を合わせて、イハ洋一新知事を誕生させましょう。12年間続いた県民イジメの自民党・公明党の政治は、目の前にある県立博物館の倉庫にしまいこんでしまいましょう。
今度の県知事選挙は、基地問題だけが争点ではありません。もちろん、イハ知事が誕生すれば、世界一危険な普天間飛行場の県内移設を許さずに、辺野古を埋め立てて海兵隊の新しい基地を作らせないことに、最終的な本質的な解決へとつながってまいります。
同時に今度の県知事選挙を通じて、沖縄が自立する経済産業政策の振興、雇用の問題、子育て支援、保育・教育、医療・福祉の問題も、若くて行動力があり実践力に優れた政策提言力に富むイハ新知事に新しい沖縄を作ってもらいましょう。
選挙はわが陣営が、現職に追いつき並び、大変な大激戦です。私たちが明日までがんばれば、必ずイハ洋一さんの当選を確実にすることができるのです。
もう私たちは、自らの力で、沖縄の自立をめざしてまいりましょう。基地も経済も全ての課題を、イハ洋一さん託してまいりましょう。何としても県知事選挙に勝ち抜きましょう。
●共産党委員長・衆議院議員 志位和夫さん。
●社会大衆党からは委員長で参議院議員の糸数慶子さんがあいさつ。