日弁連市民集会「市民集会取調べの可視化の導入を!~足利事件再審無罪判決・リクルート事件から考える」

取調べの可視化を含む刑事訴訟法改正案は、すでに参議院で二度も可決されており、また、マニフェストに可視化実現を掲げた民主党は衆議院総選挙も勝利し、2009年9月に鳩山新政権が誕生。法務大臣に就任した千葉景子参議院議員は、9月16日の大臣就任記者会見において、取調べの可視化を実現することを明言しました。足利事件などのえん罪事件の発覚によって、取調べの可視化の必要性が改めて注目され、通常国会開会直後の1月28日には「取調べの全面可視化を実現する議員連盟」(会長・川内博史衆院国土交通委員長)も設立されました。しかし、その後の法務省の動きは鈍く、通常国会に提出される展望はまったく開かれていていません。 足利事件で3月26日に再審無罪判決が出され、改めて取調べのあり方が問われるなか、日本弁護士連合会は4月6日、「足利事件」の菅家利和さんと同弁護団とともに、かつて自白の任意性等が争われ合計322回にのぼる公判の大半がそのために費やされた「リクルート事件」の被告だった江副浩正さんを迎えて、改めて取調べの可視化の必要性について考え、実現を訴える集会「市民集会取調べの可視化の導入を!~足利事件再審無罪判決・リクルート事件から考える」を東京/弁護士会館クレオに約250名の参加者を得て開催しました。
集会は、最初に就任早々の宇都宮健児日弁連会長が開会あいさつ。第1部「足利事件とリクルート事件」では、「足利事件判決を受けて」と題して菅家利和さんのスピーチと足利事件弁護団の泉澤章弁護士の報告、「私が受けた取調べ、そしてあるべき制度~リクルート事件~」と題して江副浩正さんと元リクルート事件弁護人の小野正典・日弁連取調べの可視化実現本部副本部長の報告。第2部パネルディスカノション「これからの取調べ」では、江副さんに加えて、青木孝之駿河台大学法科大学院教授、足利事件弁護団の佐藤博史弁護士をパネリスト、日弁連取調べの可視化実現本部副本部長の前田裕司弁護士をコーディネーターに討議しました。
なお、集会には民主党の松岡徹参議院議員、辻惠、石関貴史両衆議院議員も参加、国会報告しました。
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