沖縄「5・15平和行進」 写真速報その1

5月15日 結団式 名護市役所前



●5月15日(木)午後6時から、名護市役所前で、「復帰36年5・15平和行進結団式――米軍再編NO!辺野古への新基地建設を許さない全国集会」が開かれました。本土各地からの参加者は、那覇空港から名護市にバスで直行して集会に参加しました。



●主催者を代表してあいさつする、沖縄平和運動センター議長の崎山嗣幸さん。「3日間の行進で、米軍基地の集中する沖縄の現状を明らかにし、平和運動を広げていきたい」と訴えました。



●各地域から、在日米軍再編に反対する取り組みの報告を受けました。最初の報告者は、神奈川平和運動センターの酒井さん。米海軍は今年8月、神奈川県の横須賀基地に、原子力空母を配備しようとしています。原子力空母の配備に反対する横須賀の人々は、5万人の署名を集めて「原子力空母配備の是非を問う住民投票条例」の制定を求めましたが、市議会によって否決されてしまいました。酒井さんは、神奈川平和運動センターと平和フォーラムが7月19日に開催する「原子力空母の配備に反対する1万人集会」への参加を呼びかけました。



●自治労・岩国市職労の河林さん。日米政府は、神奈川県の厚木基地に配備している空母艦載機59機を、山口県の岩国基地に移転しようとしています。岩国市には現在でも海兵隊の戦闘機部隊が駐留しており、岩国市長の井原勝介さんは「これ以上の基地負担増は受け入れられない」としました。そこで日本政府は、岩国市庁舎を建設するためにすでに合意されていた補助金の支出を打ち切ってしまったのです。市議会が空母艦載機受け入れ賛成に回る中で、井原さんは市長を辞職し、艦載機の受け入れの是非を争点に市長選に打って出ましたが、残念ながら落選してしまいました。補助金によって基地強化を受け入れさせようとする日本政府に、岩国市では大きな反発が起きています。
 河林さんは「私たちは戦闘機の爆音が響く町で子どもの夢を聞いてあげられるだろうか。子どもたちが安心できる未来をつくるため、平和をつくっていきましょう」と訴えました。



●自治労・佐世保市職労の小森田さん。米海軍の佐世保基地は、40年前に日本ではじめて、原子力空母が入港した港です。米軍再編が進む中で、ここ数年は毎年、原子力空母が入港してきます。佐世保の人々はそのたびに、抗議船団を組織して入港阻止闘争を行っています。



●沖縄平和行進に合わせて、原水禁の非核平和行進が行われます。
佐賀から沖縄へ、タスキが引き渡されました。



●行進団からの決意表明です。東コース・本土代表は、全水道の本木寛さんです。



●西コース本土代表は、三重から参加した酒井幸久さん。



●南コースの本土代表は、福岡から参加した山内涼成さん。

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