原子力空母の再入港に反対 緊急行動に70人が参加
■日時  2009年9月3日 午前
■場所  神奈川県・横須賀基地



●原子力空母の入港に反対して、力強くシュプレヒコール。

 原子力空母ジョージ・ワシントンの米海軍横須賀基地への再入港に反対する抗議行動が、9月3日午前、横須賀市のうみかぜ公園で行われました。
 抗議行動を呼びかけたのは、神奈川平和運動センターと三浦半島地区労の2団体です。緊急の取り組みでしたが70人が集まり、「ジョージ・ワシントンの横須賀入港反対」、「横須賀に原子力空母はいらない」とシュプレヒコールをあげました。
 横須賀基地は1973年以来、米海軍が海外に持つ唯一の空母母港として使用されています。ミッドウェー・インディペンデンス・キティーホークと、3代にわたって通常動力空母の配備が続きましたが、08年9月25日からは原子力空母のジョージ・ワシントンが配備されています。
 ジョージ・ワシントンは横須賀配備後、今年1月から5月までの間に大規模な定期修理を行い、その後2回の短期的な試験航海を経て、6月10日から本格的な航海に出ていました。この定期修理では、低レベル放射能を含む部品やシステムの定期的なメインテナンスも行われるなど、政府が原子力空母の受け入れを決めた時点では市民には知らされていなかった事態が明らかになっています。また、ジョージ・ワシントンが航海中であった8月24日には、別の原子力空母二ミッツが横須賀基地に入港しました。横須賀基地は「原子力空母の基地」としてますます強化されています。
 抗議行動の参加者は、原子力空母の横須賀配備の撤回、基地の強化に反対して、今後もさまざまな行動を行うことを確認しました。


●横須賀港沖に姿をあらわした原子力空母ジョージ・ワシントン


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