2010年、トップランク、沖縄コーナー、集会等の報告
2010年05月28日
許すな!普天間問題の日米合意 とめるぞ!辺野古新基地建設 緊急集会
5月28日、日米両政府は、米海兵隊普天間基地(宜野湾市)の移設先として、名護市のキャンプ・シュワブの「辺野古崎地区及びこれに隣接する水域」とする共同発表を行いました。夜には、鳩山政権は、署名を拒否する福島みずほ社民党党首を閣僚罷免した上で、「辺野古」を明記した対処方針を決定しました。昨年の総選挙を前にして「できれば国外、最低でも県外」と主張するなかで誕生した鳩山首相と政権の責任が問われるなか、沖縄では那覇市の県庁前ひろば、名護市の市役所前ひろばで抗議集会が開かれるとともに、東京でもフォーラム平和・人権・環境と沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが共催し、WORLD PEACE NOWと「沖縄に基地はいらない」全国同時アクションの協賛のもと、全電通労働会館ホールに600人が参加して、「許すな!普天間問題の日米合意 とめるぞ!辺野古新基地建設 5・28緊急集会」が開催されました。
集会は、藤本泰成平和フォーラム事務局長の主催者あいさつにつづいて、沖縄等米軍基地問題議員懇談会会長の川内博史衆議院議員(民主党)が国会情勢報告。前日、181人の与党議員連名で「普天間飛行場について、将来の国外・県外移設を実現する連立与党・政府の基本方針を策定することを求めます」との5・27普天間緊急声明を鳩山首相に提出したことを報告するとともに、「(外務・防衛の)担当閣僚は最初から国外移設を検討しなかった」と批判した上で、「鳩山さん以外では大きな問題にできなかった。これを新たなスタートにしたい」としました。また、服部良一衆議院議員(社民党)も国会報告とともに沖縄県民の声をもとにとりくみをすすめる決意を表明。この他、参加した斎藤勁、近藤昭一各衆議院議員の紹介とあいさつが行われました。
この後、1月、4月と二度にわたって普天間基地問題の識者声明で尽力した和田春樹東京大学名誉教授、5・15平和行進と5・16普天間基地包囲成功のために活躍した沖縄平和運動センターの平良誠さんの報告と発言、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの外間三枝子さん、「沖縄に基地はいらない」全国同時アクションの野平晋作さん、WORLD PEACE NOWの土井登美江さん、横須賀の空母や厚木の艦載機訓練基地をかかえる全国第2の基地県である神奈川の平和運動センターの小原慎一事務局長からのアピールが行われ、最後に東京平和運動センターの関久事務局長の音頭で団結がんばろうを行い集会を終了しました。
→詳報・5.28緊急集会に600人が参加、新基地建設絶対に許さずの声を上げる
→5・27普天間緊急声明
→普天間基地移設計画についての緊急声明(2010年1月18日)
→同緊急声明の琉球新報記事(2010年1月19日 賛同者名記載)
→米海兵隊は撤収を – 普天間基地問題についての第二の声明(2010年4月23日)
→同インターネット署名
→<仮訳>共同発表 日米安全保障協議委員会
→2010(H22)年5月28日に日米安全保障協議委員会において承認された事項に関する当面の政府の取組について