イージス艦の八戸港入港に抗議行動を展開

(記事・写真はともに、社民党青森県連合副幹事長・日土潤さんです)


米軍イージス艦カーティス・ウィルバー八戸港入港に対して抗議行動を展開
 1月25日、米軍イージス艦のカーティス・ウィルバー号入港に対して、社民党県連合(渡辺英彦代表)、青森県平和推進労働組合会議(川村数彦議長)の三者は、入港に抗議する行動を行った。
  はじめに、社民党県連合の日土潤副幹事長が24日に県に申し入れを行ったときの状況を報告し、「SM3を搭載し、つがる市のXバンドレーダーと一体をなす、今回のカーテイス・ウィルバー号入港は、県民を危険にさらすもので、断固反対である。」と延べ、次に地元の社民党八戸総支部の松橋知代表は、「私たちも昨日、八戸市長に対して市民を不安に陥れる今回の入港に対して反対するべきとの申し入れを行った」と述べた。
 続いて県平和労組会議副議長で三八地本議長の大石信夫さんからも、平和労組としてもこの米軍艦船の寄港に対して断固として抗議し、これからも県民の命を守るために闘う」と挨拶。米軍三沢基地を抱える三沢市の山田清彦市議会議員は、「米軍施設だけでなく、六ヵ所核燃料サイクル施設も含めて青森県には危険なものが集中している」このような危険な青森県を一日も早く安心して住める青森県に変えたい」と挨拶。また党八戸市議の山名文世さんからも、「八戸を安心して住める平和な街にするために頑張る」との決意表明をもらった。
 そして、「八戸港を軍港にするなー」「カーテイス・ウィルバー号は接岸するな」「核搭載の艦船は接岸するなー」などの「Xバンドレーダー撤去せよ」など抗議のシュプレヒコールのなか、午前9時頃、カーティス・ウィルバー号は接岸した。
 最後に佐々木興平平和労組三八地本事務局長の音頭で団結三唱で、これからも反基地闘争を粘り強く闘い続けていくことを誓い合った。





米軍イージス艦カーティス・ウィルバー八戸港入港に対して県に入港許可を出さないよう申し入れ
 米軍横須賀第7艦隊に所属するイージス駆逐艦のカーティス・ウィルバーが突然、1月25日に八戸港への入港を、することに対して、社民党県連合(渡辺英彦代表)、青森県平和推進労働組合会議(川村数彦議長)、原水禁青森県民会議(今村修代表)の三者は、24日、県に対して、イージス艦カーティス・ウィルバーの入港を許可したことに対して、三村申吾青森県知事に申し入れを行った。
 申し入れ内容は、
@日米地位協定には入港許可の義務規定はないにもかかわらず、港湾管理権を行使して米国海軍の核搭載疑惑艦入港を認めた理由を県民に明らかにすること。
A米海軍第7艦隊所属のイージス駆逐艦ウィルバー号入港は「通常入港」なのかどうか県民に明らかにすること。
B核保有国の艦船の寄港に当たっては、国是である非核三原則にもとづき「非核証明書」の提出を求めること。
C商業やレジャー港としての機能を発展させるためにも軍艦船の入港を拒否すること。の4点を申し入れた。
 これに対して、応対した県の若宮兼一郎行政改革・危機管理監は、非核証明書の発行を求めるべき」との問いに対しては、「国から何も連絡がないので、核兵器はないものと思う」と述べるにとどまった。このウィルバー号は、昨年ミサイル防衛システムの基幹である海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載する改修作業が完了していると報道されており、この艦の入港は、つがる市に配備された米軍の早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」とイージス艦が、相互補完してミサイルを追尾し、情報収集できるとされているように、つがる市の:米軍のXバンドレーダーとMD計画の中心にある同艦は一体である。
 このような危険な艦船が青森県に入港することは、県民を不安に陥れるもので断固抗議するものである。




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