在沖海兵隊実弾砲撃演習の東富士移転反対
静岡県平和・国民運動センターが、抗議のデモ行進
静岡県平和・国民運動センターなどは9月14日、静岡県御殿場市の桜公園で、「在沖縄米海兵隊県道104号線越え実弾砲撃演習東富士移転に抗議する県民集会」を開き、約200人が参加しました。
在日海兵隊は、9月16日から29日の間、陸上自衛隊東富士演習場で155ミリ榴弾砲の砲撃演習を行います。この演習のために、海兵隊員380人・車両90両・榴弾砲12門が、沖縄から東富士にやってきました。東富士演習場では1998年2月に1回目の移転演習が行われ、今回で8回目になります。
約30分の集会を行った後、参加者は「実弾砲撃演習反対」「米軍再編反対」の声を上げながら、演習場に向けてデモ行進をしました。
鈴井孝雄さん(県センター議長)
軍事演習は、人を殺すための訓練。許すことは出来ない。また9月20日に発足する安倍政権は、憲法改悪をめざしている。
平和憲法があったから自衛隊が戦争することはなく、自衛官の命を守ってきた。私たちの運動は、先駆的なもの。
日米同盟の強化と改憲を許さずに、がんばろう。
福山真劫(平和フォーラム事務局長)
政府は米軍再編関連法案を、次の通常国会に提出しようとしている。この秋には、再編に反対している自治体への脅しが行われるだろう。
安倍政権は改憲の動きが進む。しかし私たちの運動はそれを許さない。そこで政府は、現行憲法下での集団的自衛権行使の容認など、解釈改憲を進めるだろう。
イラクでは多くの米兵・米国の青年が戦死している。自国の青年の犠牲を少なくするために、自衛隊員を「盾」にするのが、米国の狙い。絶対に許してはいけない。
●社会民主党静岡県連合代表の桜井規順さん(元衆議院議員)
●沖縄県から連帯のあいさつ。
「沖縄にいらないものは、日本のどこにもいらない。米軍は米国へ帰るべき。」
●デモ行進に出発
●左の柵が海兵隊の使用している施設。正面は富士山
●海兵隊施設におかれた155ミリ榴弾砲