神奈川県横須賀市で原子力空母母港化反対集会
10月2日、「原子力空母横須賀母港化を許さない全国集会」が、横須賀港横のヴェルニー公園で開催され、3800人が参加した。主催は「原子力空母横須賀母港化を許さない全国連絡会」。全国連絡会は本年五月、平和フォーラムや神奈川平和運動センター、原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会などの呼びかけで結成された。
集会は、全国連絡会共同代表で神奈川平和運動センター代表の宇野峰雪さんのあいさつで始まった。宇野さんは「当初『三年だけ』と言われた1973年の空母ミッドウェーの母港化から30年になる。いま原子力空母の母港化を認めたら、今後50年、100年と母港が続かない保障はない」と訴えた。
また空母の横須賀母港問題を考える市民の会共同代表の呉東正彦さんは「もし大事故が起きたら、死の灰が首都圏に広がり、国の中枢機能は壊滅する」と危険性を主張した。
続いて、社民党幹事長・参議院議員の又市征治さん、民主党衆議院議員の稲見哲男さんが、連帯のあいさつを行った。
参加者は、原子力航空母艦の横須賀母港化に反対する、日米両政府への申し入れ書を拍手で採択。団結ガンバローで集会を終了し、横須賀基地に向けたデモ行進にうつった。
呉東正彦さん(空母の横須賀母港問題を考える市民の会共同代表)
米軍横須賀基地前で、母港化反対のシュプレヒコール
|